参考資料510 | シフル・ド・ノストラダムス

シフル・ド・ノストラダムス

ノストラダムスの暗号解読

666×3=セザールの出現?
「では次に、ノストラダムスが『諸世紀』の序文として書いた“息子セザールへの手紙”に隠された謎の解明に挑んでみたい。
 ミッシェル・ド・ノストラダムスの最初の予言の出版は、フランス中南部のリヨンで1555年5月4日に完成された。これは序文と第四巻目が未完成の四つの100詩篇、すなわち353の四行詩から成るものである。
 ノストラダムスがこの序文を書いたのは1555年の3月1日だが、このとき、息子セザールは生後15ヵ月にも満たない赤ん坊だった。この事実はいったいなにを意味するのだろうか?さまざまな解釈がなされているなかで、いちばん信憑性があり、納得のいく解釈は、この序文はノストラダムスの実際の息子セザールに宛てられたものではなく、予言から500年後の滅亡の時代に生きる人びとに宛てられたものだという解釈である。
 つまりノストラダムスは自分の息子の名を借りて、のちの世の人びとに予言と警告を発しようとしたのである。
 ではセザールという名前の男は、ノストラダムスの息子以外に存在しないのだろうか。いや、そんなことはない。セザールという名前の男はいるのだ。しかしそれは1555年当時のことではない。もっとずっとあとのことである。
 
500年後
時の英雄が現われる
大いなる光明をもたらし
この時、全き満足が与えられるであろう  (『諸世紀』Ⅲ94)

 ノストラダムスはそう予言している。この「時の英雄」こそセザールなのである。この予言詩に出てくる「500年後」ということばは、ノストラダムスの生誕から数えるとちょうど西暦2000年前後にあたり、それはまた彼が予言した「土星の支配がふたたび始まろうとする時代」(魚座が終わり、水瓶座が始まる2016年)とぴったりと符合する。そしてまたノストラダムスを一躍有名にした予言詩で、もっとも知られているのが次にあげる予言だが、この詩の年号1999年ともセザールの出現の時期はぴったりと一致している。
 
1999年、7の月
空から恐ろしい大王がやってくる
アンゴルモアの大王を生き返らせ
その前後に、火星は幸福の名のもとに支配するだろう  (『諸世紀』Ⅹ72)

 1999年に地球上で滅亡のときが始まるのだ。この1999という数字は、黙示録のなかに出てくる不吉な数字「666」をさかさにしたという解釈がなされているが、実際はこの「666」に例のノストラダムスの遺言書などに出てくる特別の意味のある数字「3」を掛け合わせることによって得た数字なのである。
 しかし666×3=1998になる。あと一年を足さないことには1999年にならない。だがここでノストラダムスはあと一年足すことによって、数字を1999とし、その数字を「3」で割ったときに「666.666・・・・」と永遠にこの不吉な数字が並ぶようにして滅亡の終わりのないことを暗示しようと意図したのである。」
「ノストラダムスの遺言書」ダニエル・ルゾー著・流智明監修より

感想
>ノストラダムスがこの序文を書いたのは1555年の3月1日だが、このとき、息子セザールは生後15ヵ月にも満たない赤ん坊だった。この事実はいったいなにを意味するのだろうか?

確かに現代の常識ではおかしいけど(末期癌とかで余命がないならわかるけどね)、ノストラダムスの趣味なんか分からないので何とも言えない。因みに、「アンリ2世への手紙」も初めに「不屈で強靭そして寛容な」という形容がされていて実際はまぬけだった王ではない未来の人物(救世主?)に宛てた手紙だという説もあるが、真実など知る由もない。

>この予言詩に出てくる「500年後」ということばは、ノストラダムスの生誕から数えるとちょうど西暦2000年前後にあたり、

この本を私が買ったのは高校2年の終わり頃ですっかり騙されていた。ノストラダムスは1503年~1566年の人だが、その詩を書いたのは1555年(1555年5月に1~4巻の途中まで出版)なので1555+500=2055年まで「終わりの時」なんか来ないんじゃないか。
関係ないが、高3の頃にこの本も買った。(「黒魔術の秘法」は22歳らしい。)

>それはまた彼が予言した「土星の支配がふたたび始まろうとする時代」(魚座が終わり、水瓶座が始まる2016年)とぴったりと符合する。

2000年前後と2016年でぴったりと符合するのか?因みに、この水瓶座の時代、何の根拠もないらしい。
http://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-11900534071.html

因みに、そのセザールさんの生年月日は1985年7月18日だそうである。現在、29歳か。救世主はあなたかもしれない。外人だね。( ´艸`)
補足:MMR2巻には「記録 その救世主は1981年1月21日生まれだとなっている」とある。(こっちは日本人らしい。)

補足2:「参考資料509」についての補足をここに書くのはおかしかもしれないが。加治木義博氏とアナグラムについて。http://www.geocities.jp/nostradamuszakkicho/kajiki/kajiki2.htm(ただし私はアナグラムは使っていないと思っている。アナグラムを使っているなら「Angolmois」(アンゴルモア)は確実にアナグラムで「モンゴリアン」だろうが私は合成語で「キリストの暗号」と考えているからだ。言葉遊びで「j」を「i」に変えるとか暗号っぽくない?アナグラムは面白くない。)

おまけ