孤独のグルメ 【ドラマ原作漫画】Ⅲ【序】

 
 

『孤独のグルメ2』

第1話 静岡県静岡市青葉横丁の汁✖✖
汁✖✖
静岡へとやって来た五郎が立ち寄った✖✖屋での食事。そこは「静岡✖✖」とは微妙に異なる「汁✖✖」の店で、✖✖(しらたき、だいこん、ちくわこんにゃく)が出てくると辛味のある汁で食べるものであった。次いで焼き海苔黒はんぺん、✖✖のおかわりとともに、きぬかつぎむかご網焼コロッケマグロブツとマグロ串焼きを注文、その味を堪能する。
第2話 東京都新宿区信濃町のペルー料理
フレホーレスセット、ロモサルタードセット、インカコーラ
偶然発見したペルー料理店での食事。 フレホーレスセットは金時豆(フレホーレス)・タマネギ・豚肉の煮込み、ロモサルタードセットは豚肉・タマネギ・完熟トマト・ポテトフライのピリ辛炒めがそれぞれガーリックライスにかけられ、付け合せにチョリソ、ヤシの芽、ポテトサラダが盛られ、箸休めのタマネギの酢漬けとオリーブの実が添えられている。前者だけでは足らなかったため、さらに後者を頼んでいる。
第3話 東京都品川区東大井の冷やし中華とラーメン
冷やし中華(950円)、ラーメンサイダー
数年ぶりの大井町で、昔行っていたラーメン店に行くことにする。しかし目的の店は混雑していて諦め、すぐ近くの昭和的雰囲気の残るレトロな中華料理店に入店し冷やし中華を注文。隣席の客がラーメンを食べているのを見て「温かいスープが恋しい」と結局ラメンも注文した。
第4話 東京都三鷹市下連雀のお茶漬けの味
ハムエッグあたりめ(600円)
お茶漬け」と看板に掲げた居酒屋の前を通りかかった五郎は、小津安二郎監督の映画『お茶漬の味』を観たことを思い出し、入店する。お茶漬けを頼む前にハムエッグとあたりめを食していたのだが、カウンター席に座っていたサラリーマン風の3人組と小競り合いとなり、お茶漬けを食すことなく店を出てしまうが、自宅に帰った後、パックご飯と瓶詰め塩辛で塩辛茶漬けを自作した。
第5話 東京都世田谷区下北沢の裏路地のピザ
ピザコカ・コーラ
道に迷ってしまった五郎は、脇道でピザの店を見つける。プレーンのピザに自分で具をトッピングする方式で、Lサイズ(28cm)を注文。サラミとトマトとピーマンをチョイス、さらにアンチョビを追加する。届いたピザをメキシコタバスコとアメリカのコカ・コーラで食べる。
第6話 鳥取県鳥取市鳥取市役所のスラーメン
素ラーメン(250円)、鳥取カレー(500円)
パーティーに出席するため鳥取を訪れた五郎は、鳥取砂丘を観光した後、案内人から紹介された鳥取市役所の食堂を訪れる。最初に案内人が勧めた素ラーメン(うどんのつゆ(関西風)にラーメンの麺を入れたもの)を注文、続けて鳥取カレーを追加する。しかしラッキョウのエキスが入っているという鳥取カレーの味は普通であった。余談だが、鳥取県鳥取市は作画担当の谷口ジロー氏の出身地である。
第7話 東京都世田谷区駒沢公園煮込み定食
煮込み(並:600円)、御飯(並:200円)、漬物(100円)、茶漬け
商談を纏めた五郎は、顧客から勧められた煮込み定食専門店『らっぱ』を訪れる。煮込み料理の味も五郎が「原寸大にウマイ」と評するほどで、大満足で食事を終えた。そして店のメニューにあった茶漬けが気になっていた五郎はその店を再訪するも、茶漬けは市販品のインスタントの茶漬けであった。
第8話 東京都文京区東京大学の赤門とエコノミー
赤門(ハーフ:330円)、エコノミー(400円)
東京大学を訪れた五郎が立ち寄った学生食堂で、食堂の構造やメニュー表記の複雑さに辟易しながらも注文した品。赤門はまろやかな辛さのあんかけ汁無し麺。エコノミーはいわゆる日替わり定食であり、五郎が注文した時は野菜あんのかかった和風カツライスとサラダとみそ汁の組み合わせだった
第9話 東京都千代田区有楽町ガード下の韓国料理
韓国冷麺+miniチャーシュー丼(1,000円)
韓国料理店『まなん』で注文したセットメニュー。前菜としてレンコンのキンピラ、昆布の煮物、キムチが付いてくる。冷麺の麺は硬すぎず細い。チャーシュー丼は上に生卵をかける方式。
第10話 東京都渋谷区松濤ブリ照り焼き定食
ブリ照焼定食(1,000円)、明太子(サービス)
鮮魚料理店『魚九』で注文した定食。注文札を取ってから席に着く方式。注文札の裏に書かれた数字が「当たり」だったためサイドメニューから1品サービスとして明太子を選択。定食はご飯とシジミのみそ汁がおかわり自由。定食のおかずにはブリの照焼のほか、小鉢のマグロ、大根おろし、ヒジキ(取り放題)が付いてくる。結局ご飯を3杯たいらげた。
第11話 東京都千代田区大手町のとんこつラーメンライス
とんこつラーメン、半ライス×2、サンマの味噌煮の缶詰、替え玉(100円)
ラーメン屋『太手町ラーメン』で注文した品々。最初はラーメンとライス(200円)を頼んだが、昼は替え玉か半ライスがサービスで付くと言われ、ライスを取りやめてサービスの半ライスに変えていかし結局、半ライス一杯だけでは足りずさらに半ライスを追加注文した。麺の量が少なく感じた五郎はさらに替え玉を注文するも、予想以上の替え玉の量に苦戦し、結局麺を半分残してしまった。
第12話 東京都荒川区日暮里繊維街のハンバーグステーキ
ハンバーグステーキ(700円)、ライス(大盛り300円)ハムエッグ(600円)、ソーダ水
五郎が繊維街で見つけた洋食屋『ニューカクヤ』で注文した品々。他の客が食べている卵が乗ったハンバーグを見て、注文した「ハンバーグステーキ」には卵が乗っておらず、卵が乗るのは50円増しで注文できる「ハンバーグステーキインペリアル」の方であった。どうしても卵が食べたくなった五郎はハムエッグを追加注文し、上に乗っていた卵を半分ハンバーグに乗せて後付けインペリアル化させるのであった。
第13話 フランスパリのアルジェリア料理
アルジェリア料理、セレクト
仕事でフランスを訪れた五郎が、かって小雪と訪れたことがあるアルジェリア食堂を再訪し、注文した品々。席に着くと最初に注文とは別にフランスパンが出てくる。クスクスケバブを注文したほか、他の客が食べていた料理を英語とジェスチャーを使って注文した。出てきたのはトリッパの煮込み(ハチノス、ニンジン、ジャガイモ、ズッキーニ、レンズ豆)とハリラスープ(トマト、パセリ、羊肉、短いパスタの具入りスープにレモンを絞って飲むもの)セレクトは食事中に購入したジュースで、五郎は「ひねくれたコーラ味」と評した。さらにクスクスの歯ごたえに物足りなさを感じた五郎は、追加でサフランライスを注文している。

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