複勝×3鉄板50-100%=62億%-737億割一点買い

単勝ガチ33-70%

枠連本命22-50%三点買い

ワイド対抗15-33%

ワイド再度10-22五ー七点買い

ワイド小穴6.7-15

馬連中穴4.4-10七ー十五点買い

馬単高穴3-6.7

三連複×3大穴2-4.4九ー三十点買い

三連単万馬券1.4-3

百五十倍小万9‰

二百倍中万6‰十二ー百点買い

三百倍高万4‰

五百倍大万大吉2.6‰十四ー二百点買い

七百倍上万1.7‰

一千倍特万1.1‰十六ー五百点買い

千五百倍最万0.75‰

二千倍限万0.5‰一千点買い

三千倍極万0.33‰

 

 

熊本地震 (2016年) Ⅲ【内】前震・本震/14日&16… 

 
本震の最大加速度上位10地点[40]
  観測点名 観測点コード 最大加速度 Gal 計測震度
1 KiK-net益城 KMMH16 1362 6.5
2 K-NET宇土 KMM008 882 6.2
3 K-NET熊本 KMM006 843 6.0
4 K-NET矢部 KMM009 831 5.7
5 KiK-net菊池 KMMH14 800 6.1
6 K-NET砥用 KMMH14 778 5.6
7 K-NET湯布院 OIT009 723 6.0
8 KiK-net小国 KMMH02 687 5.5
9 K-NET大津 KMM005 669 5.7
10 KiK-net豊野 KMMH14 612 5.8

なお、大韓民国釜山広域市では改正メルカリ震度階級IIIと推定されている。

防災科学技術研究所設置のKiK-net益城の速度応答スペクトルでは、周期0.9秒前後に300センチメートル毎秒(cm/s)近いピークがある[42]。家屋被害に大きな影響を及ぼす1-2秒周期も200cm/s前後あり[42]、兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)と同程度かそれ以上の、家屋被害を起こしやすい揺れだった[43]。また、非常に強い長周期地震動を観測し、周期3-4秒において、兵庫県南部地震時の神戸市、十勝沖地震(2003年)時の北海道苫小牧市、東北地方太平洋沖地震時の宮城県栗原市でそれぞれ観測した揺れを上回った[43][42]

メカニズム

この地震は、南北方向に張力軸を持つ右横ずれ断層型(正断層成分を含む)の内陸地殻内地震であり、北東-南西方向に伸びる震源断層を持つと推定される[31][JMA 37]。政府の地震調査委員会は発生翌日の17日、布田川断層帯(約64km以上)の北東端に当たる布田川区間(約19km)がこの地震の震源断層で、同区間を含む約27kmが動いたという見解を発表した[3][11][44]。同区間で将来的に発生する地震はマグニチュード7.0程度と推定されていたが[33]、今回の地震で動いた断層の範囲は調査委の想定よりも東西に数kmずつ長く、東側は阿蘇山カルデラまで達していた[11]。また、この付近では前震の震源域とされる日奈久断層帯と布田川断層帯が交差しており、これらの断層帯連動して動いたことで、前震と本震を中心とした熊本県熊本地方における一連の地震活動が引き起こされた可能性が指摘されている。

余震域外での地震活動の活発化

4月16日1時25分の熊本県熊本地方の地震(Mj7.3)以降、熊本県の阿蘇地方(阿蘇山の北東側)および大分県(別府市から由布市付近)においても地震活動が活発化した。熊本県の阿蘇地方を震源とするものでは、最大でMj5.9、最大震度6強を観測した。また大分県中部では、熊本地方のMj7.3の直後(同時刻)にM5.7前後の地震が発生して最大震度6弱を観測し、その後も地震活動が続いた[31]。大分県中部の地震活動は、別府-万年山断層帯付近において発生している。

気象庁は熊本県の阿蘇地方と大分県の地震について、熊本県熊本地方における一連の地震の震源域からは離れており別の地震活動と見ている[47][48]。一連の地震は九州中部の北東から南西にかけて広がる別府‐島原地溝帯に沿って発生しており、東京大学の平田直や名古屋大学の山本耕春などの専門家らは、熊本県阿蘇地方と大分県の地震について本震 (Mj7.3) による誘発地震である可能性を指摘している[49][50]東北大学の遠田晋次教授は本震の断層運動によって周辺地域での急激な応力変化が起きた(周辺地域の力のバランスが崩れた)ことにより、阿蘇地方や大分県の地震が発生したと推定している[51][52]。遠田教授の話によれば、このような地震の誘発は科学的に特に異常な現象ではないという。なお別府‐島原地溝帯では、南北方向に引っ張る力がはたらいており、一連の地震活動で発生した地震の多くも、南北方向に張力軸を持つ横ずれ断層型であった[31]

