「ダブルファンタジー」村山由佳 | “If you want to be happy, be.”

“If you want to be happy, be.”

ハッピーになりたきゃなればいい。そんなかんじ。

いままでの村山作品のファンの人は
否定するんだろうなぁ

私は
内容はどうあれ村山さんらしい出来上がりだと思う

夫とのやりとり
とびだすのはいいけど
都合の良い結果なのが物足りない
お金が自由なところが納得いかない(笑)
全部夫に管理されていてもおかしくないはず。

で、いいマンション借りちゃって
夫を部屋に入れるのとか
数々の男を自宅に招く
その迂闊さが無責任で
いいかえれば自由なのかも

志澤への被害者意識とか嫌悪マックス。
岩井は少し本気になりすぎたな
坊主とのは笑った
「入れていいですかぁ」
このセリフを言われると
(ダメっつったら入れないのかよ。あ?何しに来てんだ?)
って
私はいつも思います(笑)
大林とも続かないだろうなー

後半
杏子が出てこないのが残念
それこそセックスばっかりで
伯父さんが死んだことも大林につなげるためだけ
みたいな出来事

総じておもしろかった
という気分なんだけど
もっと作家としての展開が見たかったかな
それこそ志澤が頭下げるまで?