初めての方プロローグからどうぞ



「金なんてねーよ」
そう言うと同時に俺はキレていた。


ゆうすけに飛び掛っていた。


顔面を思い切り殴ったのはこの時が初めてだった。


身体が自然と動いた。


間髪置かずに空手で習った前蹴りを思い切り腹に叩き込んだ。

うずくまるゆうすけを思い切り蹴り上げた。



もう一発蹴り上げようとした時に

後ろから羽交い絞めにされた。


囲んでたやつらが一斉に飛び掛ってきた。


押し潰され、

倒されたところを何度も何度も踏み潰された。


もうダメだと思った時に一人のやつが叫んだ。



第5話ワン公(4) へつづく