根岸駅に降りると、今日は一際カメラを持った撮り鉄が多い。
今日はここから出ている貨物専用鉄道である神奈川臨海鉄道の50周年記念の公開イベントがあるのだ、予てから楽しみにしていた。
根岸駅前から無料バス(横浜市営貸切)で横浜本牧駅へ向かう段取りだが、駅前は長蛇の列で、道路1ブロック分取り巻いている状態だ。
20分くらい待ってようやく乗り込み、臨海鉄道の線路に沿った道を進む。
道中は北側は崖、南側な日石(現在はJX)のコンビナートで、高速道路の無かった頃は、北海道の本輪西駅付近の光景と似ていた。
山側にはかなり急な斜行式エレベーター付きマンションがあり、注目の的。
車内は特殊な乗り物好きばかりだし。
陸橋を渡るとかもめ町や国際埠頭に通じていた引き込み線が所々ぶつ切り状態になっていて痛々しい。
以前は塩輸送などが行われていた。
10分ほどして横浜本牧貨物駅に到着。
ここの入場も大行列で、ちょっと甘かった。
それでも、10時30分のトップリフターの実演には辛くも間に合った。
構内にはディーゼル機関車やコンテナ貨車の他、ゲストとして
とら、シキ1000型大物貨車、ヨ8000型車掌車などが展示。
そして、当駅所管の蒸気機関車”C56 139”が初公開。
(通常、横浜本牧駅では見られない)
これは貴重!
構内にはコンテナやテントが並び、様々な団体の模擬店が出店
今日イベントを開催している京急電鉄もあった。
当駅オリジナルや横浜駅や品川駅の駅弁も売っていたが、馬券購入代が無くなるので、見合わせ。
神奈川臨海鉄道の50年を振り返る展示は見ごたえがあり、私的にはク5000やホキ2200がごろごろしていたのに萌えた。
あと、本牧名物の「塩対応」コンテナ列車の写真もあり、おそらく末期に一時存在したのか、コキを用いた青い車両は知らなかったので驚いた。
トラ輸送時代には八丁畷や根岸で良く見かけたが。
そして、塩浜操(現・川崎貨物)における”ハンプ”や”カーリターダー”の写真はサプライズだった。
平成生まれの方はおそらく知らないであろう。
さて、今度は構外の道路から撮影してみる。
これも貴重な展示だ
本線上の回送シーンを見たかった、いや、深夜に見れるのか?
さて、いよいよ11時30分、DL牽引によるSL・貨車の展示走行が始まる。
DLのエンジン音がまたいい
あたかもSLが貨車を牽引しているかのような演出
世紀のショーを見てから帰ろうとすると、またたく間に送迎バスの列が物凄いことになっていた。
あちゃー
展示中の消防車が緊急出動するハプニングがあってから、12時過ぎにようやく会場を後にした。
普段なかなか見られない車両ばかりで興奮の連続だった。