【前回記事からの続き】
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※今回記事は、前回記事からすると、
かなり話題が変わっていますが、
今後の記事の展開上、今回のようになりました。
悪しからず。
かなり話題が変わっていますが、
今後の記事の展開上、今回のようになりました。
悪しからず。
〈アメリカ合州国憲法修正第１条〉（1791年成立）
【信教・言論・出版・集会の自由、請願権】
連邦議会は、
国教を定めまたは自由な宗教活動を禁止する法律、
言論または出版の自由を制限する法律、
ならびに国民が平穏に集会する権利および苦痛の救済を求めて
政府に請願する権利を制限する法律は、これを制定してはならない。
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〈アメリカ合州国憲法修正第４条〉（1791年成立）
【不合理な捜索・押収・抑留の禁止】
国民が、
不合理な捜索および押収または抑留から
身体、家屋、書類および所持品の安全を保障される権利は、
これを侵してはならない。
いかなる令状も、宣誓または宣誓に代る確約にもとづいて、
相当な理由が示され、かつ、
捜索する場所および抑留する人または押収する物品が
個別に明示されていない限り、これを発給してはならない。
※以上の日本語訳は、在日米国大使館HPからのものです。
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「憲法９６条改正問題」小林節 慶応大学教授
2013.6.17 👆今回記事～次回記事以降との関係では、
とくに37分以降～の箇所の解説・案内。
「表現の自由」は、
自由と民主主義とを前提とする国家/社会にとって
欠かせないから、優越的人権である、と指摘・解説。
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カスケード山脈の麓にある丘陵地帯で、
カナダとの国境付近にある小さな町の、
ワシントン州デミングの公立図書館に、
２００４年６月８日に、ＦＢＩ捜査官が現われ、
『ビンラディン――アメリカに宣誓布告した男』
（bin Laden:The Man Who Declared War on America）
という本を借りていった者の記録の引き渡しを
要請する、ということがありました。
途中でガソリンとビールを補給できる場所とぐらいしか
知られていないような、人口わずか３５３人しかいない
デミングという町の公立図書館に、
なぜＦＢＩ捜査官がやって来たのか？
その公立図書館から其の本を借りた利用者が、
その本の余白に、
つぎのような言葉が書きこまれていたことを、
通報したからのようです。
「わたしが行なっていることが
犯罪と見なされるのならば、
わたしが犯罪人だという事を歴史に証明させよう。
アメリカに敵意を抱くことは宗教上の義務であり、
私たちが神によって報われることを願っている」
という言葉が。
じつは、この言葉は、１９９８年の
オサマ・ビンラディンへのインタビューでの
ビンラディンが語った言葉だったのでした。
しかし、デミングの公立図書館員は、
その本の利用者記録の引き渡しを拒否し、
しかし、引き渡しの拒否の代わりに、
図書館の顧問弁護士に伝える、と約束して、
ＦＢＩ捜査官に帰ってもらうのでした。
ワシントン州ワットコム郡の図書館システムの
顧問弁護士だったデボラ・ガレットは、
図書館側から連絡を受けて、
余白に書き込まれてあった引用文は、
１９９８年のビンラディンへのインタビュー記事からのものであって、
この図書館の利用者によるものではない、
ということを、ＦＢＩに教え、
この町には、
そうした野心をもったテロリストなんていないんだ、
ということを示すために、
そのインタビュー記事をＦＢＩに送信することで、
今回の騒動に終止符を打とうしました。
デミング弁護士も図書館側も、
これで一件落着と思われたのでした。
ところで、ですが、
「ＦＢＩへのデミング町の図書館員の対応が
毅然としていた」のには“ワケ”があって、
こういうことがあろうかと、
２００３年のうちに、
捜査当局からのこうした要請に対して、
どのように対応すればいいのか
訓練が行なわれていたからでした。
しかし、こうした訓練が必要だ、
と想定されていたからには、
過去に、何かしらの前例があったはずです。
それは１９８０年代のときに、
ＦＢＩ捜査官が、大学の図書館に捜査に入りはじめ、
外国人が借りて行った本を
当局に教えるように要求するようになったことに、
遡るようです。
それをキッカケにして、
図書館利用者のプライバシーを守るべく、
情報防衛のために戦う意識を図書館員がもち、
そしてその後にアメリカの４８州で、
貸出記録の機密性を、何かしらの方法で守る法令が
次々に採択されていきました。
そして２００３年は、ブッシュ大統領（当時）が
《テロとの戦い》を進めている真っ最中で、
そういうことが想定された、と思われます。
