小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部は21日、東京第5検察審査会に「起訴相当」と議決された小沢氏を改めて容疑不十分で不起訴処分とし、同審査会に通知した。再捜査で新証拠が得られず、起訴されている元秘書らとの共謀を立証することは困難と判断した。審査会が第2段階の審査で再び起訴すべきだと判断して「起訴議決」をすると、小沢氏は裁判所が指定する弁護士によって強制的に起訴される。

 ◇「起訴相当」11人、7月末全員交代--検察審査員

 検察審査会は一般市民から選ばれた11人で構成され、その任期は半年で、約半数が3カ月ごとに入れ替わる。4月27日に全員一致で小沢氏を起訴相当とした東京第5検察審査会は5月1日で6人が交代し、5人が残った。

 同審査会は第2段階の審査に入るが、残る5人の任期が切れる7月末までに議決すれば5人は判断を維持する可能性が高く、その場合は新任6人のうち3人の同調で小沢氏は強制起訴される。議決が8月以降なら前回の議決に加わった審査員はいなくなるため、議決の時期も注目される。

 JR福知山線脱線事故と明石歩道橋事故は審査員全員の交代後に起訴議決を出した。小沢氏の弁護側は「新たな審査員が判断すべきだ」とする上申書を審査会に提出することを検討している。【三木幸治】

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 民主党の小沢ガールズの一員、三宅雪子衆院議員(45)が、国家公務員法改正案の採決時に転倒した一件が13日、国会論戦にまで波及する大騒動に発展した。右足に大きなあざができた三宅氏はこの日、車いすで登場。同党では懲罰動議を求める声も上がったが、「三宅氏を突き飛ばした」とされた甘利明前行革担当相(60)はこれを完全否定。衆院本会議では小泉進次郎衆院議員(29)がほえ、真相究明は避けられない状況となった。

 国会内で行われた代議士会に、三宅氏が車いすで現れた。右足のひざとくるぶしに、大きな青あざ。この光景に同僚議員らは思わず息をのんだ。

 代議士会では山岡賢次国対委員長が「甘利さんが三宅さんを2メートル先まで突き飛ばした。ワタシのような者にやるのはいいが、かわいい美人の三宅さんを突き飛ばした。甘利さんの目の前には靴があった。明らかな暴力行為だ」と指摘した。

 車いすのまま取材に応じた三宅氏は「自分では、あの瞬間に何が起きたのか分からないんです。後で聞いたら、周りの方々が『甘利さんだ』と言うんですが…。顔の右半分も打った」と説明した。

 ここが発火点となり、三宅氏がこの日の国会の主役に躍り出た。まず、甘利氏が大反論。「三宅さんには一切、触っていません。私と三宅さんの間の男性から、私が押されたんです。前に行こうとしたら、三宅さんがああいうパフォーマンスを。私、そんなに力持ちじゃありません」

 午後3時、三宅氏が松葉づえで本会議場に入ると、与党議員から「ウォーッ」というどよめきが。同僚議員に背負われて採決を終えると、拍手の嵐。しかし討論に立った小泉氏は「昨日の内閣委員会で暴行は一切なかった。あったのは民主党の強行採決だけです」と、ヤジをあびながら論じきった。

 国会内のあちこちでは、議員がパソコンや新聞を開き、写真や動画で「押した」「押していない」の大論争。当の三宅氏は「きのうは厚労委が流会になり、急に呼ばれての内閣委出席でした。事前に考えていたパフォーマンスのように言われたのが、ものすごいショック」と、うなだれていた。


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 大阪市職員互助会が職員に配布したクーポン券約9万枚(9千万円相当)が偽造されていた事件で、大阪府警捜査2課は10日、偽造クーポンでレンタカー代を支払ったとして、偽造有価証券行使と詐欺の容疑で、大阪市天王寺区上本町の無職、玄宗明容疑者(49)を逮捕した。府警によると、玄容疑者は「偽物とは分からずに使った」と容疑を否認している。偽造クーポンは一見して区別がつかないほど精巧に作られており、府警は入手ルートを調べる。

 逮捕容疑は昨年1月上旬、大阪市天王寺区のレンタカー店で、偽造クーポン約30枚(3万円相当)を使って、乗用車1台を借りたとしている。使用された偽造クーポンは平成20年度中が利用期間となっていた。

 玄容疑者はこの店の常連客で、店員には「大阪市に勤めている」と職員を装っていたという。府警は偽造クーポンを使って、他にも車を借りていたとみて余罪を調べる。

 同互助会によると、クーポン券はレンタカー店のほか、レジャー施設やホテルで使用でき、1枚あたり1000~1300円の割引特典があるが、市職員以外は原則、利用できないことになっている。

 このクーポンをめぐっては昨年4月、大量の偽造券が出回っていることが発覚。東京の発行会社が府警に相談していた。

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