不況になると口紅が売れる

~遊びゴコロで、世界を救おう!~

経験デザインのアプローチで、新製品・新生活・新社会を妄想するブログです。

存在しない商品・サービス・イベント・制度等々をでっちあげますが、空想・妄想系の企画ですので、笑い飛ばしてください。
なお詰将棋についても時々、なにやら書いております。


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介護職の不足は、深刻さを増してきている。

いまやフィリピンなどの外国人労働力を動員しつつあるが、それでもまだまだ足りないという声を聞く。

筆者が勤務する大学のキャリア開発センターでは、3月になるとほぼ毎日、介護系企業の人事の方が訪ねてくる。

 

そこで、だ。

本質的な解決策にはならないだろうが、あのケアワークウエアのデザインを刷新するという手はないものか、と思う。

いまのウエアは、機能性には優れているのだろうけど、やはりどうみてもカッコ悪いんじゃなかろうか。特にパンツ。

「これを着たい」「あの仕事をしている人はすごい」「専門家である」と思わせるようなデザインに変えられないものかと…。

 

もちろん仕事柄、ちゃらちゃらしたデザインはまずかろうが、見栄えだけでなく、社会的意義や誇りを感じられるウエアに変えていく余地は十分ありそうだ。

 

航空会社のCAだって、やってる作業は飲食店のホールスタッフとさほど変わらない。

だから本当は作務衣や、ジャージの方が動くためには機能的なはずである。

しかしCAの仕事に憧れる要因のひとつは、やはりあのユニフォームにある。

あのユニフォームでサービスされるからこその有難み、というものもある。

 

介護とファッション、というと、患者ばかりに目が向けられがちだが、介護士側のモチベーションを高めるファッション改革は不可欠であろう。

 

もっとも、厚労省が国策として推進したりすると、失敗しそうだが(笑)。

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中学・高校で使ったノートを、卒業時になかなか捨てられない、という人もいると思う。

 

ノートにはそれなりの思い出やエネルギーが注ぎ込まれているからであり、卒業したら何の役に立たないと知ってはいても、あっさり捨てる気にならない気持ちもわからないでもない。

しかしこうしたノートなぞは、引っ越しやら大掃除やらでまとめて捨てられるのがオチである。

 

そこで、3年間勉強したノートを全てお預かりし、スキャンして抜粋、編集する。

本人が描いたいたずら書き、イラストなどは優先して掲載する。

一部教科書や学校・先生の写真も織り交ぜて、一冊のオリジナル本として製本してあげる。

この一冊があれば、3年間の学習履歴がわかる、という本である。

 

学校は「卒業アルバム」をつくるが、それは「目に見える部分の成長」を映した写真集に過ぎない。

そうではなく、「目に見えない部分の成長記録」があってもいい。

まあ、将来役には立たないと思うが、相当のよき思い出になるはずだ。

 

同窓会のサプライズみやげとしての需要も、あるかも?

 

 

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子供にとって否が応でも行きたくないのは歯医者である。

 

しかし小学生のころ、近所の歯医者に嬉々として通っていた思い出がある。

薄汚れた建物に老婆の女医がひとり、という歯科。

何をされるかわからない器材の数々と、そしてあの独特の匂い!!

その怪奇じみた雰囲気たるや、相当なインパクトであった。

そんなところに子供が一人で行きたがったのはほかでもない。

待合室に楳図かずおの漫画本が何冊も置いてあったからだ。

「赤ん坊少女」「猫目小僧」「へび女」「笑い仮面」…。今考えてもワクワクするぜ。

もっともやたら空いていたので、1回に読める分量が少なくて残念だったが(笑)。

 

子供のころ、病院の待合室に置いてあった本が、意外な出会いにつながったという人もいるかも知れない。

「ノンタン」とか「かいけつゾロリ」なんかは、病院で読んだのが最初だったという読者も多いはずだ。

 

そもそも、ゴルフの本ばかり置いてある街医者など、絶対に信用できない。

漫画にしても「ナニワ金融道」とか、医師の偏狭な趣味を押し付けるような本を置くのはどうかと思う。(「ナニワ金融道」のファンの方、ごめんよ!)

