涼ヶ岡八幡神社(福島県相馬市) | ゴシュインデイズ

涼ヶ岡八幡神社(福島県相馬市)

涼ヶ岡八幡神社(すずみがおかはちまんじんじゃ)。



ゴシュイン☆デイズ -まったり御朱印あつめの日々-


福島県相馬市に鎮座。

御祭神は誉田別命(ほんだわけのみこと)、帯中彦命(たらしなかつひこのみこと)、息長足姫命(おきながたらしひめのみこと)。

社格は明治六年に旧郷社に列格。


社伝によると、建武二年(1335年)に後醍醐天皇により陸奥守に任じられた北畠顕家卿(霊山神社 の御祭神)の武将であり白河城主の白川道忠が武運長久を祈願し八幡宮を創建したのがはじまり。

造営の際に良い場所が無いかと探していたところ、「若宮八幡」という古い祠があり、非常に素晴らしい場所であったため、八幡宮を造営し、元からあった若宮八幡を摂社としたという。


その後、相馬の地の領主が相馬氏に代わり、当時は祭典や修繕はすべて藩費でまかなわれていたそうだ。


現在の社殿は、元禄七年(1694年)に相馬家二十一代当主・昌胤公が造営したもの。

総欅材を用い、壮美な意匠から『相馬日光』と称されたという。




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    【 鳥居 】

入口にあるのは大きな朱色の鳥居。

これは鳥居の周りに柱があるから、両部鳥居というやつかな?


それにしてもすごい日差し。

どの角度から撮っても逆光で真っ黒だよ!

まさに闇夜の松崎しげる状態っ……!

これはかなわんっ……!と、正面から撮るのは諦めた。



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    【 池にかかる神路橋 】

というわけで、ある程度進んでから振り返って撮ってみました。


……なんてこった!

今度は光が強すぎて色が飛んでやがるっ!!

光があたって真っ白っ……!!

まさに大雪原の鈴木その子状態っ……!

使ってませんっ……!ファンデーションはっ……!使ってませーんっ……!(ざわ…ざわ・・・)



ちなみにこの池のほとりは一面桜の木が植えられているらしく、春には結構な見どころになるらしい。

春に来てみたいけど、桜の綺麗な神社って行きたいところが山のようにあるからどこに行こうか迷っちゃうんだよねえ。


で、神路橋を渡りきってしばらく直進。歩きます。



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    【 随身門 】

元禄八年(1695年)に、藩主・相馬昌胤公の命により造営された随神門。

市の有形文化財に指定されている。

ちなみに随神門の前に橋が見えるけども、この神社はちょっと変わっていて、四方を堀が囲んでいる。

徒歩で参拝するなら、この橋を渡るしか境内に入る方法は無いという道。

もっとも、自動車の御祈祷の時は入る場所があるんだろうけど。


で、門をくぐって境内へ。



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     【 御神木の夫婦スギ 】

樹齢800年という夫婦スギ。

かつては随身門の北に2本のスギの大木が並んでいたが、平成十六年に1本が倒壊してしまったとのこと。

1本でも迫力があるのに、2本も並ばれた日にゃあどれだけ素晴らしかったことか。

見ておきたかったなあ。



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     【 手水舎 】

この手水舎にはびっくり。

だって、屋根以外の全部が石づくりですよ!

いろんな神社によくある、「手水のつかいかた」のイラストも石を彫ったものが掲示されている。

なんちゅうテクノロジー。



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     【 立ち並ぶ石灯籠 】

拝殿までの参道の両脇にはずらっと石灯籠が並んでいる。

かなりの数。

というか、手水舎といい、この神社は全体的に石っぽいイメージが目立つなあ。

八幡神社らしい武骨さというか強さのイメージなんでしょうか。

案外氏子総代の人が石屋だとかそういうのだったりするかもしれま以下略



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     【 拝殿前の左右の狛犬 】

なんだか目がぎょろっとしていて目ヂカラが強い狛犬様。

そんなに見つめないで……




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     【 拝殿 】

こちらの拝殿は冒頭でもお伝えしたとおり、藩主・相馬昌胤公により元禄七年に造営されたもの。

県の重要文化財に指定されている。

拝殿入口はガラス戸になっていて新しいものなんだけど、ガラスに映る風景もまた風情があって面白かった。

というか、画像を見ていただいて分かるように、随身門をくぐってからは先ほどまでの強い日差しは完全にシャットアウト。

高い木々に囲まれていて、外界とはまさに別世界。



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なんだか色づかいもすごくきれい。

金色と赤というのが鮮やかでつい撮っちゃった一枚。

こういった部分も神社ごとに違いがあって面白い。



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    【 本殿 】


ちなみにこの本殿の写真を撮った場所の近くに、2本のカヤの木の幹が途中から繋がって1本の木になっている、縁結びのカヤという木があったんだけど、上手く画像が取れなくて断念。

縁結びのカヤの木の下にもお賽銭箱があったので、とりあえずお参り。

縁結びだけは入念にお願いするおいらです(´・ω・`)


さて、画像は撮ってなかったけどもこの地に最初からあったという若宮八幡をはじめ、摂社・末社にもお参りして社務所へ。

こちらの神社は福島県神社庁の相馬支部のようで、看板がかけられていた。



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で、いただいた御朱印がこちら。

スキャンに失敗して画像がちょっと斜めですけども。

丁寧できれいな書体。ありがたいことです。



ちなみに、涼ヶ岡(すずみがおか)ってすごく風流な名前だな、と思ったら地名が涼ヶ岡になってるのね。

神社が先か、地名が先かは聞くのをうっかり忘れたんですが。

ちなみに私が旅行の際に絶対服従を誓っているカーナビ様は「涼ヶ岡八幡神社」ではノーヒットで、「八幡神社」で検索してから住所をチェックして選択。

神社庁に登録してる名前でカーナビ様も登録しておいて欲しいもんです。まったく。

あと、神社の入口の正反対を目的地にするのは止めて下さいカーナビ様。ホントに。


この涼ヶ岡八幡神社は先日ご紹介した相馬神社相馬中村神 社から車で5~10分の場所にあるので、相馬方面にお出かけの際は、相馬家つながりで参拝してみてはいかがでしょうか。



■涼ヶ岡八幡神社への地図




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