南三陸 被災居酒屋「食通さとみ」さんが遂にオープン! | ONLY ONE HEART 東北地方太平洋沖地震 緊急支援チーム 

南三陸 被災居酒屋「食通さとみ」さんが遂にオープン!

昨夜、南三陸のタカシから嬉しいニュースが飛び込んできました。

2011年10月28日21:09

お疲れ様です。

敦さんにお盆に来ていただいた居酒屋「食通さとみ」が、

プレハブですが、店舗が完成し、今日から無事にオープンしました!

是非また来て下さい!

これからも宜しくお願い致します!


前回、南三陸で活動した夜に訪れた「食通さとみ」さんがオープンしたとの知らせ!

もう、ただただ嬉しい気持ちで一杯です。

被災直後から自宅で営業を再開した店主の佐々木真さん。

その様子を知らせる当時の河北新聞。

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佐々木真さんの震災当日の話しは前回の記事で紹介しましたが、もう一度ここで触れておきますね。

真さんは、元々、南三陸町の社会福祉協議会という所で働いていて、老人福祉の担当でした。
震災当日、南三陸町の高野会館というところで、敬老会を開いており、その会の担当者でした。
敬老会が終了した直後に地震が来て、そこから役場へ走り、状況を確認し、
自分の子供の安否、自宅の状況も見ずに会館に戻り、そこにいた従業員、
老人の方々約400人を屋上に誘導避難させました。

津波は想像以上に高く、屋上まで届き、このままではまずいと、
更に上のボイラー室というか、機械室の中、更にはその上まで人を引き上げたそうです。
あまりにも情報が錯誤し、会館の方では状況を確認出来ていなかった為に、もし真さんが戻らなければ、
帰ろうとしている方や残った方々は津波に飲み込まれていたかもしれません。
(タカシのメールより転記)

400人の命を救った真ちゃんは当時の様子をこう語っていました。

会館に戻って先ず400人を二階にあげたんです。すると一階のガラスがバリンと割れる音がした。
マズイと思って次は三階に。すると今度は二階のガラスが割れる音が。
そして急いでみんなを屋上へ上げたんです。
容赦ない津波は三階のガラスも割りました。
もう後が無い。そしてボイラー室のような場所にとにかく上げたんです。
でも波は膝まで達しました。
そこで波はその高さのまま止まったんです。

危機一髪。

きっと、この建物が4階、5階、いや天まで届かんばかりの
もっと高い建物であって欲しいと思ったんではないでしょうか。
雪がまだ降る極寒の3月。水に濡れたまま夜を明かしたそうです。

2011年8月15日 南三陸 活動報告より

しかしこんなにも早くオープンする彼のパワーは凄いの一言です。

是非、僕も飲みに行こうと思います!

オンリーワンハートに協力してくださった皆様と

復興支援飲み会を「食通さとみ」さんでやれたら最高だなぁと、夕べふと思いました。

「食通さとみ」さんをこれからもどうぞよろしくお願いいたします。


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余震を想定して瓶を並べたカウンターには添え木が。
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ここが笑顔と癒しの発信基地!
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