携帯電話 | 鮎釣り師のひとり言

鮎釣り師のひとり言

鮎釣り師ガバチャの綴る悲喜こもごもな日常。
聞いてやってください。

 まだ携帯電話が珍しい頃、スナックなんかで見せるとよくモテた。
 ある日のスナック帰りに、ジャンパーを忘れたことに気がつきヨシッと運転手に見せるように大げさに携帯を取り出しママに連絡。

「あーママ、ママ」
 ママは眠そうにウンといった後「どいたがぞね夜中に」と、いきなり土佐弁を返してきた。

 はて? ママさん高知県出身やったっけ、と思った瞬間気がついた。声の主は自分の母に違いない。午前1時、短縮ダイヤルの押し間違い。スナックではなく実家につながっていた叫び

 「間違いでしたか。いやー私もよくありましてねぇ」と運転手。
 ちっともフォローになってねえって。そんじょそこらの間違いじゃねえもの、と顔面火だるまのボクメラメラ

 翌日、母から電話で夜遊びが過ぎるとしこたま叱られ、そばにいた家内に笑い転げられた。恥ずかしげもなく田舎のおかあちゃんを「ママ」などと呼んだのは後にも先にもこのとき限りである
ガーン




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