バークレー学院に日本のjazz好きな女流ピアニストたちがどんどん、流入し、首席をとっても、世界のjazzシーンは実は元気がない。
アメリカでも本格的なjazzはもうなかなか聞かれない。ヒップホップやロックに押されて、たぶん食っては行けないのだろう。
そんな厳しいjazz界にあってもこのjazzギタリスト、ジョージ・ベンソンの人気は落ちないですねえ。
あのB.Bキングをして「彼は、彼のブルースを演(や)っている」と言わせた男です。
ギター演奏は、いわゆる逆アングルによる正確無比かつ高速のフルピッキング、ギターによるビバップ・スタイルの完成形とも言われる流麗なフレージング、ウェス・モンゴメリーの系譜を受け継ぐオクターヴ奏法とその発展形であるオクターヴ+五度奏法、洗練されたブルースフレーズなどとよく書かれてます。
品格と若い人のこころを虜にする何か普遍的な「流行」と「不易」を両方持っているかのようですね。
台風が近づく北海道の夜、「The Shadow Of Your Smile 」を聞きながらのんびり、すごして行きたいものです。こっちには来てほしくないなあ。笑い。