ハイキック・ガール!  日本のガチ作品の神髄を見せてやれ!って…。 | 新・伝説のhiropoo映画日記

新・伝説のhiropoo映画日記

映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。


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2009・邦画     ★★☆☆☆(2.8)

                    

監督:西冬彦

出演:武田梨奈  高橋龍輝  天野暁兒  須藤雅宏  八木明人  中達也  杉山綾  小林由佳  井村空美

                            

                                 

ある空手道場へ通う女子高校生・土屋圭(武田)。

美しい高速ハイキックを得意技に、天性の運動神経で男子顔負けの強さを誇り、道場でも一目置かれている。


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だが、師匠の松村(中)は黒帯を許してくれずに、茶帯のまま…。

しかも「空手の極意は型にあり」と教え、型の稽古ばかりを命じられ、組手で相手を叩きのめす事ばかり

考えている圭を一切認めてはくれない。


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自分の強さを証明したいと焦る圭は、同級生の高橋(中間)が探して来る、腕に覚えのある空手家達に戦いを

挑んでは、得意のハイキックで次々となぎ倒し「黒帯狩り」と称して得意になっていた…。

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やがて「黒帯狩り」が噂を呼ぶところとなったのか、格闘界のアウトロー集団「壊し屋」にスカウトされる圭。

「壊し屋」の入門テストと称されたのは、とある廃校での「壊し屋の2軍」と呼ばれる精鋭達相手との戦い。


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あっさりと「壊し屋」の入門テストに合格した圭は、その場に現れた「壊し屋」の幹部・竜足(須藤)によって

何故、圭がスカウトされたのかと言う事実を聞かされ、愕然となる…。
                            

実は、圭は単に師匠の松村を誘き出す為の餌でしかなかったのだ。

                                                                       

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弟子の為に立ち上がる松村。

その師匠の戦いぶりを見詰める圭は、空手の「神髄」を見極めるのであった…。


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果たして、この格闘技・武道の達人達を集めた「壊し屋」から、愛弟子を助け出す事が出来るのか?

                            

                                

                                  

                                

                                    

《***》

本当は、今日も2本やっつける筈だったのだが…。  イマイチ、スキッと起きれなくて、近場の映画館に走った。

この作品も、見たいと思いながら、丁度今週までの上映だったし、今日の見る予定の作品は明日にしようと…。

                              

とか、何とか言いましても、殆どの方がこの作品はご存じないと思われます。

ですよねぇ~、私も例の「ドキュメンタリー」ばっかしを上映していた劇場から、送られて来た会報を見るまでは

見ようとは思っていませんでしたから…。

                 

タダ、「カムイ外伝 」のレヴューの時にちょっと書いた、『Ninja』でハリウッドデビューが決定している肘井美佳を

思い出し、ガチのアクション作品なら、もっと面白いかも?と思って見たのです。

                        

もう1人、本作のポスターのハイキック姿を見て、思い出すのは「愛のむきだし 」の満島ひかり。


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彼女も制服ミニスカートで戦う姿が、やたらとカッチョ良くってね。

                  

「愛のむきだし」は、「パンチラ」の盗撮をするというお話なので、満島は「真っ白な、清楚なおパンツ」で

キックを繰り出しておられましたが、本作の圭は「黒帯狩り」が目的ですので、おパンツは見せずに

黒のスパッツをお召しでした。 (え? もう、見る気が失せただとパンチ!

                 

今時の女子高生の常識なんでしょうね。

チョコット見えましたが、セーラー服の相手役の女子の中には、スパッツでは無く、体操着の半パンを

着用されている方も…。 (一体、何を見に行ったのか?叫び

                       

                    

ですので肘井美佳のアクションが良かったと誉めた「抜け忍」の様な、お決まりの「エッチィ」シーンも御座いません。

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そもそも、映画会社社員として「マッハ!」(03年、タイ)を買い付け大ヒットに導き、トニー・ジャーを日本に
紹介した西冬彦氏は一抹の寂しさを感じており、香港にも、ハリウッドにも、そしてタイにも凄いアクション映画が
あるのに、何故日本にはないのか?と言う事で、いてもたってもいられなくなった西氏は会社を辞め、何と自分で
金を集め映画を作る事となった作品が本作。
                                       
                                     
キャスト陣も、実際に黒帯の実力を持ち、空手の女子チャンピオンのタイトルも持つ、17歳の現役女子高生・
武田梨奈を発掘した。

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切れ長の目に涼しげな顔立ちで、役者としても充分に通用する容姿を持っている。
他のキャスト陣には、中達也はじめ格闘界で名を馳せる実力者で脇を固めて、フルコンタクトの本格リアル格闘
アクションに挑んだ渾身作。

従来のワイヤーやCG、スタントマン、寸止め空振りは一切なしの「ガチ作品」なのである。

しかも、他の格闘アクション作品には見られない、伝統空手の型を殆どそのままアクションに使っっている。

                                    

                                     

と、アクション部分は完璧と言いたいのだが、「マッハ!」でも見られたと思うのだが、この手の「ガチ作品」に

有りがちな、先ずは素早く動き、留めの蹴り等が決まったシーンをスローモーションで、もう1度。

更に、違う角度からのカメラワークでもう1度と、まるで空手ビデオのお手本シーンの様に、ストーリーや

重要なシーンそっちのけで、何度となく繰り返し見せつける。

(思わず、何度目かに「くどいんじゃ!」と叫びそうになってしまった叫び)  

                

その繰り返しが有る為に、折角の迫力ある戦いのシーンがぶつ切りにされ、なんだかなぁ~になってしまう。

特にあらすじの画像にある、上半身裸の敵役との圭が戦うシーンで、相手役がオーバーアクションの為に

スローになった時が、情けない位お間抜けになっていて、笑ってしまった。叫び

                           

                                 

其れと、何は置いても「抜け忍」でも思ったのだが、ストーリーの拙さには「ホトホト」参ってしまう。

監督自ら、原作・脚本を書かねばならない、予算の関係も分からなくもないが、あまりにもお粗末なストーリーで

折角の「ガチ作品」であっても、爽快感も達成感も感じられない。

                           

もっと、メジャー大作に彼らの様な「ガチバトル」が出来る役者達を使うべきではないのかなぁ~?

                         

ちゅーか、そうしないとドンドンとこう言う役者達は海外に行っちゃうのでは?

まぁ、レンタルになった暁に、彼女のハイキック具合でも、ご覧になって見ては如何でしょ!

                              

                                 

                                     

《+++》


伝説のhiropoo映画日記-未設定
<誰ん家だ! シリーズ第10弾>

                        

始めてみた時から、メッチャ憧れていたソファに黙って座っちゃいました。

引き換え券も使用出来ない、このソファにずっと惚れている私。 何時来ても、「いいなぁ~」と呟いて帰宅します。



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