心理カウンセラー・公認心理師の
栗林あや（いがぐりこ）です。
子供時代に
家族の中で担っていた
「しっかり者」や「おりこうさん」の役割が、
大人になっても
無意識のうちに続いていることに
気づいたことはありませんか？
子供の頃の
家族内での経験は、
私たちが
「社会でどう振る舞うか」に
大きな影響を与えます。
たとえば、
長男や長女として
「しっかり者」や「お手本」
であることが求められた人は、
職場や友人の中でも、
無自覚に
「リーダーシップをとらなくちゃ！」
と感じることが多いですね。
この現象は
だれにでも起こりえることですが、
特に「長男、長女、一人っ子」には顕著です。
長男や長女は、
小さい頃から
「お兄さん」「お姉さん」としての
役割を果たすことが期待されがちです。
（もちろん全ての人がそうとは限りません。あくまで傾向としてです。）
それが大人になっても続き、
自然とリーダーシップを求められる
場面が多くなります。
しかし、
常にその期待に
応えなければならないと感じると、
心の負担が
大きくなることもありますよね。
他にも
一人っ子の場合、
「親の期待に応えなければ」
というプレッシャーを感じがちです。
その結果、
自分の感情や希望を
後回しにしてしまうこともあるでしょう。
（こちらも、あくまで傾向としてです。
各々の家庭環境によってさまざまです。）
それが大人になっても続き、
つい、自分の意見を言えなかったり、
周りの人の顔色を
窺ってしまうことがあります。
これらの無意識の役割は、
大人になった今、
自分自身だけでなく
他人との関係にも影響を及ぼします。
そして自分自身も、
子供の頃から慣れ親しんでいる
その役割を演じることが
「息苦しいけれど、安心で安全」
なのです。
子供の頃の役割を演じて、
それで満足なら、それでOKです。
でも、もし今、息苦しく感じているなら。
大切なのは、
これらの役割にとらわれ過ぎずに、
自分らしく生きることです。
たとえば、
家族の中で
「しっかり者」とされた人も、
時には「誰かを頼りたい
」と
感じることもあるでしょう。
そのような感情を
素直に表現できる
環境を作っておくこと が、
楽に安心して毎日を送るコツです。
それから、
自分の個性や
意見を大切にすることも大事です。
子どもの頃に
なかなかできなかった
「自分の感情や願望を、正直に表現すること」を
大人になった今からでも
学んで取り戻していいのです。
そうすると、
「子供の頃の家族内での役割」を
そのまま「社会での役割」に
置き換えてしまう現象から、
少しずつ
離れていくことができます。
より、バランスの取れた人間関係を
築きやすくなりますよ。
来週、5月6日（月）ゴールデンウィークの最終日。
これらの
「家族の役割を抜け出す」
というテーマを掘り下げた
セミナーを開催します。
セミナーでは、
何かと自分自身を抑えて
誰かの期待に応えようとしてしまいがちな、
「長男・長女・一人っ子」の方のお悩みに特化して
悩みの紐解き方をお伝えします。
家庭での役割が
大人の人間関係にどう影響するか、
その理解を深めるとともに、
その影響から自由になるための
具体的な方法をお伝えします。
このセミナーは、
自分自身や家族のことを
もっと深く理解したい方、
人間関係での悩みを解消したい方に
特にお勧めです。
「長男・長女・一人っ子」と銘打っていますが、
それ以外の方でもご参加いただけます。
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自分自身が自由に生きられる方法と
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