今までのこと | 過食と私

過食と私

摂食障害のブログです。過食症の克服を目指しています。

2年ぶりの更新。

この2年間いろんなことがありました。

約1年半前に結婚して、現在妊娠9ヶ月です。

過食嘔吐は結婚してからもたびたび発症しました。

発症しては行き詰まり、夫に打ち明けて一緒に考えてもらいました。

ひとりで何とかしようと秘密にしているうちはどうしてもやめられず

私にとってはパートナーである夫に打ち明けることが一番の薬になりました。

妊娠初期の頃もつわりのストレスなどから再発していしまい

今度こそ夫をがっかりさせてしまうのではと恐れ、

胎児への申し訳なさも重なり罪悪感がいままで以上に重くのしかかりました。

結局夫に打ち明けることになり、夫は怒りもしましたが受け入れてくれて一緒に頑張ろうといってくれました。

やっと秘密という地獄から抜け出て、以来ここまで過食嘔吐はしていません。

 

私の過食症については夫と二人でよく話します。

夫は「もう君には過食はきっと必要ないと思うよ」といいます。

私はまだまだ自分がいつ過食に逃げるのかという不安がぬぐえません。

でもそう言ってもらうと、少し「そうなのかな」と勇気が湧いてきます。

「またきっとやっちゃう」と思っているよりも、

「ピンチがあっても別の方法をとるようにしよう」と思っている方が

少しでも再発から遠のくことにつながります。

 

夫は夫で違う問題を抱えていて、私たちはそれぞれの問題と二人で支え合いながら向き合っています。

夫は私を全面的に受けれてくれます。

ただ私たち夫婦がいまの信頼関係をきづけるようになったのはここ一年くらいです。

その前にとてもしんどい時期があり、ある大きな問題を乗り越えたことがきっかけで

お互いの間に家族らしい絆を感じられるようになりました。

 

お互いに良いところを尊敬して、悪いところも受け入れる。

そんな事の積み重ねのおかげで、私は自分を責める熱が冷めて行き、なんとなくゆったりとして気持ちで過ごせるようになりました。

以前は少しでも思い通りならないと涙が出るほどいら立って家族に当らずにはいられないくらいでした。

そんな自分が嫌でつらかったです。

 

そんな暮らしの中でも以前のように強烈な自己嫌悪に陥るときがあります。

そんなときは一度静かに考えて、別の見方ができないか、自分に問いかけるようにしています。

感情はなかなか収まりませんが、考え方だけでも切り替えられるようにチャレンジしてみる。

 

自分がそんなに悪かったのか、そうでもなくてただの思い込みや自意識過剰じゃないか。

悪いとしたらどこが悪かったのか。

悪いとしたらその気づきを次に生かせばよくて、今回ですべてが終わったわけじゃない。

いつでも完璧にこなせるわけがないのだから。

 

心はモヤモヤして辛いけど、ひとまずこんな風にちゃんと向き合ってみるようになりました。

以前もやってはいたけど感情が強烈すぎて、向き合いきれないうちに過食に逃避していたんだと思います。

 

過食したいという気持ちがなくなったわけではないし、相変わらずの食い意地です。

食べ過ぎて後悔して、嘔吐したい衝動も沸いてきます。

そんな気もちも、こまめに夫に打ち明けてため込まないようにしています。

ため込んだらこっそりやっちゃうから。

 

私は高齢出産のため、心配なことがあります。

妊娠初期に過食したのも、つわりストレスに加えてその不安がとても大きかったせいもあると思います。

生れるまでは分からないけれど、生むと決めてここまで来ました。

私たちのところへ来てくれた赤ちゃんのためにも、私たちの幸せのためにも少しずつ強くなっていきたいです。