今年一年を振り返る企画。
題して、「ひめ虎会選定!2012年阪神タイガース10大ニュース」をお送りします。
今年は長編になりますので、2から3回に別けて掲載します。
早速行きましょう!
まずは、
第10位 『男前襲名、藤井彰人』
昨シーズン終盤、矢野さんが引退を表明、そしてシーズン終了直後く、城島が膝の手術を行い、開幕に間に合うかどうか微妙な状態となる中、正捕手の補強が急務となりました。そんな中、楽天の藤井彰人捕手がFA宣言を行っており、人的補償のないCランク選手として、球団は白羽の矢を立てました。藤井捕手も大阪出身で、相思相愛で阪神入団が決定となりました。この時点で、ファンの歓迎度は、3割以下だったと思います。(正直、私もそうやった。)
一方、城島は、開幕に間に合わせたものの、完全復調はしておらず、キャッチングミスが目立つなど徐々に精細を欠くようになり、6月10日、一軍登録を抹消。代わって、藤井がスタメンマスクを被りはじめてから、投手との息も、守りのリズムも、格段に良くなり、チームの成績は徐々に上昇。これは誰しもが認めることだと思いますよね。
そんな中、藤井が虎の正捕手であることが認知された日。忘れもしません、7月2日、対横浜戦(甲子園)
試合後、同い年の新井さんとともに、お立ち台へ上がり、新井さんに言わしめた称号。振り返りましょう!
レフトスタンドへ!移籍第1号ホームラン!
試合後のヒーローインタビュー
~中略~
アナ:これで2試合連続のホームランです。
新井:明日からもまた打てるように頑張ります。
アナ:あと、ホームランと言うとこの人も素晴らしかった、藤井選手です!
藤井:ありがとうございます。
アナ:超満員の甲子園でのホームラン、お気持ちいかがですか?
藤井:僕が一番ビックリしてるんですけど・・・、あの~、皆さんが一番ビックリされてるんじゃないですかね。(爆笑)
アナ:新井さん、藤井選手の移籍第1号ホームラン、チームメートの反応はいかがでしたか?
新井:あの、・・・みんな喜んでましたし・・・さすが、男前とみんな言ってました!(大爆笑)
アナ:藤井さん、さすが男前というところ、魅せられましたね!
藤井:あの~、顔しか取り柄ないんですけど、一生懸命頑張りますので、よろしくお願いします!(大爆笑)
そして、翌3日にも猛打賞の大活躍!
ヒーローインタビュー猛打賞の浅井と藤井
アナ:2日連続のお立ち台、如何ですか?
藤井:良い日が2日続いてくれました。
アナ:もう慣れたんじゃないんですか。
藤井:そんなことないです(笑)。
アナ:3安打の活躍について。
アナ:バッティングの方が顔ほど自信ないんですけど(笑)、3本打てて良かったです。
以下記録です。
城島スタメンマスクの試合成績 15勝22敗1分け 勝率.405
藤井小宮山スタメンの試合成績 53勝48敗5分け 勝率.525
ということで、入団してくれていなかったら、どん底の成績だったでしょうね。
ありがとう、藤井!
続いて・・・
第9位 『青い瞳の侍、ジェフ現役引退』
本年2月14日、ジェフ・ウイリアムス投手が、現役引退を球団通じて表明したことです。
08年シーズン思うような活躍ができず、そのオフ、球団は契約しないことを発表。しかし、ジェフは、再び、甲子園のマウンドに上がることを夢見て、必死にリハビリを行い、一時は経過良好で、球団も再契約の意向調査をするほど回復を見せておりましたが、ついに夢破れました。
03年から7年間阪神に在籍し、最初はストッパーとして、その後、中継ぎでフル回転。 ジェフ(J)、球児(K)、久保田(K)での鉄壁投手リレー、JFKの存在は伝説となりました。阪神での通算成績は計371試合登板で16勝17敗47セーブ141ホールド、防御率2・20の成績を残してくれました。
ジェフのコメントです。タイガース公式ホームページより~
「復帰を目指してずっとリハビリをしていましたが、左肩の故障が再発したので、現役を続行する事は不可能と判断し、引退を決めました。タイガースから現役引退を発表したのは、自分が最も愛着のある、そしてお世話になった球団だからそうしたかったのです。タイガースでの思い出は、03年と05年のリーグ優勝です。特に05年は、球児や久保田と共に「JFK」と呼ばれたシーズンで、自分の中でリリーフとしてのスタイルを確立できたこともあり、とても印象深い優勝でした。また、甲子園球場で投げるときのタイガースファンの素晴らしい声援、あのサポートは日本を離れた今でも心に残っています。今後について現時点では何も決まっていませんが、自分としてはタイガースの一員としてタイガースのお役に立てればと思っています。ファンの皆さん、本当にありがとうございました。」
日本人よりも強い気概を持って、チームを愛し、勝利に貢献していた彼を、いつしかファンは「青い瞳の侍」と呼ぶようになりました。現在は、アメリカで球団付きスカウト活動を行っている様子です。指導者として甲子園へ戻ってくるプランもあるので、夢の続きは指導者として・・・。
続いて、