ガレット弁護士が、ＦＢＩに、
ビンラディンの記事を送った数週間後に、
ワットコム郡図書館に、なんと大陪審から、
図書館記録の提出を求める召喚令状が届くのでした。
図書館員は、
適法の大陪審召喚状に従うことを、
法的に義務づけられている他方で、
しかし、召喚状に従えば、
図書館利用者のプライバシーを守りたい、
という図書館員たちの信条や矜持や主義主張を
捨てることになる、
という苦しい立場に立たされたのでした。
自分たちの主義や矜持のほうを選び取って、
敗訴でもすれば、
召喚令状に応じなかった罪により、
懲役刑を受けてしまう・・・・。
しかし、ガレット弁護士からの提案もあって、
ワットコム郡図書館の理事たちが話し合った結果、
図書館利用者の基本的人権を守るべく、
召喚令状に応じず、闘うことを選択するのでした。
ワットコム郡図書館理事会会長の
エーモリー・ペックは、なぜ闘う選択を選んだのか？
“広く、好奇心を持って、さまざまな分野の本を読み、
おそらく危険な本も読むことができる権利・・・。
どんな本を選ぶかは絶対に秘密なのです”
ワットコム郡図書館の理事たちの決意と決定を受けて
顧問のガレット弁護士が、
アメリカ合州国修正第１条に基づいて、
召喚令状の無効の申し立てを行ない、
そしてＦＢＩは、召喚状を撤回するのでした。
ガレット顧問弁護士が、
合州国憲法修正第１条に基づいて闘えますよ、
と提案したのは、１９９８年に、
ワシントンＤＣの連邦裁判所が判決を下した
「クラマーブックス大陪審召喚状事件」の判例が
あったからでした。
クラマーブックス大陪審召喚状事件というのは、
検察側が、ある事件の証拠集めとして、
モニカ・ルインスキーの図書購入記録を獲得すべく、
書店クラマーブックスに召喚状を発行したのに対して
クラマーブックス側が
その召喚状の無効を訴えて提訴した出来事のようです。
この訴訟で、ワシントンＤＣの連邦裁判所は、
「憲法修正第１条の読書資料の保護により、
クラマーブックスアンドアフターワーズ書店は
モニカ・ルインスキーの書籍購入記録を
引き渡す必要はない」
という判決を下したようです。
（つづく）
※今回記事は、
ジュリア・アングウィン（著）/三浦和子（訳）
『ドラグネット～監視網社会～』
第８章「さらばグーグル」に大きく負っています。
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辺野古埋立て２・２１首都圏アクション国会大包囲
個人参加の市民は、国会図書館前エリアで御参加を
開始前は日音協の皆様の歌と音楽
シンボルカラーは「青」、辺野古の海の色の青色で、
国会を埋め尽くそう！
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２月２２日全国国一斉高校生デモ
開催11カ所
参加団体78団体
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2/22（月）TPP交渉差止・違憲訴訟
第3回 口頭弁論期日のご案内
元外務省国際情報局長・孫崎享氏
NPO法人アトピッ子地球の子ネットワーク・赤城智子氏
（予定）
原告代理人（弁護団）意見陳述ほか
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『野党共闘で戦争法廃止へ！ 2.26集会』
【場所】なかのZEROホール
【時間】18:30～
講演①水島朝穂（憲法学）早稲田大学教授
『立憲主義の真正の危機に
ー大異を残して大同につくこと』
講演②酒井啓子（国際政治学）千葉大学教授
『中東の紛争に日本が何をできるか』
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アーサー・ビナード
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生業を返せ！地域を返せ！
福島原発訴訟さん
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希望の牧場ふくしまさん
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※☝クリックすると、リンク移動できます。
ネットを通じて、個人会員登録できます。
当ホームページより、以下に一部転載。
「日本は主権在民の国家です。
憲法に違反するTPPは、
私たちの手で阻止できるはずです。
今こそ、国を相手に声を上げようではありませんか」
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｢武器輸出反対ネットワーク｣さん
個人賛同 1,000円、
団体賛同 3,000円。
複数口歓迎。
ゆうちょ銀行：００１４０－４－４８６７８９
「武器輸出反対ネットワーク」
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