ハインツ・ベック(イタリアン)★ローマ三ッ星レストラン「La Pergola」シェフと。 | 里井真由美オフィシャルブログ Powered by Ameba

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フードジャーナリスト。テレビや雑誌、webで活躍中。全国47都道府県、世界20ヶ国以上を着物で食べ歩きグルメ誌に連載中。日本の食文化に精通し、農林水産省 食料・農業・農村政策審議会委員に任命される。

こんにちは。


Heinz Beck  先日の、シェフが来日された時のメニュー発表会にて。
お久しぶりにお会いする事ができました。

お久しぶり、とは遡ること2年前になり、場所はローマでお会いしました。
シェフの三ッ星レストラン「La Pergola」 に伺ったのです。

当時は連載記事用に Heinz Beck氏にお話を伺ったのですが、
まさか、まさか、2年後に日本(東京 大手町)にお店ができて、
今またこうしてシェフとお会いできるとは!

ご縁は本当に不思議な物ですね。
感謝の気持ちでいっぱいです。


大手町のHeinz Beck は、天井6メートルの開放感溢れる店内に
ぽかぽか陽が入り、春満開気分。


シェフは繊細な味を演出されながらも、
素材と素材をぶつけ合うかのような
パッションを秘めたお料理がお得意。

それが一番現れていたのがこちら。

マグロのカルパッチョとパッパ・アル・ポモドーロ
遠目で見ると日の丸のよう。


トップはパリパリの昆布。
味の演出にも日伊の融合を感じさせる一品です

マグロのカルパッチョの下にポモドーロが敷かれていて
柔らかな甘酸っぱさが軽く心地良いおいしさ。
軽い酸味で胃が刺激され、
「次はなに?」と思わせる。

前菜としての役割も充分に果たしていると思います。



おいしさと、再会できたご縁に乾杯。




パスタは1.6mmほどの丁度良い太さ。
豆の薫りと海老の甘みが加わり、全体的な印象はクリーミー。
蝦夷鹿はバジルでアクセントを。
緻密な肉質を活かし、丁寧に漉されたジュのソースがとても合っています。
テーブルで仕上げる、上品なティラミス。
カカオの薫りもまろやか。

中に挟まれたカカオとマスカルポーネは、
スプーンですくって、全てを混ぜて頂くとお口の中でティラミスになる。
そんな印象です。「口中調味」を得意とする日本人向きのティラミスだなと感じました。


デザートを頂いた後、少し早めにシェフにご挨拶を。
そして、キッチンを見せて頂きました。

本当に綺麗!開店前みたいですよね。
40名程のプレスの方々に上記フルコースを出した直後です。


イタリアでもキッチンの美しさに驚き、
シェフとの撮影はキッチン内で撮ったなぁと記憶がふつふつと・・・。


「おいしいものは、美しいキッチンから生まれる」のでしょうね。


今回も、折角ですからグルメ誌と一緒に
シェフと撮影させて頂きました。

そして、次の再会を楽しみに・・・。

いつになるかわかりませんが、
大手町でシェフの味を頂きながら、楽しみに待とうと思います。



Heinz Beck (東京 大手町店)
「La Pergola」 (イタリア三ッ星、ローマ本店)


大手町ではチョコレートも販売中です。
ローマ本店の詳細も含めて、後日改めてご紹介しますね。