チョコレート Ⅴ【中左】生産と消費 チョコレートの規格 カ…
チョコレート製品
上記「ミルクチョコレート」「準ミルクチョコレート」の種類別名称は、それぞれ「チョコレート」「準チョコレート」として扱われる。
- チョコレート
- チョコレート生地そのものか、チョコレート生地が60%以上のチョコレート加工品。チョコレート加工品とは、チョコレート生地を全重量の40%以上使ったものを指す。
- チョコレート加工品のうち、クリームを全重量の10%以上含み、水分10%以上の製品は「生チョコレート」を称することができる。
- チョコレート菓子
- チョコレート生地が60%未満のチョコレート加工品。
- 準チョコレート
- 「準」は正しくは準に丸囲み。準チョコレート生地そのものか、準チョコレート生地が60%以上の準チョコレート加工品。
- 準チョコレート菓子
- 準チョコレート生地が60%未満の準チョコレート加工品。
いろいろなチョコレート
チョコレートショップ。ベルリンのカーデーヴェー百貨店
チョコレート・ファウンテン
スプレーチョコをちりばめたスイーツ。
チョコレートは製造法や形状によっていくつかの種類に分かれる。
- ソリッドチョコレート - チョコレート生地だけで作られた、いわゆる板チョコ。厚みによっても味の印象が変わるとされる。
- ホローチョコレート - 中が空洞になったもの。イースター・エッグを模したものや、動物などをかたどったものなどさまざまで、中に小さなおもちゃが入ったものもある。
- シェルチョコレート - チョコレートで殻を作り、中にクリームなどの中身を詰め込んだもの。ウイスキーボンボンが有名
- パンワークチョコレート - 中身としたいものにチョコレートを吹き付けて作ったもの。アーモンドチョコレート、ピーナッツチョコレート、マーブルチョコレート、麦チョコなどがおなじみ
- エンローバーチョコレート - ウエハースやキャンディーバーを滝状に流すチョコレートにくぐらせて作る。キットカットやブラックサンダーなどがこれにあたる
- スプレーチョコ - さまざまに色付けされたチョコレートを小さな棒状に加工したもので、お菓子作りやスイーツのトッピングに使用される。ほかにもトッピング用には球状や四角、ハートなど形状もさまざまなものが売られている
また、そのまま食べるだけではなく、チョコレートケーキなどの製菓材料としても重要である。なかでもショコラティエが最後の仕上げに使うチョコレートはクーベルチュール・チョコレートと呼ばれ、海外では厳格な規定がある。小鍋で溶かしたチョコレートを果物などにからめて食べるチョコレートフォンデュや、溶けたチョコレートが噴水状に循環するチョコレートファウンテンといった使用法もある。
主な製造企業
日本国内
創業の古い順
- 芥川製菓:1886年創業(チョコレートの製造開始は1914年から)[25]
- 森永製菓:1899年創業
- 不二家:1910年創業
- 株式会社 明治:1916年創業
- 江崎グリコ:1922年創業
- モロゾフ:1926年創業
- 名糖産業:1945年創業
- カバヤ食品:1946年創業
- ロッテ:1948年創業
- メリーチョコレートカムパニー:1952年創業
- フルタ製菓:1952年創業
- 寺沢製菓:1958年創業
- チロルチョコ:2004年、松尾製菓(会社自体は1919年創立、チョコレート部門は1962年より)より分離
- ロイズコンフェクト1983年創業
- 神戸フランツ:2003年創業