「覚えたフレーズを当てはめると、そこだけカッコ良くなってしまうのですが…」 | ジャズベーシスト 池田 聡 のブログ

ジャズベーシスト 池田 聡 のブログ

演奏活動やレッスンについてつらつらと書いていきます。

「覚えたフレーズを当てはめると、そこだけカッコ良くなってしまうのですが…」

「覚えたフレーズを当てはめると、そこだけカッコ良くなってしまうのですが…」

覚えたフレーズを当てはめてみると、
前後の流れを考えるとバランスが悪く、
それを気にする人がいます。
練習の過程としてはやむを得ません。
確実に上達している証拠でもあるので、
引き続き練習しましょう。

以前のブログ「部分練習 」や
1項目について2種類以上の内容を練習しましょう
でも説明した通り、
フレーズを同じ曲の違う箇所や、別の曲に当て込んでみる、
というのが王道の練習方法です。

初心者がこの練習に取り組むと、
当てはめたフレーズだけ突出して"カッコ良く"なってしまいます。

前後のフレーズと比べるとバランスが悪くなること、
自分のフレーズの稚拙さが目立ってしまうこと、
何よりも学んだことを弾いているという"
余所行き"な感じ、
これらを嫌がる人が少なくありません。

字を書いていて、
自分の名前の漢字だけ突出してバランスが良かったりする、
あの感じですね。

私は「池田」なので、
例えば「明神池」とか「貯水池」と書くと
「池」だけ目立ってしまいます(^▽^;)

フレーズの
部分練習
前後を含めたトータルのクオリティを気にする人の考えるポイントを
再度まとめると、
○バランスの悪さ、自分のフレーズの稚拙さ
○練習するフレーズの"
余所行き"感
だと思われます。

「バランスの悪さ、自分のフレーズの稚拙さ」については
学ぶフレーズが増えていくことにより解消されます。

「練習するフレーズの"余所行き"感」については
そのフレーズを繰り返し弾くことにより解消されます。

練習の途中としてはやむを得ないことなので、
引き続き練習をしていきましょう。

部分練習 によるトータルの違和感を覚える人は
音楽の流れをしっかりと捉えられている、と言えます。
その感覚は大事にして頂きたいと思います。

こちらもご参照下さい。

部分練習
1項目について2種類以上の内容を練習しましょう
1項目について2種類以上の内容を練習しましょう(ピアノ編)
1項目について2種類以上の内容を練習しましょう(ピアノ編補足)

↓ぜひ応援よろしくお願いします↓
にほんブログ村 音楽ブログ ジャズへ