真実の音楽 そのあるべき姿 | 流血ピアニストは歌う!!

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オールアバウトミュージックな暴露話



no music no life

日曜、オペラシティーにチェコ国立ブルーノ管弦楽団を聴きに行ってきました。

前から5列目。

1曲目のモルダウの冒頭。フルートがフレーズを吹き始めたとたん、、私は、もう心が震えるのを止めることができませんでした。

涙が、ぽろぽろ。

ああ・・・これが私の音楽を愛している理由なんだと。

最近、もう、言葉言葉、情報情報と、おぼれてアップアップしている日々の私にとって、すべてを越えて心に沁みこんでいく音楽の素晴らしさを、もう一度実感させられました。

席が前だったということもあって、演奏者の息遣いまでも聞こえる。
逃げも隠れもしない人間達の気持ちが音となって、私のところに届いてくる。

あああ。

究極のアナログであり、
言葉を越えた音の響きあいであり、
最高の真実です。

でも、これは、一流だから伝わることなのかもしれない。

一流という言い方は、あまりにもシンプルで雑な言い方なので、
こういえばいいと思うけど、

欲望が強く
努力を惜しまない人達

のなせる業。

でも、それを受け取る方も試されている。

同じものを聞いても、なんとも思わない人もいると思う。
人がいいと言っているから、いいのかな程度な人も多いと思う。

だから、心から素晴らしいと思える感覚は失いたくない。

そのために、私は何ができるのか。

自然界の素晴らしさに対抗しているかのような、このすさまじい人間の美意識を私はどうしたいのか。

音楽は、真に美しく、すさまじい。

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