チョコレート Ⅵ【後下】チョコレート製品 いろいろなチョコレート 主な製造企業 日本国内
業務用(日本国外)
- ヴァローナ(フランス)
- バリーカレボー - カレボー(ベルギー) - カカオバリー(フランス)
- ベルコラーデ(ベルギー)
文化
バレンタインデーにチョコレートを贈る風習は、1868年、イギリスのチョコレート会社キャドバリー社の2代目社長であるリチャード・キャドバリーが美しい絵のついた贈答用のチョコレートボックスを発売したことを由来とする。このボックスはバレンタインデーの贈り物として使われるようになり、他社も追従して次第に広がっていった。しかし、ヨーロッパやアメリカのバレンタインデーは日本とは違い、必ずしもチョコレートを贈るものではない。
これに対し日本では、諸説あるものの1958年ごろにはじまったとされ、1970年代には「女性から男性にチョコレートを贈る日」としてバレンタインデーが定着した。バレンタインデーにチョコレートを贈るようになったことをきっかけにして、日本チョコレート・ココア協会が2月14日を「チョコレートの日」として制定し、1970年代に定着した。
また、1875年にはキャドバリー社はチョコレートでできたイースター・エッグを発売し、これも定着してチョコ・イースターエッグはイースターには欠かせないものとなった[26]。
チョコレートを主題としたフィクション
- 大石真『チョコレート戦争』
- ロバート・コーミア『チョコレート・ウォー』
- ロアルド・ダール『チョコレート工場の秘密』(小説)
- メル・スチュワート『夢のチョコレート工場』(映画) - 上記小説の映画化
- ティム・バートン『チャーリーとチョコレート工場』(映画) - 上記小説の映画化
- トマス・グティエレス・アレア『苺とチョコレート』(映画)
- アレックス・シアラー『チョコレート・アンダーグラウンド』
- ラッセ・ハルストレム『ショコラ』 - ジョーン・ハリスの同名小説の映画化
- 原ゆたか『プカプカチョコレー島』
脚注
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注釈
- ^ おもに日本語における略称。なお、イギリス英語では俗に“choc”と略す場合がある[4]。
- ^ 「準チョコレート」表示は、実際には「準ミルクチョコレート」を含む。したがって規定以上乳原料を配合していれば、最低7%のカカオ分で準チョコレートを名乗れることになる。
出典
- ^ 文部科学省 「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」
- ^ 厚生労働省 「日本人の食事摂取基準(2015年版)」
- ^ “チョコ”. 大辞林 第三版. エキサイト. 2016年1月25日閲覧。
- ^ “choc”. Oxford Dictionaries. オックスフォード大学出版局. 2016年1月25日閲覧。
- ^ http://www.tomizawa.co.jp/clm/cacao/2009/02/vol_43.html
- ^ ソフィー・D・コウ、マイケル・D・コウ『チョコレートの歴史』(河出書房新社)p.161-168
- ^ チョコレート編、日本チョコレート・ココア協会、閲覧2017年2月27日
- ^ TV「がっちり」
- ^ a b 独立行政法人 国民生活センター 高カカオをうたったチョコレート(結果報告) 表3. テオブロミン・カフェイン量(mg/100g) 厚生労働省 (PDF)
- ^ http://www.nal.usda.gov/fnic/foodcomp/search/
- ^ 「バレンタイン症候群」とは何?(小児クリニックたまなは) (PDF)
- ^ Kantor, D (2006年11月21日). “MedlinePlus Medical Encyclopedia: Migraine”. 2008年4月4日閲覧。
- ^ テオフィリン錠100mg「TYK」, テオフィリン錠200mg「TYK」 (PDF)
- ^ 食育大事典 チョコレートは薬だったって本当?
- ^ 小林章夫『コーヒー・ハウス 18世紀ロンドン、都市の生活史』p51 講談社学術文庫 2000年10月10日第1刷
- ^ リンツ・チョコレート - チョコレートの歴史
- ^ ROYCE' - チョコレートの歴史
- ^ 日本チョコレート・ココア協会 - チョコレートの4大革命
- ^ 「チョコレートの世界史」p195 武田尚子 中公新書 2010年12月20日初版
- ^ “オペラ「遠い帆」”. 慶長遣欧使節出帆四百年記念事業. 2014年6月14日閲覧。
- ^ “幕末、海外使節団・海外留学生がチョコレートの本場へ赴く”. 日本チョコレート・ココア協会. 2014年6月14日閲覧。
- ^ 世界主要国チョコレート菓子生産・輸出入・消費量推移| 統計・レポート , 日本チョコレート・ココア協会。2012年7月30日閲覧
- ^ chocosuisse.ch: FACTS & FIGURES, Diagramme der ChocoSuisse - Verband Schweizerischer Schokoladefabrikanten - mit Daten der International Confectionery Association (ICA)
- ^ 世界主要国チョコレート菓子生産・輸出入・消費量推移| 統計・レポート , 日本チョコレート・ココア協会。2013年2月9日閲覧
- ^ “会社情報”. 芥川製菓. 2016年4月17日閲覧。
- ^ キャロル・オフ『チョコレートの真実』第1版、p.70, 北村陽子訳 英治出版、2007年9月1日
参考文献
- 日本チョコレート・ココア協会監修 『チョコレートの大研究 おいしさのヒミツと歴史、お菓子づくり』PHP研究所、2007。ISBN 4-569-68661-3
- Stephen T.Beckett『チョコレートの科学―その機能性と製造技術のすべて』古谷野哲夫訳、光琳、2007。ISBN 4-7712-0704-6
関連文献
- 成美堂出版編集部編『チョコレートの事典 ― 選び方・味わい方チョコレートのすべてがわかる』成美堂出版、2004。ISBN 4-415-02955-8
- ソフィー・D・コウ、マイケル・D・コウ『チョコレートの歴史』樋口幸子訳、河出書房新社、1999。ISBN 4-309-22345-1
- 加藤由基雄・八杉佳穂『チョコレートの博物誌』小学館、1996。ISBN 4-09-606003-8
- 八杉佳穂『チョコレートの文化誌』世界思想社、2004。ISBN 4-7907-1040-8
- キャロル・オフ 『チョコレートの真実』北村陽子訳、英治出版、2007。ISBN 9784862760159
関連項目
職業