2月22日から25日の4日間、時計パーツ装飾ゼミが行われました。
今回のゼミを担当して頂いたのは、ウォッチメーカーの牧原先生。
牧原先生はウォッチコースで時計技術の授業を担当する他に、
独自に時計を製作して販売も行っています。
そんな牧原先生が得意にしているのは、エングレービング。
エングレービングは、彫刻刀で金属に模様を刻む彫金技法です。
上の時計は、牧原先生の作品。非常に美しい装飾が施されています。
今回のゼミでは、時計の部品にエングレービングをするのが、最終目的です。
時計パーツ装飾ゼミは初級2日間・上級2日間で行われ、
まず初級でエングレービングで使用する彫刻刀「ビュラン」の作成から行いました。
このビュランは非常に硬い超硬金属で出来ていて、ダイヤモンド砥粒が入っている砥石やダイヤモンドペーストなどでしか、磨くことができません。
ビュランの出来で、エングレービングの輝きが変わってしまいます。
写真の機械は、牧原先生の工具で、この工具を使うとビュランを綺麗な鏡面仕上げにする事ができます。
ビュランの作成の後は、真鍮製の板にビュランで模様を入れていく作業。
牧原先生の実演作業を顕微鏡で確認した後は、ひたすら練習です。
今回のブログはここまで!
この続きは「時計パーツ装飾ゼミ②」に続きます!