 

不安や苦痛を緩和するために、患者さんに待ち時間をどう過ごしてもらいたいと感じているのか、それを示すのが待合室のライブラリではないか。

なぜなら患者にとって、診察時間よりも待っている時間の方が圧倒的に長いのだ。

そこへの配慮が圧倒的に足りていない、と感じるのは私だけだろうか。

 

出版社がコンソーシアムをつくり、「小児科の待合室においてほしい本・ベスト100」などをまとめて提案したらよいと思う。

あとは眼科も。普通の本じゃなくて、目に優しい本とか…。

心ある医師であれば、受け入れてくれるんじゃないかな。

 

 

 

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昨年はオリンピックもあり、アスリートへのインタビューがテレビをはじめとするマスコミを賑わした。

その際、必ずといってよいほどインタビュアーが訊ねていたのは「どんな気持ちで試合に臨みましたか?」である。

ホント、バカなんじゃないかと思う。

 

「どんな気持ち」ったって、「絶対勝つぞ」とか「落ち着いていこう」とか、そんな気持ちぐらいだろうし、そもそもそれを訊ねて何を知りたいのか、さっぱりわからない。

要するにこれは、何でもいいから喋ってくれ、というインタビューにすぎない。

多少でいいから、選手や試合の固有に事情に踏み込んだインタビューができないものか、と思う。

インタビュアーの勉強不足、経験不足という問題だけではない。

こうしたインタビュー自体が選手や視聴者を舐めている、と感じるのだ。

 

テレビ離れの理由のひとつとして、「報道の言葉が劣化している」ことも意識しなければならないと思う。

「街の人に聞きました」とか、ね。虫唾が走るんだけど…。

現にテレビ局は、「報道」と銘打つ番組を外注のプロダクションに丸投げして流しているわけだし、アナウンサーの採用基準は顔かたちとタレント性である。

記事の元ネタは通信社からの配信だし、たまに独自取材するといってもタイアップ(PR会社経由の情報提供)だったりなわけで…。

 

ネットの記事を「フェイクが多い」「ウラを取っていない」「見ている範囲が狭い」などと批判する前に、自分たちがやるべきことは山ほどある。

すべてを視聴率という「ポピュリズム」に起因させて逃げてきた体質から生じた鬼子が、この「どんな気持ちで」インタビューなのだと感じる。

 

ただしかし、テレビが報道機関として認められたのは、社としての見識からではなく、事実をそのまま伝えられる臨場感からであった。

佐藤栄作総理が「新聞社は出ていけ。テレビだけ残れ」と命じた記者会見(1972)がターニングポイントであったと指摘する人もいる。

それ以来、テレビは報道機関としての本質的な努力をしてこなかった、ということかな。

 

あ、それから以下のフレーズもついでに止めてほしいですよ(笑)。

「試合を振り返っていかがでしたか?」

「応援してくれた方に一言お願いします」

 

 

 

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いまさら書くまでもないのだけれども、手塚治虫はその後のさまざまなマンガ作品に影響を与えてきた。

コマ割りなどの表現方法やキャラクターはもちろんのこと、ストーリーそのものを参考にしているとおぼしき作品も多い。

 

実際、「鉄腕アトム」「ブラックジャック」については、他の漫画家がリスペクトまたはパスティーシュ作を描いているのはご承知の通りである。

マイナー作である「魔人ガロン」にしても、永井豪が続編ともいえる作品を描いている。

 

 

以下のストーリー、いずれもどこかで聞いたことのある漫画かと思うのだが、すべて手塚のオリジナルである。


●いじめられっ子が、スイッチが入ると悪魔的な力を発揮する

→「三つ目がとおる」

●身体の一部を失った主人公が、元の体に戻るために戦いの旅に出る

→「どろろ」


●江戸末期の医師が、自分の意志に反して幕末の動乱に巻き込まれながらも活躍する

→「陽だまりの樹」

●古代ローマ人が何と日本にやってきていた!

→「鬼丸大将」

 

●主人公が世界を征服するために、悪魔と契約して強大な力を持つ

→「ネオ・ファウスト」


●拾ってきたロボットが何でもつくってくれて主人公の願いをかなえてくれる

→「ロップくん」

 

●一人のスーパーヒーローではなく、チームで悪に立ち向かう

→「ナンバー7」
 

ついでにいうと、

●父を失った子ライオンがジャングルの王になるために成長していく

→「ジャングル大帝」

 

 

もちろん手塚自身が、ゲーテやディズニー作品の換骨奪胎でストーリーを生み出したことを言明しているわけだし、これらをして「手塚が偉くて、他の追従者はモノマネにすぎない」などと野暮な話をするつもりはない。

大事なのは「これ、何かあるぞ」と感じた作品にインスパイアされて、そこから自分のオリジナリティに持っていく能力なのだろう。

 

 

というわけで、今年の冬休みの課題図書、読み終わりました。

 

 

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