「今日、私たちの釣りを道の上から見ていたおじさんがいたけど」
とアユノスケ師匠。
「カブに乗ってましたでしょう?」
「そうそうカブに乗ってた」
とオーイカズさん。
「そのお爺さんですよ、お婆さんのご主人。四村川の人で毎日花を手向けに行っているらしくって」
なるほどそうだったのか。
ボクらの釣りを羨ましく見ていたのではなかったのだ。何も知らないボクらは、一日中大声で馬鹿笑いをしながら釣りに興じていた。
「そうかあれは花だったんや」
オーイカズさんが思い出すように言った。
「うん、なんか草のような束を投げるのをオレも見た。きっとお婆さんへの花だったんやな」
アユノスケ師匠が相づちを打った。
しばし会話が止まった。
女は、話題を変えるようにテレビをつけた。
「おお、阪神また勝ってるわ」
野球中継が映りオーイカズさんの声が店内に響く。
「阪神今年調子良いですね」
と女は笑顔をつくってビールをオーイカズさんについだ。
「今年は優勝や。絶対絶対優勝間違いなーし」
オーイカズさんが調子をつけて言うと、女はくすくすと笑った。
ボクらの酒のペースが上がった。
アユノスケ師匠が携帯でブログのチェックをする。
「ガバチャさん、ブログ村の四国発シャムグリラの川辺でを見ると四国遠征したくなるね」
とアユノスケ師匠が携帯を見せる。
「ええチャラ瀬のトモさんでしょう。四国は最高ですよ。この夏ボクの田舎の安田川に行きますか」
とボク。
「なんよその四国発シャモ、シャモ蹴りがなんとかかんとかって。そやママさんここシャモ肉おいてない」
とオーイカズさんが焼酎をグビグビあおる。 女はこらえきれず吹き出した。
「紀美代ちゃんやってるかー」
と地元の常連客が数人入ってきた。
酔っぱらいどうしすぐに慣れ親しんで、ボクらはうだうだと十時頃まで居座った。
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「そうそうカブに乗ってた」
とオーイカズさん。
「そのお爺さんですよ、お婆さんのご主人。四村川の人で毎日花を手向けに行っているらしくって」
なるほどそうだったのか。
ボクらの釣りを羨ましく見ていたのではなかったのだ。何も知らないボクらは、一日中大声で馬鹿笑いをしながら釣りに興じていた。
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オーイカズさんが思い出すように言った。
「うん、なんか草のような束を投げるのをオレも見た。きっとお婆さんへの花だったんやな」
アユノスケ師匠が相づちを打った。
しばし会話が止まった。
女は、話題を変えるようにテレビをつけた。
「おお、阪神また勝ってるわ」
野球中継が映りオーイカズさんの声が店内に響く。
「阪神今年調子良いですね」
と女は笑顔をつくってビールをオーイカズさんについだ。
「今年は優勝や。絶対絶対優勝間違いなーし」
オーイカズさんが調子をつけて言うと、女はくすくすと笑った。
ボクらの酒のペースが上がった。
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「ガバチャさん、ブログ村の四国発シャムグリラの川辺でを見ると四国遠征したくなるね」
とアユノスケ師匠が携帯を見せる。
「ええチャラ瀬のトモさんでしょう。四国は最高ですよ。この夏ボクの田舎の安田川に行きますか」
とボク。
「なんよその四国発シャモ、シャモ蹴りがなんとかかんとかって。そやママさんここシャモ肉おいてない」
とオーイカズさんが焼酎をグビグビあおる。 女はこらえきれず吹き出した。
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