こんにちは。卒業生Tです。

 

前回は新研修医向けの記事をまとめたのですが、今回は血液内科をローテートする新専修医/後期研修医向けの記事を集めてみました。

 

R-CHOP中にニューモシスチス肺炎予防は必要か

上級医の好みによるとは思うのですが、「そこまで必要ではないのではないか」という話です。

ちなみにコクランレビュー(DOI:10.1002/14651858.CD005590.pub3)ではALL骨髄移植に関してはPCP予防が必要、AMLに関しては不明、となっています(私はAMLでは入れてないです)。周囲を見ると、R-Benda療法やATLのときには予防内服を入れている先生が多いようです(ATLは入れたほうが良いという論文も出ています)。本文中にも書いてますが、この辺は2017年末に出たFNガイドラインも参考にしてみると良いかもしれません。

 

抗HTLV-1抗体が陽性であったときの対応の実際

研修医のときは大変ドキドキした記憶があります。実は今でも少しドキドキします。

 

どうして悪性リンパ腫では可溶性IL2受容体が上昇するのか

検索によるアクセスがとても多い記事です。軽度の上昇はみんな悩むところで、コンサルトが多いテーマでもあります。炎症などでも上がりますしね。

 

結核と化学療法

知ってるかどうかでだいぶん対応が変わります。ガイドラインの存在を知ってるかどうかの一発問題ですね。

 

鉄剤が効かない鉄欠乏性貧血?

知っているけど気づかない、意外な盲点とは・・・?これも当ブログの人気記事です。他科の先生にもオススメ。

 

空気のサンドイッチ?

おそらくやることになるであろう、あの皮下注の話です。以前twitterでこの記事をほめてくださった方がいて、ちょっと嬉しかった記憶があります。

 

リメンバーHBV

肝臓内科医や感染症内科医が定期チェックして、抜けがないようにしている病院もあるのですが、意外と忘れがちな検査です。医師国家試験にも出てくるこの内容、実臨床できちんとできていますか?

 

抗がん剤治療中は生ものを食べてはいけないのか

先生や看護師さん、病棟によっては厳しく制限するところも多いようなんですけど、今出ている論文上はこうなんだよ、て記事です。

 

化学療法と予防接種

寒い時期になると絶対患者さんに聞かれます。

 

実体重か補正体重か

体重が重い患者さんの抗がん剤を計算していて、悩むことってありませんか?世の流れは実体重計算が主流になってきているようですが、実体重計算であまりにも薬の量が多いと、なんか恐ろしいような気持ちになったりします。別の病院の若手の先生に聞いたら、特に悩んだことないなー、て言われたので、その辺の感覚は個人差および施設差があるかもしれません。ごにょごにょ。

 

以上です。今後も若手の先生方に役立つ記事を書いていけたらと思いますので、よろしくお願いします。

 

写真は、この前実家に帰ったときに庭に咲いていた花その2です。

こんにちは。卒業生Tです。

 

4月も第2週になり、初期研修医の先生方が少しだけ病棟の雰囲気をつかみ始めた頃だと思います。

今回は、今まで書いてきた記事の中で、研修医の先生が知っていたら役に立つかも!?という記事を集めてみました。

 

上部消化管出血の輸血目安はいくつなのか

研修医になってドキドキするのが輸血のオーダー。自分の独断でオーダーしても良いものか、どのくらいオーダーすべきなのか、悩むものです(あと、いきなり●単位と言われて戸惑うのも研修医あるあるです)。聞くのは恥ずかしいことではないので、上級医に確認ながらオーダーしてくださいね!

 

血小板はいくつあったらいいの!?

血小板はいくつあったらいいの!?その2

私は血液内科がいない病院で初期研修医をスタートしたので、軽度の血小板低下にもすごくびびってました。今では血小板2万あれば割と心安らかです。

 

骨髄液は早く抜くのとゆっくり抜くのとどちらがいいのか?

初めて骨髄穿刺をするとき、とってもドキドキすると思います。本を読んでもよくわかりませんしね。上級医の先生に相談して、よくイメージトレーニングして挑みましょう。

 

カテの消毒のお話

消毒薬もいろいろあるんです。

 

輸血前投薬は本当に必要か?

