酸化しやすい植物油!! | 代替医療師Vanillaのブログ

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健康でいるのも、きれいでいるのもあきらめたくない! シンガポールにて、日々精進。

みんなの投稿を見てると、時々 心配になります。。。

動物性の油と 植物性の油という分け方

なぜか 動物性の油が酸化しやすい! だから 悪い!と

かなり短絡的に決めつけてしまっている方が 

多いなぁと思いますわ


動物性の油と植物性の油の違いを、

どの点で理解しているのだろうなぁ。。。


だって、酸化にフォーカスしているなら

植物の油のほうが酸化しやすいよね。。。


一般的に動物の脂に比べて

植物の油が優れているような錯覚を持っている人が多いですわね。

動物性のものは常温では固っています。

植物性のものは常温で液体であることが多いね。

そもそもオメガ3が多ければ冷蔵庫にいれたりするじゃない?

なぜだか分かっているんだよね?



そもそも酸化するっていうことは 

酸素と結びつくということで。。



酸化しやすいってことは その組成上 

酸素と結びつく準備ができているものともいえます。


油は 脂肪酸と呼ばれるものの塊です。

脂肪酸には 『飽和』 と 『不飽和』があることは知っているでしょう?


飽和の意味は ほかと繋がれないほど 

つまり ほかと手を繋ぐこともできないほど 

いっぱいいっぱいってことなの。

飽和しているって 辞書でひいてごらん。

酸素とだって繋がる手は余っていないのですわ。。。

つまり、酸化はしにくいのよ!



不飽和というのは 飽和しきっていない 

ということですから 酸化する余地があるという脂肪酸なの。

これは、難しくいえば、

その脂肪酸に二重結合があるかどうかってことよ。




この図 わかるかな 2本で繋がれてるでしょう?

その部分は 折れ曲がっているよ

そりゃそうだ だって そうじゃないと 長すぎて

柔軟じゃないもんね


オメガ6とかオメガ3とかどれも不飽和脂肪酸だよ~!!

不飽和の脂肪酸は 植物油や魚の油にたくさん入っている傾向がありますわ

これは、こうやって化学式でみるといっぱつで分かるんだけど、

普通のママは なんだか難しいと感じてしまって、

見る気も起きないだけだと思うの。簡単なのになぁ。。。

これ見ながら 説明すると わかるんだよ


これは、私の7月の「栄養学」でも話します。



これ→ 7月「ホリスティックセルフケアマスター講座」



動物性の油脂が体に悪く、

植物性の油脂が体にいい、というのは短絡的な発想で、

むしろそれを構成する脂肪酸の種類が重要だってとことなのよ。


”酸化しやすい”不飽和脂肪酸を多く抱えている植物性油脂や魚油は

酸化されやすいことは当たり前で。。。

酸化した油はもちろん健康に良い影響を与えるとは思えないよ。

別に魚や野菜が悪いといっているのではなく、

その油だけにフォーカスしたらってことよ。


全体としてのミネラルや栄養素として

悪い影響があるといってるんじゃないからねー 


全体から油だけを抽出したりする場合の話です。


動物性の牛脂や豚脂は飽和脂肪酸を多く含んでいるので

固形であることが多いし、

魚などの脂肪は融点が低い(海の中でも固まらないようにね)

不飽和脂肪酸を多く含んでいるので液状に近いものになります。


常温の状態で固形か液状かとろとろなのか、サラサラなのかで 

飽和と不飽和の割合は想像はできると思いますわ。


また動物性でもバターや生クリームは飽和脂肪酸を多く含むのだけれど、

常温では液状に近いでしょ。

これは塊の牛脂などに比べて脂肪酸の長さが短い(炭素が少ない)もの

が多いから軟らかくなるのだよ。

難しいかなぁ得意げ


植物性だとしても、涼しいところで育つ大豆やとうもろこし

などに含まれる植物性の油には不飽和脂肪酸が多いので液状でしょ。

ココナッツやカカオなど 熱帯産の植物に含まれる油脂は

固体の形状が多いのが特長だってこと ひらめき電球


この辺を分かった上での、酸化についての検討をしたほうがいいなぁ。。。と思うんだけど。


どうだろうか。

いつも言うけれど。。。

どっちがいいとか悪いとかではなくて、

その状況にはどれが最適なのかってこと。

バランスだーよーねー きらきら

Love Vani








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