<目次>
①私がuscpaを受験した理由(ここをクリック)
②試験に関する基本情報(ここをクリック)
③受験にかかる費用(ここをクリック)
④勉強方法(ここをクリック)
⑤英語について(ここをクリック)
⑥ライセンスについて(ここをクリック)
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本日は、「①私がuscpaを受験した理由」について記載します。
出版社の方から抜粋の許可を頂いたので、以下に記載しますね。
なお、全文は本日発売の税経セミナー6月号で読めます!
気になった方は手にとってみてください。
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(以下、税経セミナー2011年6月号より一部抜粋です)
(1)米国公認会計士試験を受験するに至った経緯(理由)
私が米国公認会計士試験を受験しようと思った理由は、業務上の必要性、国際財務報告基準(IFRS)導入を見据えて、専門英語を身につけるための3つです。
① 業務上の必要性
まず、業務上の必要性です。クライアントの中には日本の会計基準(日本基準)ではなく、米国の会計基準(米国基準)によって連結財務諸表を作成し、報告している企業があります。私もそのようなクライアントに往査に出向く機会がありました。そのため、現場に配属された時から米国基準を体系的に学びたいという意識はありました。
そのような中、現場の先輩方の知識量の多さに驚きを覚えました。先輩方は日本基準について詳しいだけではなく、米国基準にも精通していました。そして、日本基準で作成した財務諸表から米国基準で作成された財務諸表にする際に必要となる、日米の会計基準の差異についてもきちんと把握されていました。私が分からないことを質問すると的確に答えて下さいました。そのような経験を繰り返すうちに、私自身も少しでも早く先輩方に追いつきたいと感じるようになりました。そのための手段として米国公認会計士試験を考えるようになりました。
② IFRS導入を見据えて
2つ目は、IFRS導入を意識してのことです。私が日本公認会計士試験に合格した2009年11月頃からIFRS導入に関する話題を耳にする機会が多くありました。当時、IFRSの具体的な内容についてはほとんどイメージが沸きませんでしたが、IFRSに精通していると将来的に大きな武器になるかもしれないと漠然と考えていました。そのため、IFRSをしっかりと勉強したいと考えていました。
そのような折、現日本公認会計士協会会長の山崎彰三さんが大学院の講義にいらっしゃり、IFRSをテーマに講義をしてくださいました。その講義で質問したところ、米国基準とIFRSは9割方同じであり、米国基準のエッセンスを抽出したものがIFRSであるという旨のお話を伺いました。私は、米国基準を根っこから理解できれば、IFRSに精通するのも難しいことではなくなるだろうと考え、米国基準の勉強手段として米国公認会計士試験に魅力を感じました。
2011年から米国公認会計士試験の範囲が変更となり、IFRSも直接的に試験範囲に含まれることとなっています。そのため、今後、米国公認会計士試験を受験される方は、米国基準を勉強することで間接的にIFRSを勉強するだけではなく、直接的にIFRSを勉強される機会を得ることができます。
③ 英語力
最後に英語力です。英語で専門用語を身につけるための手段として米国公認会計士試験を利用することにしました。
A/R、A/P…。入所当初、このような用語を理解することができませんでした。今となっては、A/R = Accounts Receivable(売掛金)、A/P = Accounts Payable(買掛金)などなど、英語で専門用語を理解できるようになりましたが、これは米国公認会計士試験を受験したおかげです。米国基準で連結財務諸表を作成しているクライアントの現場では、このような英語の専門用語が頻繁に使用されます。米国公認会計士試験の勉強をしたおかげで、そのような環境にもうまく対応することができています。
企業がIFRSで財務諸表を作成するようになると英語で会計専門用語を理解する能力の重要性は増すと考えられます。米国基準でも同様ですが、IFRSの最新の基準などは、まず英語で公表されます。そのため、英語で基準などが理解できれば、日本語しかできない場合と比較して、最新の情報をより早くつかむことができるようになります。また、時間がたてば和訳もされるため、和訳されてからでも良いのではないかと考えている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、基準の微妙なニュアンスをつかむためには、原文で読む必要があります。実務で問題となるのは、和訳では分からないそうした微妙なニュアンスであることが多いです。また、和訳だと、どうしても誤訳のリスクを負ってしまうことになります。そのため、英語で会計基準を理解できる力は、今後ますます重要になっていくと考えられます。
米国公認会計士試験の勉強をすると全般的なビジネス英語力がアップするという副次的なメリットもあります。ご存知のとおり、日本では、英語力の指標としてTOEICを利用する企業が多いです。米国公認会計士試験は全科目が英語で行われます。米国公認会計士試験では、会計基準だけではなく、Business Environment & Concepts、Business Lawといった、ビジネス全般、法律などについても勉強します。その結果、米国公認会計士試験の勉強をするとTOEICのスコアが上がる人が多いです。私も米国公認会計士試験合格後に受験したTOEICのスコアがアップし、満点を取得することができました。
①私がuscpaを受験した理由(ここをクリック)
②試験に関する基本情報(ここをクリック)
③受験にかかる費用(ここをクリック)
④勉強方法(ここをクリック)
⑤英語について(ここをクリック)
⑥ライセンスについて(ここをクリック)
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本日は、「①私がuscpaを受験した理由」について記載します。
出版社の方から抜粋の許可を頂いたので、以下に記載しますね。
なお、全文は本日発売の税経セミナー6月号で読めます!