上級医の好みもあるとは思いますが・・・

 

腎機能に自信がないときの造影CT

うちの人気記事です。MRIは腎機能に自信がなかったら造影しちゃだめ!絶対!

 

キノロン系を乱用してはいけない訳

研修医になるとびっくりするのがキノロン系の使い勝手の良さだと思うのですが・・・「使い勝手に負けて頻繁に使うとかっこ悪い」という話です。乱用だめ!絶対!

 

腰椎穿刺の話

ドキドキする手技トップ3に入る腰椎穿刺のお話です。私は研修医のとき、本当にこの処置が苦手で、今でもこの処置が入ると前日から緊張します。「交代要員を確保しておくこと」が何よりの精神安定剤です。

 

聴診器、消毒してますか?

結論:消毒しなさいね。というだけなのですが、大事な話です。私はいつも病棟においてあるスプレーボトルで消毒してます。

 

4月はまだまだ慣れないことばかりですが、皆さん頑張っていきましょうね。次回は専修医/後期研修医向けの記事を集めてご紹介したいと思いますので、よろしくお願いします。

 

写真はこの前実家に帰ったときに庭に咲いていた花です。

 

当科について

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ごあいさつ


飯塚病院血液内科のブログをご覧いただき、ありがとうございます。このブログでは、当科の活動や血液内科に関する情報をご紹介し、「血液内科」をより身近に感じるきっかけとしてお役に立つことができればと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。

 

飯塚病院血液内科


飯塚病院血液内科は日本血液学会認定研修施設であり、人口約43万人を有する筑豊地域で唯一の血液専門科です。

 

当科の特色としては、幅広く偏りの少ない疾患分布と患者層を有すること、検査部門が整っているため迅速かつ必要十分な検査が随時可能なこと、救命救急センターを有する総合病院内にあるため、病状の変化が著しい血液疾患の外来治療に適した診療体制を有することがあげられます。

 

筑豊地域の基幹病院として血液疾患の患者さんに適切な標準治療を提供し、また、より良い治療法を開発する臨床試験に参加するため、日々努力しています。

 

当院全景

診療


現在当科は、スタッフ医 5名(うち日本血液学会認定専門医・指導医 3名、造血細胞移植学会認定医 2名、がん薬物療法専門医 1名)で診療にあたっています。対象疾患は血液疾患全般ですが、特に「がん診療連携拠点病院」として、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などの造血器悪性腫瘍の診療に力を入れています。

 

ハイケア棟3階には7床からなる無菌病棟があり、急性白血病や骨髄異形成症候群などへの強力化学療法、さらに悪性リンパ腫・多発性骨髄腫に対する自家末梢血幹細胞移植の安全な施行に威力を発揮しています。また、悪性リンパ腫や多発性骨髄腫の化学療法は、外来治療が主流になっています。最初の1~2コースを入院で行い安全を確認した後、自宅で過ごしていただきながら、通院治療を継続します。

 

当科の診療については、こちらの記事もご覧ください。

 

 
ハイケア棟3階病棟   無菌治療部
 
無菌室   外来化学療法室

教育


当院は平成元年に臨床研修病院の指定を受けて以来、臨床教育に関する経験を蓄積してきました。当院の研修プログラムは、プライマリ・ケアの研修から始まり、スペシャリティ研修の導入までを目指したもので、医学生が臨床研修を受けたいと希望する病院として、全国トップクラスに位置しています。

 

2018年度より新専門医制度がスタートしました。これを受け、当科は研修プログラムに属する初期・後期研修医、血液内科ローテートを希望する内科・総合診療系専攻医、そして血液専門医を志す若手医師、それぞれのニーズに応じた教育体制の構築に力を入れています。

 

当科の教育については、こちらの記事もご覧ください。

 

研究


臨床医として、目の前の患者さんに適切な医療を提供することはもちろん重要なことですが、それらの中から得られたヒントやアイデアを基に、基礎・臨床研究につなげ、論文・学会発表を行うことも、臨床医としての大切な使命と考えています。

 

当科の豊富な症例数を活かし、九州大学・九州がんセンター・久留米大学などの研究機関と連携して、筑豊から世界に向けて新たなエビデンスの発信を目指し、研究活動に積極的に取り組んでいます。

 

当科の研究については、こちらの記事もご覧ください。