「D-BOYS STAGE vol.3 鴉~KARASU~04」 観劇感想 | 日常非日常

日常非日常

日常の何気ないことだったり、舞台やミュージカルなどの非日常な空間のお話だったり、
日常・非日常の狭間で生きているブログです。
そのときそのとき興味のあることについて、不定期に更新しています

先日、ブログにもアップしましたが、青山劇場で行われていた

D-BOYS STAGE vol.3 鴉~KARASU~04

18日(土)の夜の公演を見に行ってきました。


今回の「04」公演の出演者と配役は以下の通り。


鈴木裕樹(細谷 十太夫 直英 役)

五十嵐隼士(寅吉 役)

加治将樹(大嶽 修造 役)

柳浩太郎(五郎 役)
柳下大(太一 役)

足立理(竜 役)

中村昌也(乾 進之介 役)

高橋龍輝(宗次 役)

橋本汰斗(久我 源 役) 他


細谷隊長役の鈴木裕樹くんは、相変わらずイケメンでした。

でも、脚本のせいなのか鈴木君の実力不足なのか、主役であるはずの細谷が全く主役に見えなかったのがすごく残念。

鴉組を作った当初の私欲にまみれて他の隊員を使い捨てにしようとしてたところから、鴉組のメンバーを本当の仲間だって言えるようになるまでの心の変化も全く見えてこなくて、なんかイマイチお話に入りきれなかった感じがしました。

もう少し、そのあたりを丁寧に描いて欲しかったなあ・・・と。

中村昌也くんが演じた鴉組副隊長の乾は、柳下大くん演じる太一が単身敵陣に乗り込んで奪われた刀を取り戻したくだりから、他の隊員にも心を開いていった印象は受けたのですが、隊長に関しては全くで。

(わたしが見逃してただけでしょうか・・・?)

乾の刀を取り戻すために負傷した太一の最期のシーン、細谷が黙って空を仰いでいたんですが、そのときの彼は何を思っていたのでしょうか・・・。


最期のシーンといえば、久我が鉄砲で撃たれて死ぬシーンも、実はイマイチついていけずで。。

唐突にお涙頂戴シーンが挿入されたって感じがして、なんとなく白けてしまいました。

こっちも個人的に、大嶽と久我との関係性がイマイチしっくり来なかったんですよね。。。




・・・と、ネガティブな感想もありましたが、全体的には面白かったです。

笑いあり涙あり、終わりも思っていたよりスッキリだったので(もっと救いのない感じのラストだと予想していたので)楽しく見ることができました。あと個人的には、音も良かった。



そして今回、D-BOYS STAGE初舞台の高橋龍輝くんと橋本汰斗くん。

ふたりがかなり良い仕事をしていたことに感動でした。

というか、高橋龍輝くんが予想外に良い演技してて。

不覚にも高橋くんのシーンで泣かされました・・・!

テニスの王子様(テニミュ)の舞台が3月末まであって、そこからようやく本格的に稽古に合流しているんだと思うんですが、短い稽古期間でここまで出来るなんて。本人の才能からくるものなのか若さからくるものなのか・・・。

柳下大くんと兄弟の役だったんですが、なんとなくこの二人似てるんですよね。

兄弟役っていうのがすごくはまってました。


橋本汰斗くんはビックリするほど身のこなしがキレイ。

アクロバティックが得意なのか、舞台上でバック転したり結構動いていたんですが、とにかく動きがキレイ。

新体操みたいなしなやかな動きでした。

役柄もあってか、エクステつけてロングヘアーだったんですが、一瞬女性に見えてしまったりしました・・・。




大嶽役の加治将樹くんは、相変わらず上手い。

今回のメンバーの中では、一番安心して見ていられます。

良い意味でD-BOYSらしくない演技。


五十嵐隼士君は初期からのメンバーではあるけど、他の子と比べて舞台経験がほとんどないっていう部分で出遅れてる感がありました(わたしの中で)。

でも、今回は上手く役がハマっていたなと思います。


中村昌也くんは、去年と比べて随分と成長したなあと感じました。

身体が大きい分、舞台上でも存在感抜群ですよね。

彼と並ぶと、身長180センチの鈴木くんが小柄に見えるという不思議(笑)


足立理くんも良い演技するなあと思います。

ラストゲームでの応援団長役も良かったですが、今回の1人2役(笑)もなかなか良かったです。

初期から応援している身としては感慨深いものがあります。


柳下大くんは器用な子だなあと思います。どんな役も上手くこなす。

今まではどっちかっていうとD-BOYSの中でも後輩っていう感じだったと思うのですが、高橋くんとの兄弟役っていうこともあってか、先輩っぽさが出てきたんじゃないかな~なんて思ったりしてます。


柳浩太郎くんに関しては、もうすごいとしか。

一昨年の完売御礼、去年のラストゲーム、そして今回の鴉と見ていますが、見るたびに驚かされます。

もちろん、舞台上での移動だったり考慮されている部分はまだまだありますが、単純に演技を見る限り、彼の背負うハンディはもうほとんど感じさせていないように思いました。

(彼に関してはWikiとかで調べていただければと思います)





こうして見ると、D-BOYSってかなり個性的な面々が集まってるんですよね。

なんとなく、ビジュアル重視でアイドル演技っていうイメージがついてしまっているんですが、必ずしもそうじゃないと改めて感じました。

こうやって彼らの舞台を見ていると、「俳優集団」ってフレーズも伊達じゃないなあと思います。


10月公演メンバーには、個人的に一推しの和田正人くんや、前期ドラマ「ヴォイス」や今期の「白い春」に出演している遠藤雄弥くん、「ゴットハンド輝」に出演している荒木宏文くん、「アタシんちの男子」の五男:瀬戸康史くんなどなど、またまた魅力的なメンバーがたくさん出演するので、こちらも非常に楽しみです。