孤独のグルメ 【ドラマ原作漫画】Ⅰ【冒頭】目次 概要 リ…
登場人物
- 井之頭 五郎(いのがしら ごろう)
- 本作の主人公。輸入雑貨の貿易商を個人で営んでいる。孤高で自由な生き方をモットーとし、結婚や店を構えることについては「人生が重たくなる」として敬遠している。
- 現在、特定の恋人はいない。回想では「小雪(さゆき)」という名の女優を始め、数人の女性と交際経験がある。父親はすでに他界、母親については記述無し。その他の詳しい家族構成は不明だが、離婚して出戻った姉がおり、その姉の子、太(ふとし)は高校球児。普段はやや人見知りで消極的。初めての店に入るのをためらうこともある。
- 自分なりの食事に対する信念をいくつも持っており、これに則って食事を楽しんでいる。例えば食い合わせを気にしたり、同じ食材を使った料理を選ばないように注意したりし、その選択を「うんうんバランスいいぞ」などと自賛することも多いが、いざ食べ始めてみるとメニューの食材のダブり(豚肉炒めと豚汁、卵焼きとおでんの卵、ポテトサラダと肉じゃがなど)に気づき、度々後悔している。また、空腹の勢いから後先考えずに注文し食べ過ぎたり、食べきれず残してしまうこともしょっちゅうである。
- 愛煙家で、食事が終わった後にたばこを一服つけるのが癖。アルコールに関しては全くの下戸(ただし酒呑みや彼らの醸す雰囲気を嫌っているわけではない)。甘党であり、特に和菓子系の甘い物には目がない。
- 普段は背広姿で、家に居る時でもネクタイすら外さない。ただし、テレビドラマ版Season1の第五話でのみ、昔なじみの常連に誘われたというストーリーの設定上、私服姿で登場している。
- かなりの筋肉質。これは祖父が古武術の館長であり、高校まで古武術を叩き込まれていたことに由来する。気に入らない店主や店の客に文句を付け、武術の技を掛けてしまったこともある。
- 輸入車を好んでおり、初期はBMWのセダン、後にボルボのステーションワゴンに乗る。テレビドラマ版ではBMW・5シリーズのセダンと535iツーリングに乗っている。
五郎が食べた料理
括弧内は劇中で確認できる注文した料理の金額。
『孤独のグルメ』
- 第1話 東京都台東区山谷のぶた肉いためライス
- ぶた肉いため(400円)、ライス、おしんこ(100円?)、豚汁
- 豚肉入りの野菜炒めではなく、豚肉のみを炒めたものであり、少量のキャベツの千切りと不思議な存在感がある練りからしが添えてある。豚汁は豆腐と豚肉のみが具として入っており、単品でおかずとして成立するほどに汁も具も量は多い。ナスのおしんこの漬かり具合は程良く、豚肉が中心となる料理の中では特に爽やかな味わいをもたらす。
- 第2話 東京都武蔵野市吉祥寺の廻転寿司
- 回転寿司(1皿130円)
- 吉祥寺駅近くの『天國寿司』にて。どの品も130円。値段の割に味は良く、午後1時半から5時までのタイムサービス中は、大トロが一皿130円となる。五郎はマグロ、イカ、エビ、ネギトロ、アナゴ、イワシ、大トロ、ウニ、アワビなど全部で11皿の寿司を食べた。
- 第3話 東京都台東区浅草の豆かん
- 豆かん(400円)
- たっぷりの豆と寒天に黒蜜がかかっただけのシンプルな甘味。豆は粒が大きく、艶がありとても柔らかい。黒蜜はクセがなくサッパリしており、あまり甘すぎない。
- 第4話 東京都北区赤羽の鰻丼
- うな丼(750円)、生ゆば刺し 京都風(400円)、いくらのどぶ漬け(600円)、岩のり(250円)
- 早朝の納品の後、朝も営業している居酒屋で注文した品。うな丼にはセットで肝吸いとおしんこも付いてくる。いくらは大粒で量も多い。うなぎは身は小ぶりだが脂が乗っている。生ゆば刺しは中にあさつきが巻いてあり、ポン酢で食べる。
- 第5話 群馬県高崎市の焼きまんじゅう
- 焼きまんじゅう(アンなし140円 アン入り150円)
- タレをぬって焼いたまんじゅう。アンなしとアン入りがある。タレは甘いが、アンなしは軽くて素朴な味。一方アン入りの方は、複雑で強烈な甘さとなっている。
- 第6話 東京発新幹線ひかり55号のシュウマイ
- ジェットボックスシュウマイ(600円)、ごはん(230円)、お茶
- 大阪へ出張に行く際、五郎が購入した弁当。容器の底に石灰が入っており内部の水袋から出た水が発熱しシュウマイを温める。シュウマイのみで米飯が付いていないため、五郎は隣の店で追加で購入していた。
- 第7話 大阪府大阪市北区中津のたこ焼き
- たこ焼き
- 大阪での商談を終えた五郎が、ホテルの前の屋台で食べたたこ焼き。店主曰く「ゴマ入りネギ入りの特製」で12個入り。