行け!行け!飛雄馬!! -48ページ目

ファウルボールにはご注意ください

土曜日

ジャビ子は使用で家にいましたが

朝からお父ちゃんについて試合&練習に同行の飛雄馬


試合中 

チーム一強打者のJ君 その打球は目にもとまらぬ速さ。ギュ~ンっといった感じ。

そのJ君ライナー性のファウルボールがベンチ横 観客席へ

お母さんらがとっさに身をよじって避けた 

バシッ 誰かに当たった!

皆が振り返るとそこにいたのは飛雄馬

後ろにいた飛雄馬の太ももに直撃だったらしい

大丈夫!? まわりのみんながあわててる

子供に当たったと相手ベンチも騒ぎ出す。


当の飛雄馬 とっさのことで何が起きたのか そしてあまりの痛さに瞬間声が出ない

うぐ~っ 涙がじわ~...その瞬間

「泣くな! 試合中ボールを見とらんお前が悪い! 泣いたらクビ!」

鬼コーチ お父ちゃんの声に

「はい! 泣きません!」


お母さんたちがコールドスプレーで冷やし手当てをしてくださったそうだ。


さて家に帰りそのままお風呂直行 服を脱いだところでびっくり!

右太もも 赤あざ青あざ くっきりとボールの跡


話を聞いて 

「そう痛かったね。よく我慢したね。」

というと

「もうぜんぜん痛くないよ。泣いてないもん♪」

そんなはずないよ。すごく痛かったんだよね。だってバットより細い足してるんだもん。下手したら骨折れちゃうよ。

でも 負けず嫌い。お父ちゃんが泣くなっと言ったら 歯を食いしばって泣かない子。



月曜日 保育園でプールがあるんだよなあ。

絶対先生に聞かれるだろうな~。

前にも指摘があったんだよね。体のあざ。

じっとしていない子だから知らずのうちにあちこちぶつけていて

その上痛みに強いので青あざが出来ていても気がつかないの。


ちゃんと野球で当たったって言うんだよ。

おっと いらぬことを言うと

「お母さんが『野球のボールが当たったって先生に言えって』」

なんて余計に不審がられたりして。。。


決して虐待ではありません...






気楽なもんだな~

昨日は ナゴヤドームへ セ・パ交流戦中日VSロッテを見に行きました。

ジャイアンツ狂のジャビ子一家はレフトスタンド応援席がいつもの定位置ですが 

昨日は旦那の会社関係から頂いたシーズン券 3塁側内野スタンドからの観戦です。


ドームについたときには試合がすでに始まっていて0-1で中日が勝っていました。

川上投手にはジャイアンツもいつもやられていますが 今回はどっちを応援してもいいと言うことで

純粋に野球のプレーを観戦。

一打席ごとに 1球ごとのリードに 選手起用の采配にいつも持論をぶつけ

カッカと歳ながら観戦する旦那も今回ばかりはお気楽。

どっちつかずの応援です。

川上投手の最高のピッチングに 「もしや完全試合の達成?」を予感しながら...


7回完全試合を意識したのでしょうか。

ボールが先行しだし 2アウト2-3から この回そろそろやばいんじゃない?

というときやはりフォアボール。

う~わぁ もったいない!!!

でもノーヒットノーランは行けそう?などと思いつつ


9回、無死、代打・サブロー。

旦那が「いかん サブローに打たれる! (カウント)2-0で一球はずせ!」というかいわぬかのその瞬間

打球が右前に達した瞬間、案の定打たれた!

中日・川上は攻め急いだのか? それともリードした谷繁が悪いのか?

その瞬間の球場のどよめきはすごかった...

記録の瞬間をともに出来ると思ったけれ残念


さて 噂に勝りしロッテの黒づくめ大応援団には圧倒されました。

千葉からも遠征していると聞きました。

ミーハージャビ子は西岡選手に注目したのですが ここのところ調子も落としていることもあり

いいとこなし(まあチーム自体一安打では話になりませんが)


そうそう 飛雄馬はじ~っと試合を見ていましたよ。

しっかりゲームを目に焼きつけ スコアもきちんと(川上のフォアボール2 1安打も)覚えていました。

時折レフトスタンドに目を奪われ 飛雄馬もあっちで応援したい!といいましたが(^^;


