アメリカのIT業界にとってすごく大きな提携が発表されました。

GoogleとMySpaceが提携!!

Googleが入札でライバルのYahooを抑え、MySpaceから重要な契約を勝ち取った。News Corp.が所有し、およそ1億人近いメンバーを誇る同ソーシャルネットワークに対し、Googleはウェブ検索機能や広告リストを提供する。MySpaceの親会社Fox Interactive Mediaは米国時間8月7日、Googleと3年9カ月の提携を結んだことを明らかにした。MySpace全体にウェブ検索結果と広告リンクを表示できる独占使用権をGoogleに提供する。

CNET記事参照

この提携によってMySpaceを擁するNews Corp.は
3年強の間に最低9億ドル(約1000億円)を手にすることになりました。

現在MySpaceが広告で得ている収入は諸説がありますが、
最低3500万ドル~1億8000万ドル程らしいので、
今回の提携がNews Corp.の所有する、
その他のサイトも包括していることを考えても、
かなり破格な金額を最低限確保できたということになります。

これでNews Corp.がMySpaceの買収にかけた5.8億ドル(約650億円)が、
無駄では無かったということが証明されました。


先日のエントリ
急拡大する米SNS広告市場 でも指摘しましたが、
多数のユーザーから支持される媒体は、
最終的にはビジネスになることは間違えないと思います。

Web1.0時代とWeb2.0時代の大きな違いの1つに、
インターネット広告市場の爆発的な成長が上げられると思います。

ネットバブル崩壊以前は、いまだネット広告市場というものがそこまで大きくなかったので、
確かにユーザーは集めたけれど、ビジネスにならないということが、
少なからずあったと思います。

そしてその時ですら多くのユーザーから
支持されたサイトは収益を確保しました。

そして今

ネット広告市場が疑いのないくらい、
拡大していっています。

Web2.0時代の1つの特徴として、
ネット広告からの収入に対する無邪気な信頼
というものがいわれる様になるかもしれません。


追記:
AOLサービスの無料化という大きな決断も避けられない時代の流れですね。
ITpro記事参照