本日の衆議院本会議では、
オマーン国諮問議会議長一行が傍聴。
議長の名前は、
ハリッド・ビン・ヒラール・ビン・ナセル・ビン・サイフ・アル・マアワリ氏です。
針ッど瓶 平ある瓶 成せる瓶 財布ある まあ悪りい
と覚えておきます。
本会議では、三ツ矢憲生外務委員長が
在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案（193国会閣20）
の審査報告。
全会一致により可決しました。
次に山口壮安全保障委員長から、
駐留軍等の再編の円滑な実施に関する特別措置法の一部を改正する法律案（193国会閣18）
の審査報告。
自民・民進・公明・維新の賛成多数により可決。
共産・自由・社民は反対しました。
以上の2法案は参議院に送付。
続いて岸田文雄外務大臣より条約が提出されました。
●日本国の自衛隊とアメリカ合衆国軍隊との間における後方支援、物品又は役務の相互の提供に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件（192国会条2）
これはすでに前国会から提出されている条約でありますが、一度もまだ審査されていません。
以下は新たに締結されたオーストラリアとの協定、そして英国との協定。
●日本国の自衛隊とオーストラリア国防軍との間における物品又は役務の相互の提供に関する日本国政府とオーストラリア政府との間の協定の締結について承認を求めるの件（193国会条1）
日豪ＡＣＳＡ（物品役務相互提供協定）は、自衛隊と豪州国防軍との間で物品・役務を相互に提供する際の決済手続等の枠組みを定める協定です。
日豪ＡＣＳＡによって、ＰＫＯや国際緊急援助活動などを自衛隊と豪軍が行う際、現場において、水・食料・燃料・輸送などの物品・役務を、確立された統一的な手続により融通することが可能となり、日豪間の戦略的パートナーシップが一層円滑・強固なものとなっています。また、このような日豪間の協力の円滑化・強化は、アジア太平洋地域の平和と繁栄に貢献するとともに、協力を通じた域内秩序の形成にも資することが期待されます。
現行の日豪ＡＣＳＡは平成２２年５月に署名され、平成２５年１月に発効しました。その後、我が国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増す中、切れ目のない対応を可能とする平和安全法制が整備され、自衛隊から豪州国防軍に対して物品・役務を提供できる場面等が拡大されました。これを受け、新たに物品・役務を提供できることとなった場面においても、現行の日豪ＡＣＳＡの枠組みを適用できるようにするため、平成２９年１月、現行の日豪ＡＣＳＡに代わる新協定に署名しました（未発効）。
新協定により、自衛隊と豪州国防軍との間の緊密な協力を促進し、国際の平和と安全に対する更なる積極的な貢献を追求する活動において、自衛隊と豪州国防軍がそれぞれの役割を一層効果的に果たすことが可能になります。
◯（和文）（PDF:120KB）（外務省ＨＰ）
●日本国の自衛隊とグレートブリテン及び北アイルランド連合王国の軍隊との間における物品又は役務の相互の提供に関する日本国政府とグレートブリテン及び北アイルランド連合王国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件（193国会条2）
平成２９年１月、ロンドンにおいて、鶴岡駐英大使とジョンソン英外相との間で日英ＡＣＳＡ（物品役務相互提供協定）の署名が行われました。（未発効）
日英ＡＣＳＡは、自衛隊と英国軍隊との間で物品・役務を相互に提供する際の決済手続等の枠組みを定める協定です。これにより、共同訓練や国際緊急援助活動などを実施する際に、現場において、水・食料・燃料・輸送などの物品・役務を、確立された統一的な手続により融通することが可能となり、日英間の戦略的パートナーシップが一層円滑・強固なものとなります。
日英両国は、国際社会で互いに緊密に連携している安全保障上のパートナーであり、日英ＡＣＳＡの締結により、英国との安保・防衛協力を一層推進していくことができると期待しています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000223657.pdf (外務省HP)
以上の3条約につき、
自民党は熊田裕通議員、
民進党は升田世喜男議員、
公明党は浜地雅一議員、
が質問。
大島理森議長から川端達夫副議長に議長席が代わった後は、
共産党から本村伸子議員、
維新からは吉田豊史議員
が質問。
安倍晋三首相、岸田文雄外相、稲田朋美防衛相が答弁。