インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国 | h

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♪てーてれってー♪てーってれー
ということで、やっと見てきた。
「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」
平成20年、映画館での鑑賞34本目。

楽しみにしてた。楽しかった。面白かった。
すごーくインディ・ジョーンズだった。
出し惜しみせずに最初っから飛ばしてくれる。
立て続けに騒動が起こるけれど
合間合間に緩いシーンが挟まれてるのが好き。
どんなに派手でも、同じ波ばかり続くと飽きてしまうもの。
その点、これは大波小波を使い分けてて
ずっと同じテンションではないから飽きずに楽しめる。
飽きもせず疲れもせず、全く長さを感じない2時間だった。
このタイミングの測り方に監督の腕を感じる。凄いわ。
しかし監督の腕の振るい方はよく分からん。
最重要アイテムであるはずのクリスタル・スカルは
どうにもオモチャのように見える。
セットの具合やCGも、もっと出来るだろと思う事がしばしば。
このクオリティも味の一つなのかも知らんが。

この映画の要素を改めて考えてみると、かなりごった煮。
アドベンチャー、SF、コメディ、ラブコメ、ホラー、アクション。
街、森、遺跡、謎解き、裏切り、
銃撃、剣戟、爆発、ムチ技、肉弾、カーチェイス。
もりもり盛り込んでもチグハグにせず軸ぶれず統率がとれてる。
インディ・ジョーンズというカラーで纏まってる。
本作はインディ・ジョーンズシリーズそのもので
しっかりとシリーズのカラーを受け継いでいるのだけど
それだけではなくて、これまでには無い新しい要素も入れてる。
ロズウェルとか、マイキー (偽)とか。
それでも紛れも無くインディ・ジョーンズの世界。好きだ。
しかしシリーズの特色のひとつである、軽いホラーは苦手。
それあってのインディ・ジョーンズといえる要素だと思うけど
やっぱり死体やら虫やら襲い来る謎の民やら怖くてヤダ。
ところで、、、今思えば本作ではオンナの要素はほ薄かったな。
セクシー美女との色恋沙汰とか。
マリオンはかわいいけど子持ちのオバチャンだし
スパルコは襟のつまった服で、オンナを武器になんてしない。

インディ・ジョーンズの世界にハマるか心配していたシャイア
見てみたら良かった。役に合ってたし笑わせてもくれた。
笑うところも笑わなくていいところも笑った。森のシーン。
車での大股開き、上手すぎるツタさばき。あんた猿?
シャイアに限らず笑えたのは、とにかく丈夫すぎるとこな。
ロシアの水陸両用車、頑丈で凄いけど、もっと凄いのは人間。
どんだけ丈夫。どんだけ強運。

最初から最後まで楽しませてもらって
かなり満足して帰ってきたんだが
実は、ほんの少しだけ、不満が。
はっきり書くのは憚られるんで誤魔化しながら書くけど
浮上するアレは映して欲しくなかったし
○○人っていう言葉も聞きたくなかった。
それらを取り上げた事自体には反対しないけれど
出来ればハッキリとは表さず、ぼかして終えて欲しかった。
ここは製作側でも悩んだところかもしれないなあ。
明確な言葉を出さずにずっと引っ張ってたし
○○でなく次元と言い表したりしてたから。

いずれにしろ、またインディ・ジョーンズを見られたのは嬉しかったな。
前作からかなり経ってるのというに、よくぞやってくれた。
こうなると期待してしまうのは次回作。
あったらいいけど、、、、
ラスト、あの場所であの姿の二人を見たら
次はもう無いんだろうなって諦めた。
でもでも、最後の最後でまたちょっと期待。
ハリソンやスピルバーグやルーカスの予定は分からんが
インディはまだ冒険やめる気ないらしい。

自分はこのシリーズの熱心なファンではないが
前の作品たちの印象的な部分はしっかり覚えてたようで
あの倉庫がレイダース のラストで登場した場所とすぐ分かった。
例の箱をちらっと見せてくれるという演出もあった。
本作は前の作品を知らなくても面白いものだと思うが
シリーズを通じてのネタがちょいちょいあるんで
これまでの作品を見たことがない人は
さらっとでも全部見てから鑑賞してもらいたい。より楽しいから。
とりあえずジョーンズ博士の名前と苦手なものくらい押さえとけ。


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