防災科学技術研究所や気象庁の発表によると、4月16日未明の本震発生の32秒後、大分県(由布市付近)を震源とするM5.7前後の地震が発生していたとみられる[53][JMA 2]。大分県の由布市九重町で、本震の揺れが始まった後、観測点付近で発生した別の地震によるとみられる、より大きな揺れが観測されていた。本震の際に由布市では震度6弱の激しい揺れを観測したが、これは本震に誘発地震の揺れが重なった結果で、誘発地震がなければ震度4程度だったと考えられるという。

地震活動の推移

最初の地震から1カ月後までには、大分県中部の地震活動は低下した[31]。熊本地方および阿蘇地方では、5月以降減衰傾向であるが、11月時点でも活動が継続している[56]

4月14日21時以降11月30日までに、一連の地震で震度1以上を観測する地震(有感地震)は4,165回発生しており、うち最大震度4以上の地震は140回発生している[JMA 38]。直下型地震で比較すると、特に余震回数の多かった新潟県中越地震でも1年後までの有感地震が約1,000回である[57]

気象庁は複数の地震を一つの地震としてカウントしていた地震について精査を行い、10月11日に発表した[JMA 39]。精査の結果、最大震度1以上の地震回数が確定し、最大震度5強の地震が1回(15日0時6分[JMA 13])、5弱の地震が3回(14日23時43分[JMA 11]、16日3時9分[JMA 19]、16日9時50分[JMA 24])増えるなど、10月10日24時現在で、有感地震は計1,944回増え、2,136回から4,089回へと修正された[JMA 39]

最大震度3以上の地震の回数[JMA 3]
(熊本県熊本地方、熊本県阿蘇地方、大分県西部、大分県中部)
最大震度 小計
3 4 5弱 5強 6弱 6強 7
4月14日
(21時以降)
21 12 2   1   1 37
4月15日 19 10 1 1   1   32
4月16日 153 51 6 1 2 1 1 215
4月17日 29 11           40
4月18日 23 4   1       28
4月19日 20 2 1 1       24
4月20日 15 1           16
4月21日 11 2           13
4月22日 4 1           5
4月23日 1             1
4月24日から
5月 7日まで
45 9   1       55
5月 8日から
5月21日まで
18 2           20
5月22日から
6月 4日まで
9             9
6月 5日から
6月18日まで
5 2 1         8
6月19日から
7月2日まで
5 2           7
累計 378 109 11 5 3 2 2 510

地震活動の見通し

気象庁は通常、大きな規模の地震の後には余震の発生確率を発表しているが、熊本地震では「過去の経験則があてはめられない」として発表を取りやめた[58]

4月24日午後の気象庁の記者会見で青木元(げん)・地震津波監視課長は熊本県と大分県の地震活動について、全体的には回数の増減を繰り返しながら地震が継続していると述べ、それまでの地震で揺れが強かった地域では家屋の倒壊や土砂災害の危険性が高まっているので、引き続き強い揺れに警戒するように呼びかけた[59]。最初の地震から約1か月後の5月13日、政府の地震調査委員会は、今後も最低1か月程度は熊本県熊本・阿蘇地方でM5 - 6(最大震度6弱程度)、大分県中部でM5程度(最大震度5強程度)の余震が発生する可能性があるとの評価をまとめた[31]。地震調査委員会はさらに、過去に2 - 3か月の間隔を置いて同程度の地震が発生した例があるとして、「今後も最低2か月程度は、震度6弱以上の揺れに見舞われることも否定できない」と発表した。

離れた地域などでこれまでに経験したことのない地震活動の広がり方をしていることから、活動の範囲がさらに拡大する可能性も指摘された[47]。複数の専門家が、大きな地震がまだ起きていない日奈久断層帯の南西側部分(八代市から水俣市付近)へ地震活動が広がる可能性を指摘しており、最も危惧されている。気象庁も4月17日、地震活動が南西側に広がっているとして注意を呼び掛けた[63]。また、京都大学の林愛明教授も大分県で大きな地震が発生する可能性やさらに東隣の中央構造線断層帯に影響が及ぶ可能性を指摘した[47]1596年文禄5年)には慶長伊予地震慶長豊後地震慶長伏見地震が、数日の間に連続して発生した例がある。これに対して京都大学の岡田篤正名誉教授は1596年の地震によって中央構造線断層帯にたまったひずみは解消されており、この断層帯が大きな地震を起こす可能性は低いと考察している[47]

別府 - 島原地溝帯の延長線上には、九州西方沖から台湾付近へ伸びる海底盆地沖縄トラフがある。熊本地震の約5カ月前の2015年11月14日、沖縄トラフ北端付近の薩摩半島西方沖でMj7.1の地震が発生しており、東京大学地震研究所の古村孝志氏や九州大学の松島健准教授はこの地震と熊本地震との関連性を指摘している。

国際日本文化研究センター磯田道史准教授は約400年前の元和5年3月17日(1619年5月1日)に熊本県八代地方で今回の熊本地震と似たケースの地震が起こっていたことを指摘しており、古文書によると余震は長期間続き、現在の大分県に当たる豊後地方も大きく揺れたとの記述があり、さらに度重なる地震で熊本城も崩れたという[66]