試合があまりに早く終了し 物足りない感が一杯でしたが

試合終了後もマリーンズのマスコットたちが愛嬌を振りまき

飛雄馬もネット越しに握手

写真も撮りました。


後日アップしたいと思います。


さて、いつものお願いしている民家のガレージ駐車場

3日目のチケット頂き 明日も観戦に行く予定です。


ボールとお友達

子供が野球を知らないと 昨日エントリーしましたが


キャッチボールにしろ ゴロを捕るにしても ボールの軌道を

感覚的に判断できない、うまくボールにあわせられな子も多いです。

ある程度キャッチボールが出来るようになっても

ちょっと強いボールは ポロポロこぼす子も多く 

グラブの中でボールをつかむことが出来ていないんでしょう。

親から真新しいグラブを買ってもらっても 

素手でつかむといったことが出来ないので ポロポロ落とす。

「グラブが悪いのかな?もっと本格的なもの与えたほうがいいでしょうか?」

と言う親も。


幼い頃からのボール遊びをしなくなったこともあります。

それこそ 1歳の誕生前ぐらいからボールと戯れることは

育児書にもとても重要項目と書かれています。

ただ転がる楽しさだけでなく 五感を働かせ身体能力を著しく向上させます。


転がるスピード 放物線の落下地点 バウンドの方向 

いくら口で説明しても それらは本来 感覚的に判断していると思うので

体でわからない子には 難しい。

ひざを使い やわらかく そしてステップを踏み そして五感でボールを感じる


ジャビ子は子供の頃 

ナンバーという遊びをよくしました。

数人で 各々に番号を振ります。

じゃんけんで親を決め ゴムボールを平屋の屋根に投げ

投げた瞬間 親は自分以外の番号を言います。

「1番」なら「1番」の子が落ちてくるボールの位置を予測して素手でとります。

取れればそのまま 親になり続けます。

取れなければ バツゲームで張り付け(壁を背に大の字になりボールを当てられます)

小さな子がいれば 3回までは取れなくてもいいとか

張り付けは ボールが怖いなら後ろを向いてもいいとか それぞれルールを決めて。


この遊び 屋根に上がったボールの勢いや位置を確認してすばやく軒下で構えます。

でも 番号を呼ばれたからといって早く軒下まで行ってしまうとボールを予測するのが難しい。

ボールを投げた角度や強さによっては 雨どいの縁でバウンドしたり 弱々しくコロコロポトンと落下したり

斜めに転がり落ちたり ボールが視野に入った瞬間のとっさの判断をも必要とします。

素手でキャッチするのは簡単そうですが手のひらでうまく包み込まないと跳ねてしまいます。


そういったことを昔は遊びの中で覚えました。

いまは平屋も少ないし 他人の家でそんなことをしたら大目玉。

でももし実現できるのなら ぜひ子供とやってみたい遊びのひとつです。


ボールから顔を背けたり 正面に体を入れることが出来ない子は

遊びの中からボールともっとお友達になれればいいのになあといつも思います。


低学年初心者中心に 基礎に戻り 素手でつかむ感覚をもっと養っていきたいなあと考えています。


野球を知らない子供たち

9年間少年野球に携わって来ましたが 

入団する子らを見ていると野球を知らない子が年々増えているようです。

どんなスポーツか?と言うのではなく ルールを知らない過ぎる。

入団するまで野球で遊んだことがない...

グローブやバットは持っているけど ゲーム形式の野球をしたことがない。

プロ野球のTV中継など見たことがないなど...(お父さんが野球に興味がないとダメ)

打って 走って 守る

単純だけど 野球のルールは 審判だって時にはルールブックを見直すほど非常に難しい。


子供たちの中には 

アウトが3つでチェンジ ボールが4つでフォアボールで1塁へ ファウルは2ストライク目からはカウントされない...この程度も怪しい 

ひどいと三振や どうしたらアウトになるのかさえ知らない子もいる。

そんな子らにさえ 数ヶ月~1年で試合に出てもらわないと人数的にも苦しいチーム事情。


指導の中 ついつい使ってしまう野球用語に子供らもポカン?

カウントを追い込まれたとき「くさい球なら打っていけ!」 くさいって何?

(こちらの言い回しなのかもしれませんが ストライクかボールか怪しい時=くさい)

「でも何で そんなときは打たなきゃいけないの?」

それさえわからない。

はじめから教えなおし(^^;

タッチアップを教えるのにも苦労した...ボールカウント アウトカウントが頭に入らないのだから 

説明してもちんぷんかんぷん。


そういう子供たちの疑問に答えるために ジャビ子はコーチの話を聞いている子供の顔をじ~っと観察しています。

はい! はい!

返事は良いけれど どうも顔つきを見ているとわかっていない。

休憩時にこっそり聞いてみる やっぱりわからないままやっていた。


お母さんにも言える。

我が子の動きしか目に入らないそういうお母さんには

ジャビ子がウグイスをしているときに 横についてスコアの書き方を覚えてもらう。

一球一球ボールを見ることで試合の流れを見て

また 難しいプレーには解説をする。

「え~ そうだったんですか?」

ルールがわかると見ていても楽しくなる。

我が子が単に叱られているんじゃないこともわかってくる。


うちの飛雄馬の場合は極端すぎるが 

小さい子でも野球のルールは覚えられる。

覚えれば試合を集中してみることが出来 面白い。


もっともっと 小さい頃から野球を楽しめる環境を整備して欲しい。

幼児期小さいボールを投げるのは危ないといって野球は避けられる。


今ならティーボールか?

