星とつながり大地と生きる半農半星生活をしている今井恵理です☆

6月20日 20:02 射手座で満月です。

満月は、新月から獲得してきたものを、満月で確認し、次の新月までにそれを自分の中に落とし込んでいく流れ。

新月からの流れを考えれば、いろいろな情報を得たり、関わる世界が広がって、視野が広がったり活動域が広がった方も多かったのではないでしょうか。

多面的なものの見方をする流れのもと、自分が井の中の蛙であったことを知ったり、入ってくる刺激がどれも一長一短だったり、どれも魅力的で、結果的に自分がどうしていいかわからない~という方も多かったかもしれませんね。


そうやって、自分自身を知ったり、進む道を定めていくのでしょう。

たくさんの可能性を吟味して、一度自分をばらしてから、再構築していくといってもいいかもしれません。

そんな流れを受けた満月図は、下記です。



月は12室でサビアンシンボルは『法王』です。

緋色の衣をまとった法王は、神の代理人であり、教義を広めるだけではなく、かつてのキリスト教世界においては政界の頂点に立つ者。

今もバチカンの統治者ですし、この度数は、射手座の末期度数。

これにて射手座が終わり、次に待っているのは山羊座です。

射手座の高き理想や夢、志、そうしたものが極まり、それを山羊座の現実の世界で理に叶ったものとして創り上げていく、その過渡期。

あれこれ夢を思い描く時、「そんなの理想論だよ。」という言葉を、しばしば経験のある年長者が若い層に向かってかけるケースがありますが、低い理想から高い次元の現実は生まれないわけで、志すものが高ければそれだけ高く羽ばたけるもの。

恥ずべきは、低い理想に甘んじることかもしれません。

この時期、自分が志すものから不純物を取り除き、それを法王よろしく宣言する必要があるでしょう。

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12室なので、おおっぴらに宣言するというよりは、自分の中に核として埋め込むとか、己に誓うといった感じでしょうか。

月を照らす太陽は、満月ですので真反対の6室双子座にあります。

つい先ごろ蟹座に移動した金星も近くにいますが、太陽がいる双子座の末期度数もまた、次に控える蟹座へ移行寸前。

蟹座は自分が帰属するものへの愛着を強く持つ性質から、ナショナリズムなどにも通じる星座ですが、そうしたものを意識する前に、まず自分という個がどうあるかということを最大限楽しんでいく必要がありそうです。

これまでの流れだと、たとえば愛国心を例にあげると、国とか自分の基盤への愛があって、その中で個人の自由を追求してきた流れがあったと思うのですが、それとは逆で、そのひとつひとつを構成する私たちひとりひとりを大事にしていくことが、実は全体に奉仕していくことにつながるのでしょう。

柔軟宮(双子座・乙女座・射手座・魚座)のグランドクロスが、相変わらずゆるく働いていますし、特に双子座の水星・射手座の土星・魚座の海王星はタイトなTスクエアという配置にあります。

心の赴くまま自由気ままに楽しむことに対して、未来を見据えて本当にそれでいいの?自分のことだけでいいの?というツッコミは入るでしょう。

Asc(東の地平線)は山羊座で、これまで獲得してきたものを、世の中に打ち出していく力強い度数です。

思うところは、人それぞれいろいろあるでしょう。

考え方も目指すものも、人それぞれです。

それでいいのでしょう。

大事なのは、それぞれの良さや求めるものを、自分自身が大切に扱っていくこと。

社会のために、周りのためにというのは、一見とても素晴らしいことですし、それがなければ世界は調和を保てないように思えるかもしれません。

けれど、ひとりひとりが本当の意味で、上っ面ではなく自分を満たし、最高最善の状態に自分を保つことが、実は世の調和を保つことにつながる、とこの満月の星回りを読んでいると見えてきます。


この流れは、このところずっと強調されているものでもありますが、9月の木星の天秤座入り以降の世界に向けて、佳境に入っていると言っても良さそうです。

この夏に向けて、個人も世の中も、大きくその流れを変えていくでしょう。

その変化のための揺れですから、揺れを止めようとするのではなく、自分自身がどうするかを見極めるために、この揺れを活用していくといいです。


揺れているからこそ、見えてくるものがあるはずですから。

どうぞ佳き半月を♪

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