桜島【危険地名3級~七段=一段】Ⅲ【後半】噴火の 

 

産業と生活

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鹿児島市内の降灰置場

溶岩プレート

全島が火山噴出物で構成されているため、生育に適する農作物は限られている。特産品として、かぶらを大きくしたような世界一大きい大根「桜島大根」と、世界一小さなみかん「桜島小みかん」が有名である。

土産物として、桜島の溶岩を利用した焼肉プレートが販売されている[注釈 1]。また、小瓶に詰めた火山灰が売られている。

風によって火山灰が運ばれるため、近隣住民にとって風向きの情報は重要であり、1983年(昭和58年)9月1日から電話による天気予報(177)で桜島上空の風向きに関する情報提供が始まった[25]。その後、鹿児島県内のテレビ・ラジオ放送の天気予報においても、桜島上空の風向きの情報が流されるようになった。

鹿児島市では市街地を中心に、多くの学校のプールには降灰時にも使用できるよう、カーテン状の可動式の屋根が設置されている(好天時は屋根を開けて使用)。ただし、しばらくの間降灰が小康状態だったことと、老朽化したことにより、撤去された学校もある。プールの底に溜まった灰を除去するためのスイーパーもあった。プールの中に沈めると自動で動き、灰を除去した。また、校舎には降灰時でも舎内の換気ができるよう、廊下側の窓にフィルターが取り付けられており、教室内の換気扇には、室外側に、降灰の逆流を防止するカバーがついている。

大隅半島など降灰量の多い地域には、雨樋の無い家屋が散見される。灰が雨樋に詰まり、雨水を吸収して固まると用を成さなくなるため、初めから設置していない。

降灰時は霧の中のようになり、視界が数十mになる場合があり、自動車の場合ライトが必須になる。また、火山灰がフロントガラスに付着するが、ワイパーを作動させる速度を考慮しないと、ガラスに傷がつく場合がある。また、特に降雨時の降灰の際は早めに、場合によってはウィンドウォッシャー併用で動かさないと危険な場合がある。

墓にも灰よけの屋根がつけられたものがある。

克灰袋

一定以上の降灰が確認されると、役所から家庭に克灰袋(こくはいぶくろ)が配布される。家庭では降灰を克灰袋に入れ、降灰指定置き場に置くと、役所が回収する[49]。以前は「降灰袋」と書かれていたが、「降灰を克服する」という願いから現在は「克灰袋」と書かれている[要出典]

掃除などで集められた火山灰を廃棄する場合は、専用の袋に入れて指定場所に置かなければならない(下写真参照)。

  • 現在の克灰袋

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  • 山積みにされた克灰袋

交通

桜島フェリー(桜島港)

国道224号と桜島(御岳)

行政連絡船で結ばれている浦之前港と新島

桜島へのアクセス
桜島と鹿児島市街地との間は24時間運航の鹿児島市営桜島フェリーによって結ばれている。大隅半島側の垂水市霧島市との間には路線バスが運行されている。鹿児島市でありながら鹿児島市中心部とは海で隔てられているため、2000年頃に桜島大橋(仮称)が計画された。しかしながら、着工等の日取り等全く未定であり、頓挫している状態であったが、2010年に鹿児島県が「錦江湾(鹿児島湾)横断交通ネットワーク」についての基礎調査結果を発表し、「鹿児島 - 桜島」を中心に調査を進める予定である[50]

道路

国道224号
垂水市との境界上にある桜島口から桜島の南側を通り、桜島港(路線としての終点は薩摩半島側の鹿児島市山下町)に至る国道。
鹿児島県道26号桜島港黒神線
桜島港から桜島の北側を通り、桜島口に至る鹿児島県道。

路線バス

航路

防災