◆日本と欧州各国の移籍期間 Jリーグ 秋春制移行 | 和久井秀俊オフィシャルブログ「海外サッカー選手のホンネ」Powered by Ameba

◆日本と欧州各国の移籍期間 Jリーグ 秋春制移行

和久井です。

スポーツ選手の移籍というのは、メディアで大きく報道されることがあるね。その移籍のルールがスポーツによって違うのは当然だけど、国によっても違います。

今回は、移籍市場(移籍マーケット)やウィンドウとも呼ばれている、シーズンオフの選手の移籍期間について

選手の移籍には、選手が移籍できる期間が設けられていて、移籍期間とはその国のクラブ、リーグの登録期間でもあります。

FIFA(国際サッカー連盟 )は各国サッカー協会に対し、年2回の登録期間を設けることを義務づけている。シーズン(リーグ戦)と次シーズンの間に最大12週間、シーズン中に最大4週間の期間と定められていて、各国サッカー協会はその国の最適な移籍期間を設定しています。

その国のサッカー協会が定めた登録期間内に登録を済ませることで、選手としてその国のリーグに参加できます。



FIFAの規定は同じだが、各国でそれぞれ期間が違います。

例えば2010年の日本リーグではシーズンとシーズンの間は、2010年1月8日(金)~4月2日(金)までとしていて、シーズン中は2010年7月16日(金)~8月13日(金)としている。詳細は、Jリーグ公式サイトを参照して下さい。

欧州各国リーグは、「サッカー選手はシーズンオフに、毎年●●を考える。」でも述べたように日本とは開幕時期が異なるために、シーズンと次シーズンの移籍期間は6月~8月の間、シーズン中は1月の間と設定されています。(一部、日本と同時期開幕の欧州リーグもある。)

シーズン終了後やシーズンの中断期間中は選手の休息の時間とも思えるが、実は選手の多くは活発に行動しています。

その移籍期間の中で、目まぐるしく選手の移籍が繰り返されます。移籍期間ぎりぎりに移籍を発表する選手も少なくありません。


昨年2009年、選手の移籍を自由化する理由などで、欧州各国のリーグ開催期間に合わせる「シーズン移行」を検討した日本サッカー協会でしたが、各クラブの反対もあり却下されたようです。

もちろんどちらもメリット、デメリットがあります。

しかしながら今回の提案は、僕は短期的、長期的に見てもお客さんや選手のパフォーマンス等を考えてもプラスに働くとは思えません。そもそも選手の移籍だけを理由にするならば、現時点で日本リーグの開催期間だけが問題ではありません。

なによりも、日本はすべてにおいて日本独自のスタイルを長いスパンで作り上げていくことのほうが大事ではないかと思います。

そもそも移籍期間というのはもちろん選手にとっても大事ですが、クラブ、サポーター、すべてのサッカー関係者に影響を及ぼすものなんです。

移籍については、FIFAで定められた規定と各国サッカー協会の規定があり、その規定も詳細に定められています。

それはまた後ほど、綴っていくことにしましょう。

→目次へ