地球照 | 10月の蝉

10月の蝉

取り残されても、どこにも届かなくても、最後まで蝉らしく鳴き続けよう

映画を観終えて外に出たら、三日月が出ていました。

そして、三日月の残りの部分もうっすらと明るくなってて、「あ、地球照だ」と思いました。

 

こないだ観た「ハルシオン・デイズ」で出てきた「地球照」

三日月だけど、丸い月の形がわかるってなんだか不思議な感じです。

あれは、地球の照り返しで月が光ってるんですってね。

地球も月を照らしているんだなあ。

 

観た映画は「いぬやしき」

まあ、すごい映画でした。CGもVFXも、とにかくすごくて(語彙力w)。

木梨さんのジジイっぷりがすごかったなあ。特殊メイクなんだそうですがね。

健君は絞り込んだ肉体が美しかったです。

悪役、無差別殺人と言われてますが、なんかねえ、共感しちゃう部分がちょっとあったんですよね。

もっとやってやれ!と思ってる自分がいました。

いやまあ、私が標的になる可能性もあるんですけどね。

でも、「ネットで無責任に嘲笑してる人」がやられてるシーンはちょっとカタルシスがあったことも事実。

実際にひどい書き込みを目にすることもありますからねえ。

 

不思議だったのは、犬屋敷さんの限りない家族愛。あれだけうとましがられて、冷たくされてるのに、どうしてあそこまで「俺の家族だ、俺の家だ」って死守しようとできるんだろうなあって。

あんなひどい言われようをされてるのに、なんで切り捨てないんだろうって、ちょっと不思議でした。

「俺の家族」っていうことが大事なのかな。中身やメンバーの思惑は関係なくて。

 

映画オリジナルのラストがよかったです。ちょっと泣きそうになりました。

 

それにしても、健君はすごい役者さんだと改めて思いました。

「仮面ライダー電王」のころから演技力が相当なものだと思ってたんですけど、今回の役でまた幅が広がったんじゃないかと思います。あんな冷たい目つきができるんだなあって。

「亜人」のときのアクションもすごかったけど、今回もかなりすごいです。(あーもう、語彙力なさすぎだ)