Wii本体の内部フラッシュメモリが足りない | 本当のゲームレビュー

Wii本体の内部フラッシュメモリが足りない

※Wii本体に搭載されているフラッシュメモリの容量は512MB(約4000ブロック)
※このうち、ユーザーが自由に使えるのは278MB(2174ブロック)
(1ブロック=128KB)

2174ブロック。今回は以上の点を踏まえて読んでいただけると話が早い。それでは早速本題に。

Wiiを長いこと使っていると徐々に実感できること、それは「本体の内部フラッシュメモリが足りない!」ということなんだよな。バーチャルコンソールを頻繁に使っているユーザーは、最近特に実感していることと思う。どんどん実感しているはずだ。とにかく足りなくなってくるんだよ。ここで、WiiのチャンネルやVCのソフト、各種セーブデータの記憶容量を軽く見てほしい。

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■チャンネル
インターネットチャンネル / 225ブロック
みんなで投票チャンネル / 50ブロック
Miiコンテストチャンネル / 90ブロック
みんなのニンテンドーチャンネル / 80ブロック

■VCソフト(30ブロック以上使うソフトの一部)
悪魔城ドラキュラ / 33ブロック
ファイナルファイト / 30ブロック
ストリートファイターII / 42ブロック
スーパーストリートファイターII / 60ブロック
カービィボウル / 32ブロック
マリオのスーパーピクロス / 34ブロック
スーパードンキーコング / 58ブロック
スーパードンキーコング2 / 60ブロック
かまいたちの夜 / 63ブロック
不思議のダンジョン2 風来のシレン / 55ブロック
はじまりの森 / 63ブロック
スーパーマリオ64 / 89ブロック
マリオカート64 / 123ブロック
ポケモンスナップ / 156ブロック
ボンバーマン'94 / 32ブロック
グラディウスII GOFERの野望 / 218ブロック
※この他のVCソフトの平均
1本当たり23.5ブロック(10本なら235ブロック)

■セーブデータ(10ブロック以上使うセーブデータの一部)
フォーエバーブルー(あまりプレイしてない) / 34ブロック
スマブラX / 128ブロック
インターネットチャンネル用セーブデータ / 37ブロック
みんなのニンテンドーチャンネル用セーブデータ / 126ブロック

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計算が好きな人は、ここまでのブロック数をその手で足してみると面白い。これだけで既に1900ブロック以上。もちろん、この他にも色々なVCのソフト・セーブデータ、Wiiソフトのセーブデータも記録しなければならないわけで、最初に述べた2174ブロックなんてあっという間なんだよ。2174ブロックじゃ普通に足りなくなるだろう。足りなくなった人は何も悪くない。ゲームファンなら1年程度で足りなくなる。これはまずい。非常にまずい展開なわけだ。

Wii本体にSDメモリーカードを挿せばある程度はまともになるが、解決には至らないんだよな。1GBのSDなら約7800ブロック、2GBのSDなら約15800ブロックだが、SDに移動(コピー)できないデータが結構あるから問題なんだよ。例えば、スマブラX・フォーエバーブルー・シレンのセーブデータ、インターネットチャンネル・みんなのニンテンドーチャンネルのセーブデータ、この辺は本体のフラッシュメモリにしか保存できない。つまり、こういうデータが増えていくと、SDカードを挿しても効果が得られないわけだ。実に困っただろう。

実際に俺も、VCのソフトやセーブデータをSDメモリにたくさん移動しているのだが、移動した後に遊びたくなると面倒。本体の何らかのデータをSDに移動させ空きを作り、遊びたいソフトを本体にコピーする、この手間は無駄だろう。時間がもったいない。
ちなみに今回の話は俺だけではなく、前にコメントをいただいた佐々木無宇さんなかじマダオさん をはじめ、多くの方が「容量が足りない」と実感しているのだ。さて、この状況を任天堂がどう打破するのか、注目だ。