でもティーボールだとティーがいるしバットもボールもいる。

人が集まればすぐというわけに行かない

ジャビ子が子供の頃は軟式庭球を使ってハンドベースボールと言うのをやった。

バットもグローブもなし 下手投げで投げられたゴムボールを手のひらで打つ

後はほぼ野球のルールと同じ。場所が狭ければ三角ベースでやったし。

これなら幼稚園児も6年も男も女も関係なく一緒になって遊べた。


一度お母さんたちも交えてチビたちにやらせてみようかなと思う。



集中力 目の色が変る

飛雄馬もだんだんゴロが取れるようになりました。


先日 雨でグラウンドが使えず体育館で練習。

初心者 低学年はまずゴロの捕球を反復練習。

飛雄馬は家で形だけは教えていたので 列に入り2~3年生と一緒に練習しました。

旦那は 4年生を学校の外周走らせるため 外にいたので

せっかくだから携帯で動画を撮り 見せてあげようとジャビ子はこっそり撮影(近日公開予定♪)


自分の番が来ると 「こ~い!!」と大きな声

低い姿勢で構え 投げるコーチの手元をじ~っと見ています。

それにあわせて スタートをきれるように足は動いています。

そして低い姿勢のまま ボールに向かい しっかりグラブで捕球


う~ん なかなかいいフォームじゃん♪

ジャビ子は満足


投げるコーチも飛雄馬がしっかりボールを見ているかを試すために

時々フェイントをかけ ボールを投げるタイミングをずらします。

しっかりボールを見ているので 腕が(下投げ)後ろに振られると 

体勢がぐっと沈みますが だまされずにボールの方向へスタートを切っています。

それにはコーチから「ナイス!飛雄馬!! いいぞ!!」と声がかかり

ますます上機嫌で集中力が増します。


しかし 昨晩 家で旦那に見せるとダメだし


早速親子レッスン開始

我が家の2間続きの和室が練習場と化します。

親子レッスンと言えど 家でも野球を教えるときはお父ちゃんじゃなくて鬼コーチ。


1.構えるときに グラブに右手を突っ込むな 自然に広げて前に出せ

2.腕を振って走れ

3.もっとしっかりボールを見よ

4.左足の前でボールを捕れ

5.グラブを立て 顔より前に出せ

6.捕っても止まるな流れろ


え~まだこんな難しいこと無理じゃないの? と思ったが

基本ができているから次を教えるんだと言う


教わる飛雄馬の目は真剣

教えるほうも妥協しない。

1~6ができなければ できていない箇所を プラスティックのおもちゃバットでコツンと叩く

1回目 2回目までは許すが 3回同じ箇所を指摘されると 

「こらあ! 意識して直さんか!!!」と罵声が飛ぶ 

1ができても4を忘れ 4を直すと5を忘れ...2~4ができても 1を忘れる...


「何が出来てないかわかるか!!」との問いに

「手を振っていませんでした」「足に近いところで捕りました」自分で言葉にして言わせます。

次第に出来ない悔しさで涙ぐみます。

我慢強い子ですが 涙をこらえるあまり 顔を真っ赤にし とうとう大粒の涙が溢れ出します。

声こそ上げませんが しゃべろうとするとしゃくり上げます。


「泣きながらやっても上手にならん やめ 終わり」

厳しいようですが お兄ちゃんの時から 我が家の特訓のルール。


ティッシュで自分で涙を拭き鼻をかみ 深呼吸 少し落ち着き涙も止まり


「もうないてましぇん! おしえてくだしゃい! おねがいしましゅ!」舌っ足らずの口で

鬼コーチの前で気を付けをし再開を直訴します。


「もう泣かんな? よし キチンと出来るまでやるぞ!」

「おい!!」


「こ~い!!」

さっきより一段と集中力が増します。

「ダメ やり直し!・・・そうだ 今のは80点!・・・ダメ! やり直し!・・・・」

何度も続きます。

そのうち スタート位置へ戻る時の後姿にはっとさせられました。


「・・・・・・」

ぶつぶつ言いながら 腕を振ったり グラブを差し出したり 肩の力を抜くしぐさをします。

そして「よし」とばかりに 勢いよく振り向いた瞬間 目の色が真剣モードにパッと変ります。

言われたことを次は直そうと 自分の頭で整理していたのです。


何回繰り返したでしょうか。。。

それはそれは完璧 とても4歳児とは思えないナチュラルなフォームで捕ることが出来ました!


「よし!!! そうだ!! 今のだ!!!100点!!!」

鬼コーチの顔も緩みます。

そして3回 4回と続けて捕れるようになったところで

「よし 今日はおしまい 終わり」

すると さっと走りよって気を付けをし

「整列! 礼! ありがとうごじゃいました!」 ときっちり挨拶をします。


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そしてそこから鬼コーチは にっこにこ笑顔のお父ちゃんに戻り

飛雄馬大好きベタベタ 抱き合ってチュチュとしています。


「う~ちゃん(お父ちゃんモードの時の 飛雄馬の呼び名)」

「なあに?」

「野球好きか?」

「うん! 大好き!」

「お父ちゃんに叱られると 怖いか?」

「怖くて 泣いたんじゃないもん。出来ないから泣いちゃったんだもん。」

「そうか...もっと上手になりたいか?」

「うん!!! イチローになって 松井になって 『行け行け飛雄馬』になるんだもん!」