世界最大級のチョコレート展「サロン・デュ・ショコラ」。東京では2018年1月20日から新宿で開催が始まります。今回の注目のひとつは、パリで2年連続金賞を受賞した、メリーチョコレートのプレステージブランド「トーキョーチョコレート」。中でもフランス人関係者をもうならせた、和素材を活かしたショコラ「東京爛漫」と、会場でしか食べられない「トーキョーちょこみつ」は要チェックです!
「東京爛漫」は「NO1.柚子&山椒」「NO.2さくら」「 NO.3梅干し」「NO.4和のプラリネ」4種で構成され、咲き誇る花と和素材で日本らしい美とおいしさを表現したショコラ。パリで特に大きな評価を受けた「NO2.さくら」と「NO.4和のプラリネ」を試食させて頂きました。
「NO2.さくら」は一口食べると、桜のふくよかな甘さと茶葉の香りが広がります。「桜の味」と聞くと、何となく桜の塩漬けや桜餅をイメージしがちですが、全く違う爽やかな味わい。その秘密を伺うと「桜の花びらと碾茶(てんちゃ)」だそう。碾茶とは、抹茶がパウダー状になる前の茶葉で薫りの良さが特徴です。中のピューレは、桜の花びらを密に漬けてから作られ、ビターチョコと上品に調和しています。フランスでは「春から初夏にかけての四季の美しい移ろいのよう」と高評価だったそうです
「NO.4 和のプラリネ」は一粒に7種の素材が活かされた、日本の「七宝」をイメージしたショコラです。アーモンドを三河本みりんと和三盆でキャラメリゼしたり、ごまのプラリネ、木桶の伝統製法で作られた醤油のプラリネをボリビア産カカオマスのビターチョコレートと合わせるなど手が込んでおり、食べた時の奥深い甘さとコクがとてもおいしいです。プラリネのカリカリ食感も心地よく後ひくおいしさ。個人的にはもう少し大きな、例えばスティック状のチョコバーで販売して頂きたいほど。
ショコラには番号が付いていますが、そこも大石シェフのこだわりです。必ず番号順に召し上がって頂きたい。つまり、酸味や軽い刺激のある「山椒&柚子」から食べ進め、「和のプラリネ」の甘みで終える。「甘めのプラリネで終えた方が、お菓子を食べている、という満足感を感じて頂けるはず」とのこと。シェフ曰く「食べる順番」や「食べる温度(20度前後がベスト)」はショコラをおいしく食べるのにとても重要な要素だそうです
大石シェフと↓
サロン・デュ・ショコラ会場内でしか食べられない限定ショコラがこちら「トーキョーちょこみつ」。一言で言うと「あんみつのトーキョーチョコレート版」とでも言いましょうか。くずきりをベースに、果物とスイートチョコガナッシュがトッピングされ、密は何と「カカオパルプ100%」!
カカオパルプは、チョコレートの原料となるカカオの実の中の種を包む、白い果肉部(パルプ)を使ったジュースのことで、普段は味わう機会は少ないと思います。のど越し良い葛きりと冷たいチョコガナッシュは熱気を帯びた会場内でも嬉しいリフレッシュ感になるはず。希少性の高さからもおすすめです!
会場内はとても広く、多数の店舗が出店しています。「ここだけは行く!」「これだけは食べる!」と1つでも目的をもつと達成感にも繋がると思います。トーキョーチョコレートはまさに「東京爛漫」、華やかな「桜の花柄のブース」で登場予定だそう。お目当てに探してくださいね。