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~第12話~
信永は身を少し前に乗り出し、「早速だけど、話を聞かせてくれるかな。力になるから」と言った。
いつになく優しい口調だった。
蘭は小さく頷いた。
「んで、一体誰を探して欲しいの?」信永は落ち着いた口調で言った。
蘭は少し間を置いて「彼です…」と言った。
「彼氏?林さんの?」
「はい」蘭の声は小さかった。
下心が見え見えだった信永の表情が少し曇った。
そして、上唇を噛むのを止めた。
「家出でもしたの?警察に相談したらよかったのに」信永が言った。
途端によそよそしい態度になっていく信永。
あからさま過ぎたので、俺は一度咳払いをした。
そして「警察に行ける位ならお前に頼んでねーだろ」と言ってやった。
信永は我に返った様子で「何処に居るか見当はつくかな?」と言った。
蘭は黙ったままだった。
「大体見当はついてるんだね」信永が言った。
すると蘭は何かを懇願するような目で信永を見上げた。
信永はその目を見てまた上唇を噛んだ。
俺も素直に可愛いと思ってしまった。
「じゃあ…まずはさ、黙っていても始まらないから、詳しく状況を説明してもらえるかな」信永が言った。
すると蘭は手元のバッグから写真を一枚取り出し、テーブルの上に置いた。
その写真を見て、信永は少しの間考え込んだ。
「何か、見たことあるな…」
そして、何かを思い出したかのように「あ!」と言った。
井口達也
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登場人物
井口達也(いぐちたつや:信永から仕事を貰っている暇人)
上布田信永(かみふだしんえい:通称:シン。何でも屋の若社長)
諸星謙太(もろぼしけんた:通称:ビーケン。スクラップ工場の息子)
林蘭(はやしらん:依頼主)
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