犬・猫42万匹のペット市場:全世帯の1割が飼育、収入に比例
http://news.nna.jp/free/news/20110830hkd002A.html
香港全体の10.6%の世帯が犬か猫を自宅で飼っているとの調査結果を香港政府統計処がまとめた。
家庭で飼育される総数は約41万5,000匹。
民間住宅に住み、世帯収入が高いほどペットをより好むなどの社会的傾向も明らかになった。
政府によるペット実態調査が実施されるのは2005年2~5月以来5年半ぶり。
犬を飼っている世帯は7.1%、猫は4.1%だった。
それぞれ16万7,000世帯と9万7,000世帯に相当する。
両方飼っている世帯を差し引くと、香港の全世帯の10.6%に当たる24万9,000世帯が犬か猫を飼っている計算。
飼育数は、犬で73%、猫で61%が1匹のみ。
3匹以上飼育する世帯は犬で9.8%、猫で15.1%だった。
逆算すると、24万8,000匹の犬と16万8,000匹の猫が香港の一般家庭で飼育されていることになる。
飼育世帯を見ると、犬を飼う世帯のうち79.7%が民間住宅に居住。
公営住宅と補助住宅に住む世帯では保有率がそれぞれ2.2%、4.7%と平均を大きく下回った。
世帯人数は2人と5人以上の世帯がともに飼育率8.8%で他を上回った。
1人暮らし世帯は4.3%と低かった。
一方、猫は2人世帯が4.8%ともっとも高く、世帯人数が増えるほどに飼育率が減る傾向がある。
1人暮らしは3.9%だった。
■月収4万HKドルでは1割超え
世帯収入別では、収入と飼育率が比例することが鮮明に表れた。
世帯月収1万HKドル(約10万円)未満の世帯で犬飼育率は3.9%なのに対し、同2万HKドル以上では飼育率は9%以上に達し、中でも月収4万HKドル以上の世帯では11.1%に上った。
猫でも同様の傾向がみられた。
入手経路は犬、猫ともに「ペットショップで購入」(犬40.5%、猫26.4%)と「親戚・友人からもらった」(犬36.1%、猫36.8%)が大半を占めた。
犬で55.9%、猫で71.5%の世帯が去勢していた。
同調査は統計処が昨年10~12月に実施。1万世帯から回答を得た。
香港の家庭で飼育される総数は約41万5,000匹
香港の全世帯の10.6%に当たる24万9,000世帯が犬か猫を飼っている
収入と飼育率が比例
IbD 事業開発研究所 島田浩司
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