想い | 風花の山と花風景と猫

風花の山と花風景と猫

山と花と写真が好き…≧(´▽`)≦
現在は季節の花を眺めながら高尾山を歩いています
2010年直腸癌罹患。ステージ4だけど現在寛解中
奥又白池は北尾根に散った友と永遠にここに



風花の山と花風景

三日月が低く目の前に姿を現し

光に溢れる街の夜に

負けることなく

存在を見せている


時とするとただ泣くわたしのこころに

凛とした強さで存在を示している

弱い私のこころを励ますように…




昨日も今日もずっとずっと考えていた


友のことを想うだけで

ただ泪が流れた


ガラスのようなわたしのこころと

もし…友も同じだったなら

どう考えただろうか


死を意識した時

わたしならどうしただろうかと


鬱病になって気力も何もかも無くし

何も考えられずにいた時

何が一番こころの支えになっただろうか

真の友の言葉は優しく

ホッとした


それ以外の人は

そっとしておいて欲しい…

私はこころでそう叫んでいたように思う

励ましの言葉は励ましではなく

こころに突き刺さる刃でしかなかった


何も知らずに自分の思いだけで病んでいる人を

励まして欲しくない

辛かった時を振り返ってみて…そう思うのだった



友は苦しみながらも泪を流しながらも

そっと静かに旅立って行きたかったのだと思う


私がもし死を目前にしたなら

やはり誰にも告げず

静かにその時を迎えたいと思う筈だ

逢いたいと思うのは

生きている人のエゴなのではないだろうか


友のほんとのこころはわからない

それでもあれこれ考えるのだった

これからもずっと思い悩みながら

時を過ごして行くことになると思う

後悔という重みを感じながら…