リコⅡ1 | 恋愛小説 くもりのちはれ

『麻井さん、ちょっと、聞きづらいのだけど・・・黒岩君と付き合ってるの?』


えっ・・・何、何、???あまりに突然の・・・その言葉に・・・


ただ絶句するしかない私


2人しかいない女子のクラスメート その内のひとり 栗原さん


『すごく噂になってるんだけど、あの黒岩君だし・・』と


『ことごとく、告白を断り続けた、あの黒岩君だし・・・』と


『理事の息子だし・・・でも、留年してるんでしょ・・・1コ上何でしょ・・・


あー見えてかなり悪いんでしょ・・・まぁ、私的にはそのブラック部分も


惹かれるけど・・・でも、女ってだけで避けるって話しだし・・・


さらに続ける栗原さん・・・


だけど・・・今度は栗原さんが・・・私のセリフで絶句する


「黒岩君って、それって、優のこと・・・?」


知らないし・・・理事の息子?ひとつ上?  ブラック?それって優の事だよね・・・?


確かに優は 黒岩優だけど・・・


あの日・・・優のピアノを始めて聴いた日


「えっとごめん・・・私・・・名前出てこない・・・あのー失礼だけど・・・お名前は?」


俯いてた顔をぱっと上げた優は、ははっ・・うそっ・・・はははっ・・・まじっ


と私が驚くほど笑った後


『俺、この学院で自分のこと知らないコはいないってうぬぼれてた・・・』


って私が知らないって事を・・・嬉しそうにした。


『黒岩優・・・何か麻井さん良い!そうだな・・・優って呼んでよ。


麻井さんなら良い、許す』と、勝手に私に、優呼びの許可を出した・・・


「優くん???」


『だから・・・優で良いって・・・くん いらないし』


「じゃあ 優?」


『そう、それで良いよっ』


「あっ私は、麻井理子です・・・」って言いかけると


『いいよ・・・自己紹介は・・・』


だって俺、麻井さんの事はずっと前から知ってるし・・・



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