車を売ると決めたなら! | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

この話は「安いものには理由がある 2」の続きです。

突然の車のエンジンストップで、危うく事故になりかけた私。
この状態を打開するために、ディーラーへ車を持っていくことに。
そこでコンピューターによる車のチェックを受ける。
すると、いつものように衝撃の事実が明らかになるのであった。

私たちの車の担当をした修理工の一人が
なんだか、微妙な表情でこちらにやってきた。
彼の手には分厚い紙の検査結果が・・・
「いや~、この車が動いていることが奇跡です。」
と初めから衝撃的な言葉を言う修理工・・・
「??そんなにひどいですか?」と私。
ええ。ひどいです。
まず、この車はコンピューター制御されている車です。
そのコンピュータからの配線がつながるはずの配線盤が、
なぜか焼けてます。
つまり、配線盤を通さないで、直にワイヤー同士をつなげている。」と修理工
「????」
と、私が何のことだか分からない顔をすると、更に説明してくれた。
「分かりやすく言うと、非常に危険な状態なのです。
ワイヤー同士でつないでいるので、不安定なつながり、
そして、発火の可能性もある。」と修理工
「ええっ????修理はできますか?」と私。
「正直に言うと、修理できますが、
修理すると100万円近くかかります。
ですので、修理はあまりお勧めしません。
一応、車のコンピュータの初期化を行いましたので、
今までよりは少し、トラブルが少ないと思います。
それから、マニュアル制御に変えて・・・・・・」
と色々マニアックな説明を受けたが覚えていない・・・
それくらいショックだった

これまでにすでにかなりお金を費やしてきた。
その額10万円ほど・・
部品を交換したり、車の凹みを修理したり・・・
このオンボロ車(ビートル)の購入額は20万円・・・
修理に100万円も使うか怒る怒り怒る
絶対無理!!


やってられん!
ここで、完全にぶちきれた私は、夫との相談の元
この車を売ることにした。なくううう

しかし、恐るべしインド人修理工・・・
ディーラーもどうして私の車が動いているか分からないほど、
中は複雑だと言っていた・・・うー
どうしてそんな得意技を、車の修理なんかに応用したのか・・・
ハッキリ言って私にとってはありがた迷惑である!

車を売ることにしたので、個人売買のサイトに掲載することにした。
もちろん、正直な私は動く車としては売らず、
部品取りの車として売った。

地元の個人売買サイトに、
「部品取りとしてお考えください。」と言う見出しで
破格の値段で売った。
ここバーレーンではビートルの部品の需要は大きい。
それくらいよく壊れる(事故を起こす)と言うことだろうが・・・

値段が安かったため、多くの注目を集めたようだった。
朝からひっきりなしに、電話がかかる。
アラブの人と初めてこのようなことで話したが、
アラブは非常に押しが強い。うー
しかもムカつく・・・
売り出し価格は10万円といっているのに、6万円でどうだと言う・・・
いやいや、10万円で・・・こんなやり取りが電話で永延と続く。
また、車を見に来るといって来ないで、3時間以上待ちぼうけ・・・
とか、本当に色々。悪い意味で!
これはまだ、良いほう。

そして、一番ひどかったのは、「車を見せてもらっていいですか?」
というこの人。
電話を切った後すぐにやってきた。
嫁と子供をつれて・・・
車の状態を見て、「この車は古いし、傷みがあるし、走るのは・・・・」
とケチをつけ始めた。
「部品取りですから、走ることは考えないでください。」と言ったにもかかわらず、
全然話を聞いていないこの男。
散々ケチをつけたので、買わないのかと思いきや、
現金持ってきた。
「この車を6万円で買う。」というこの男。
「いやいや、もうすでに破格の値段ですから、これ以上は無理です。
それに、気に入ってもらってないようなので、買わなくていいですよ!
ほかにもお客さんがいるので、結構です。
お引取りください。」と私。
本当のことである。それに、この男がどうも苦手であった。
しかし、この男、すっぽんのように食い下がる。
私を車に乗せ、密室の状態を作り、まくし立てる。
この車を買うから、6万円にしろと・・・

子供を、マンションの受付に預けていた私。
どんな人が来るか分からないので、
子供を巻き込まないために・・・
この受付女性は顔見知りで、いつも子供と遊んでくれるので
子供もなついていた。
とはいえ、そんなに長く預けられない。

すぐに車を見て帰ると思っていたこの男。
全く帰る気配はない。
しつこく、6万円にしろと言って、車から出ようとしない。
怒鳴ろうが、どうしようが、車から出て行かないのである。
怖くなった。
異国の地で、英語もろくすっぽしゃべれないアラブを相手に
密室でワーワー言われている。
子供も心配・・・
もうどうでもよくなった私は、この車から出たい一心で
この男の申し出を受け入れた。
この男から逃れたい一心で・・・

しかし、これが間違いの元、そして波乱の始まりなのでであった。

つづく

もう~ほっといて~!!



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