【大地震】10~15年以内に100m級の津波で東京・東北地…Ⅰ
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■恐怖のアウターライズ地震
――ということは、東日本大震災クラスの巨大地震が近い未来に来るということですね
飯沼「東日本大震災は、地震の規模があまり
にも大きかったため、日本列島の地下の力のバランスがガラリと変わってしまった。今後、東京直下型地震、東海地震、東南海地震……などさまざまな巨大地震へと発展して行くでしょう。私が今、最も恐れているのがアウターライズ地震です。東北の太平洋側には約200キロにも及ぶ日本海溝があります。東日本大震災は、日本海溝の内側で発生した。けれど、今度は日本海溝の外側で発生するアウターライズ地震が来ると思っています。
震源地が陸地から離れているので揺れは小さくとも、津波は巨大化しやすいのです。私が研究した一連の歴史津波、東北紀元前津波(紀元前160~60年)、東北太平洋沿岸津波(西暦95年)、太平洋沿岸津波(西暦300~330年)、名取沿岸津波(西暦500年前後)を引き起こしたのは、アウターライズ地震と連動した海底巨大地震によるものと考えています。
特に、宮城県南部沖のアウターライズは2000年近く動いていない。もし、ここが動けば東日本大震災を上回るマグニチュード9以上の揺れと巨大津波が予想され、福島県から仙台平野にかけて大きな被害が出ます」
何と恐ろしいことに3.11の大津波を予言した飯沼氏の話からすれば、次は東日本大震災の規模をも超える巨大地震、そして100メートル級の津波が日本を襲うのだ。
■日本人全員がガンになる!?
――我々が生き延びるためには、どうすればいいのでしょうか?
飯沼「生き延びるためには津波のことだけでなく、先のことも考えないといけない。 長生きするためには人間の体の中から毒を出さないといけないよ。65歳までは、何を食べても大丈夫。だけど、65歳を過ぎると、一気にいろいろな病気が出てくるからね。それに対応するためには、自分の細胞を強化しなければならない。細胞を強化するには、免疫力を強化しなければなりません。6年前は、4人に1人がガンだった。3年前は、3人に1人がガン。今は、2人に1人がガンの時代。あと、3年もすれば国民全員がガンになる」
■病気にならずに長生きするには?
――それは大変恐ろしいことです。病気にならないようにするには、どうすればいいのでしょうか?
飯沼「農薬が入った食べ物を食べないことです。今、市場に出回っている野菜は、化学肥料だらけの物が多いんです。たとえば、お米を毎日食べていますよね。米は田植え終わった段階で雑草を流すために、除草剤を撒くんです。除草剤は、農薬です。ネギには、赤さび病というのがありますが、これは化学肥料を使うからサビがいっぱい出るんです。そういった毒が、食物を通じて体にどんどん入って来るんです。
毎日、何十年も毒を食べ続けたら、体の中に蓄積されて行く。そして、会社を定年退職し、いよいよ年金生活が始まる。やれやれ、ご苦労さま……と65歳になったとたん、いろいろな病気が発生する。だから、長生きできないんですよ。私は昨年、生まれて初めて風邪を引きましたが、それまで、風邪ひとつ引いたこともなければ病院のお世話になったこともない。
何が言いたいのかというと、87歳まで健康に生きて来た私の体は食の文化の宝庫だと言いたいんです。大事なのは、酵素、アミノ酸、ミネラル、ビタミンを総合的に摂ること。私は朝に、有機栽培のキャベツとブロッコリーを生で食べるんです。そしてキウイを3分の1、卵も半分だけ食べる。食事の順番は、野菜類 きのこ類 海藻類から食べる。魚や肉といったタンパク質は、1番最後に食べるんです。夜寝る前には、ヨーグルトを食べます。そして、ココアの中にしょうがを入れた物を飲みます。
ちゃんとカロリー計算して食べることも大事です。身長と体重によって、カロリーは変わってきます。だから、ちゃんと計算して1日のカロリー摂取量を守ることです。
その他にも免疫力を高めるには、腎臓をいたわるなど、いろいろなことをやらなければなりません。私はね。2年先、5年先、10年先、20年先のことを見据えながら研究したからこそ、津波を予言することができたんです。
だから私は、『この先、何年まで人間は生きることができるか?』という課題にも取り組んでいるんです。このように、総合的な学問が人間を長生きさせる要素なんです。これから生き延びるためには、そこまで考えないといけないんですよ」