気になった方は手にとってみてください。
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(以下、税経セミナー2011年6月号より一部抜粋です)
(1)米国公認会計士試験を受験するに至った経緯(理由)
私が米国公認会計士試験を受験しようと思った理由は、業務上の必要性、国際財務報告基準(IFRS)導入を見据えて、専門英語を身につけるための3つです。
① 業務上の必要性
まず、業務上の必要性です。クライアントの中には日本の会計基準(日本基準)ではなく、米国の会計基準(米国基準)によって連結財務諸表を作成し、報告している企業があります。私もそのようなクライアントに往査に出向く機会がありました。そのため、現場に配属された時から米国基準を体系的に学びたいという意識はありました。
そのような中、現場の先輩方の知識量の多さに驚きを覚えました。先輩方は日本基準について詳しいだけではなく、米国基準にも精通していました。そして、日本基準で作成した財務諸表から米国基準で作成された財務諸表にする際に必要となる、日米の会計基準の差異についてもきちんと把握されていました。私が分からないことを質問すると的確に答えて下さいました。そのような経験を繰り返すうちに、私自身も少しでも早く先輩方に追いつきたいと感じるようになりました。そのための手段として米国公認会計士試験を考えるようになりました。
② IFRS導入を見据えて
2つ目は、IFRS導入を意識してのことです。私が日本公認会計士試験に合格した2009年11月頃からIFRS導入に関する話題を耳にする機会が多くありました。当時、IFRSの具体的な内容についてはほとんどイメージが沸きませんでしたが、IFRSに精通していると将来的に大きな武器になるかもしれないと漠然と考えていました。そのため、IFRSをしっかりと勉強したいと考えていました。
そのような折、現日本公認会計士協会会長の山崎彰三さんが大学院の講義にいらっしゃり、IFRSをテーマに講義をしてくださいました。その講義で質問したところ、米国基準とIFRSは9割方同じであり、米国基準のエッセンスを抽出したものがIFRSであるという旨のお話を伺いました。私は、米国基準を根っこから理解できれば、IFRSに精通するのも難しいことではなくなるだろうと考え、米国基準の勉強手段として米国公認会計士試験に魅力を感じました。
2011年から米国公認会計士試験の範囲が変更となり、IFRSも直接的に試験範囲に含まれることとなっています。そのため、今後、米国公認会計士試験を受験される方は、米国基準を勉強することで間接的にIFRSを勉強するだけではなく、直接的にIFRSを勉強される機会を得ることができます。
③ 英語力
最後に英語力です。英語で専門用語を身につけるための手段として米国公認会計士試験を利用することにしました。
A/R、A/P…。入所当初、このような用語を理解することができませんでした。今となっては、A/R = Accounts Receivable(売掛金)、A/P = Accounts Payable(買掛金)などなど、英語で専門用語を理解できるようになりましたが、これは米国公認会計士試験を受験したおかげです。米国基準で連結財務諸表を作成しているクライアントの現場では、このような英語の専門用語が頻繁に使用されます。米国公認会計士試験の勉強をしたおかげで、そのような環境にもうまく対応することができています。
企業がIFRSで財務諸表を作成するようになると英語で会計専門用語を理解する能力の重要性は増すと考えられます。米国基準でも同様ですが、IFRSの最新の基準などは、まず英語で公表されます。そのため、英語で基準などが理解できれば、日本語しかできない場合と比較して、最新の情報をより早くつかむことができるようになります。また、時間がたてば和訳もされるため、和訳されてからでも良いのではないかと考えている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、基準の微妙なニュアンスをつかむためには、原文で読む必要があります。実務で問題となるのは、和訳では分からないそうした微妙なニュアンスであることが多いです。また、和訳だと、どうしても誤訳のリスクを負ってしまうことになります。そのため、英語で会計基準を理解できる力は、今後ますます重要になっていくと考えられます。
米国公認会計士試験の勉強をすると全般的なビジネス英語力がアップするという副次的なメリットもあります。ご存知のとおり、日本では、英語力の指標としてTOEICを利用する企業が多いです。米国公認会計士試験は全科目が英語で行われます。米国公認会計士試験では、会計基準だけではなく、Business Environment & Concepts、Business Lawといった、ビジネス全般、法律などについても勉強します。その結果、米国公認会計士試験の勉強をするとTOEICのスコアが上がる人が多いです。私も米国公認会計士試験合格後に受験したTOEICのスコアがアップし、満点を取得することができました。