参考資料738 | シフル・ド・ノストラダムス

シフル・ド・ノストラダムス

ノストラダムスの暗号解読

ヘロデ王の不安
「これを聞いて、ヘロデ王は不安を抱いた。エルサレムの人々も皆、同様であった。王は民の祭司長たちや律法学者たちを皆集めて、メシアはどこに生まれることになっているのかと問いただした。彼らは言った。ユダヤのベツレヘムです。予言者がそう書いています。
マタイによる福音書 2章2,3節

 紀元前7年の出来事は、じつにドラマチックである。なぜ、ローマの権力を後ろ盾に権勢を誇っていたヘロデ王が、馬小屋で生まれた赤ん坊に不安を抱かなければならないのだろうか?《エルサレムの人々も皆》、不安を抱いたという―――なぜ?
 西暦1世紀のユダヤ人歴史家フラビウス・ヨセフスによれば、イエスが生まれた時、エルサレムでは天にユダヤの王の誕生を告げるしるしがあったという。
 当時のエルサレムは最先端の研究が行われる占星術の中心地だったから、占星術師のあいだでも古代の予言者の予言を熟読していた。信心深い市民のあいだでも、そのの重要性が広くささやかれたことはほとんど間違いない。
 次のクリスマスがやってきてツリーのてっぺんの星を見つめたとき、たぶん読者はふたたび紀元前7年に思いをめぐらし、魚座での木星と土星の合を思い出して、ナザレのイエスは人類史上最も謎にみちた人物であるというわたしの意見に同意することだろう。」
「Ⅴ・ダンスタンの終末大予言(上)」ヴィクター・ダンスタン著・幸島研次訳より

感想
未来の救世主について述べられている「ヨハネの黙示録」第12章を抜き書きしてみる。

「また、大いなるしるしが天に現れた。ひとりの女が太陽を着て、足の下に月を踏み、その頭に十二の星の冠をかぶっていた。この女は子を宿しており、産みの苦しみと悩みとのために、泣き叫んでいた。
 また、もう一つのしるしが天に現れた。見よ、大きな赤い龍がいた。それに七つの頭と十の角とがあり、その頭に七つの冠をかぶっていた。その尾は天の星の三分の一を掃き寄せ、それらを地に投げ落した。龍は子を産もうとしている女の前に立ち、生れたなら、その子を食い尽そうとかまえていた。女は男の子を産んだが、彼は鉄のつえをもってすべての国民を治めるべき者である。この子は、神のみもとに、その御座のところに、引き上げられた。」(第12章1節~5節)

因みに、救世主の母親は聖母マリア的な存在らしい。同章17節に「龍は、女に対して怒りを発し、女の残りの子ら、すなわち、神の戒めを守り、イエスのあかしを持っている者たちに対して、戦いをいどむために、出て行った」とあるからである。

「またわたしが見ていると、天が開かれ、見よ、そこに白い馬がいた。それに乗っているかたは、「忠実で真実な者」と呼ばれ、義によってさばき、また、戦うかたである。その目は燃える炎であり、その頭には多くの冠があった。また、彼以外にはだれも知らない名がその身にしるされていた。彼は血染めの衣をまとい、その名は「神の言」と呼ばれた。そして、天の軍勢が、純白で、汚れのない麻布の衣を着て、白い馬に乗り、彼に従った。その口からは、諸国民を打つために、鋭いつるぎが出ていた。彼は、鉄のつえをもって諸国民を治め、また、全能者なる神の激しい怒りの酒ぶねを踏む。その着物にも、そのももにも、「王の王、主の主」という名がしるされていた。」(第19章11節~16節)

補足
http://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-11925866992.html
http://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-11926385660.html

>ナザレのイエスは人類史上最も謎にみちた人物であるというわたしの意見に同意することだろう。

以前にも述べたように、UFO(未来人)がらみの「神の計画」と考えると別に不思議ではないだろう。(念のため、思い込んでいる訳ではなく仮定しての話。)
http://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-12032425223.html

おまけ