「AIJ 社長答弁」訂正 | 私的雑記帳

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前回、AIJ 社長の参考人質疑について書いたが、
内容に一部誤りがあったようだ。

「お客をだますつもりは全くなかった」という発言と
「嘘の運用報告書を作らせた」という発言が
全く相いれない両立し得ないものであるといった内容を書いたが、
「お客をだますつもりは全くなかった」という発言は
正確には「最初からお客をだますつもりは全くなかった」だったようである。

つまり、資金を集めた段階で最初からお客をだますつもりだったわけではないという意味であり、
嘘の運用報告書を作らせた段階でもお客をだますつもりがなかったと言っているわけではないようだ。
お客をだますつもりで嘘の報告書を作らせたと正直に明言しているわけでもなさそうだが、
少なくとも前回のこの場での指摘は正確ではなかった。
正確な情報入手の重要さとむずかしさを再認識し、反省するとともに、
マスコミが発信する情報の不正確さも再認識したが、
そのことはまた別の機会に書きたいと思う。

前回の指摘は的外れな指摘をしてしまったが、とはいえ、社長の責任が軽減されるわけでもその人間性に対する評価が変わるわけでもない。
損失を隠すという安易な責任逃れ、その場しのぎの取り繕いの行為は、
男として決してやってはならないことであり、特に責任ある立場にある者の場合、
許されない行為だと思う。

今回は前回の訂正をし、もしここを見て誤解を与えたことがあればお詫びするのが趣旨なので、これ以上社長のことを書くのはやめにしたいが、徹底した責任追及が必要なことは間違いない。