もしドラ | 電車の中ブログ

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電車の中という閉塞された空間の中で何を考え何を妄想するか

少し前にテレビで「もしドラ」ってアニメをやっていまして、全話見ました。ちゃんと感想書くならベストセラーになった原作の「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら」の方も読んだ上で書くべきでしょうけどアニメ見たら原作はまあ読まなくてもいいかな(^ー^)って気分になったので、そんな状態での感想です。

私があえて「もしドラ」の感想を書こうと思ったのは訳がありまして、実は私、学生時代は経営学を結構真面目に勉強しておりました。ただ、経済学や商法といった周辺の科目は好きだったのですが、どうしても経営学は苦手だし面白いと思えませんでした。その理由は学生の私には企業の現実が見えず、頭の中でイメージを沸かせる事ができなかったからです。それは他の学生にとっても同じことなんですが、他の皆は好き嫌い関係なく丸暗記という方法でクリアしていました。しかし、私は暗記が大の苦手で、面白くないことは避けてしまう困った性格もあり経営学は嫌いで苦手になってしまいました。
その後、就職して会社というものを体験して、経営学の謎だった箇所が氷解するようにわかってきました。そこでやっと経営学を好きになることができたのです。

そんな個人的な経験があったために、この「もしドラ」には期待するものがありました。マネジメントで語られている事柄をイメージしやすくしてくれる作品であるなら、素晴らしいものではないかと思ったのです。
しかし、結果は残念なものでした。マネジメントで書かれているキーワードとなる用語を表面的に解釈し野球もの定番ストーリーに組み込んだような内容だったからです。
ただ、このアニメや原作を読んで今まで経営学に興味のなかった人が興味を持つようになったら、それだけで十分に価値のある作品になるのではないかと思います。