今日の記事 かな~りヘビーです
考えるの 嫌なかた どうぞ今日はスルーで
先日 セラピストの勉強会の詳細記事 で
こちらの本 紹介しましたが
平気でうそをつく人たち―虚偽と邪悪の心理学/M.スコット ペック
¥2,310
Amazon.co.jp
コメントやメッセージから ちょっと心配になり
追記 しておきますわね
これらの本 普通の方には かなり面倒な本ですわ
そもそも 翻訳書ですから 訳もまどろっこしいです
また キリスト教色 はいってますです
(私自身は 無神論者でございます もちろん
人間の力の及ばない 大きな力に 支配されている
という思いは なんとなくありますが)
著者が 「はじめに~ 取り扱い注意」で 書いていることを
少し抜粋いたします
「この本に書かれたことから苦痛を受けた人は、自分自身に対して優しく、慈悲深くあって欲しい。また、この本を読んで、自分の友人、知人が邪悪だとわかったとしても、どうか優しく、慈悲深くその人たちに接していただきたい。いずれにしても慎重な配慮をもってー ここでいう配慮とは、ひとつには愛を意味する。」
「ずばり 私が邪悪だと判定した人たちーそして また 人間の悪全般ーを科学的に研究する必要がある、というのが本書の主題である。
~ 中略 ~
しかし いまここで 読者にお願いしておきたいことは、まず最初に自分自身を判断し、自分自身をいやすことなしに、そうした判断を問題なく下すことはできないということを、心に銘じてほしいということである。人間の悪をいやす戦いは、まず自分自身との戦いから始まるのがつねである。そして
自己浄化こそ、つねにわれわれの最大の武器となるものである。」
そして 最後の6章が もっとも大事なところです
この手の本は 読み手によって かなり色々な
解釈がされるものだと 考えておりますです
そして その人の 人生のステージにおいても
どの時期に 読むのかで 意味合いが違ってくる
いま 必要なこと 都合のいいこと しか
読み込めないかも しれませんですわ
また この著書自体 心の治療家による
心の治療家のもの ということもふまえて
著者の得た 臨床を参考にするといった
利用の仕方が いいかな~ と思います
私からも 注意をしていただきたいなと思うのは
人を悪だ 邪悪だと 裁く時点で
自分さえも さばかれる ということ
実際に 心が邪悪な人は 存在します
そういう人は 正義という名の下に または
道徳的に考えて 常識的に考えて などという
楯のもとに 他人を批判します
自分が 不完全であることは すっかり棚にあげてです
つまり 他人を批判することで 自分の
不完全性や 欠陥 弱さの 言い逃れをするのです
そして 周囲のものたちに 自分ではなく
悪は あの人なのだと 指差すのです
邪悪な人は 善い人の仮面をかぶって
また 善い人を 演じています
自分は 善い人なのだと 信じきっているかも
その人に 本当の意味での 自己反省や
自己批判は ありません
できないのです
人を悪だと 判定する時には 道徳的判断を
下しているということ
そして そこでは 自分の不完全性を 認め
自己反省の出来ている 自分を確信していなくては
ならないのだ と 私は 考えているのです
自分を理解し ぶれない自分を知る
自分に潜む 悪の可能性さえ
これが出来て初めて 冷静に人を視ることができる
判断を下すのは 自分の中でだけでいい
そこから 身を守るために そして ゆるがないために
そういうことでは ないかな
こういったことが この著書から うかがえるのです
どんな人も みな 自分の 善悪判断で 生きています
気がつかないうちに さばいている
そこに 気がついて欲しい そこに認知があって欲しい
邪悪な人の存在を まずは認めること
私が いつもいう 受け入れるというのは
悪であることを 納得するということではありません
悪でいいのでは ない
その存在は 私たちを傷つけようとするかもしれません
傷つく必要が 無いのだということを 知ることです
必要ならば 防衛しなくてはなりません
防衛の仕方 これこそ ぶれてしまう人に または
治療家に 必要な知恵かもしれません
これは 勉強会で 伝授できたら いいなと思います
本にも書いてありましたが
子育ては 良い例になるでしょう
あきらかに誤った行動をとった子を どうするのか
すべてを拒否する そんなことは許されないと
ただ 拒否する 愛がないですわね
すべてを容認する そうよね仕方ないわと
すべてはかわいい子のすること 問題ない
これまた 真の愛のない子育てですわ
厳格さと柔軟性 寛容と拒否 需要と要求
どんなことにも バランスが大事なのではないかなぁ
そして 何より ベースは 愛ですわ
攻撃されたからといって こういう知恵をつかって
攻撃仕返すことは 非常に簡単です
相手を叩きのめすこと 出来ると思います
でも何も生み出さないと 私は 確信しています
だって 自己批判の出来ない相手に 何をやっても
それは 相手にとっては 悲劇の種
被害者という仮面を さらに与えるだけですわ
若かりし頃 攻撃を さらなる攻撃で滅多切りに
したこと あります・・・
人を観察するのが 好きな子供だったので
相手の弱点をすべて理解して 立ち直れないように
してしまう
本当に不毛でした 何も残らない 自己嫌悪のみ
みなさんには 不毛な消耗してほしくないと
願います
でも ま これも 学習かもしれませんね
ながながと 何がお伝えしたかったのかというと
この本を読むことで 悪を斬ることを
良しとしないで欲しいということです
きれいごとでしょうかね
理想論かな
少なくとも 私が行きついたのは 邪悪な人は
さばくものではない ということかな
愛をもって 自信をもって 対峙してほしい
注:ここでいう悪 邪悪な人とは 犯罪を起こす人を
指している訳ではないということは 明確ですね
私のいわんとすることが 少しでも伝わっていたら
いいなぁ
しかし これまた 私の思うことでしか ないのだよ
かなり ヘビーな記事でしたわ
お疲れさまで ございました
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