12月6日の報告▲本会議
●大島理森(衆議院議長) 13時 02分 01分
1.ストーカー行為等の規制等に関する法律の一部を改正する法律案(192国会参51)
2.特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律案(189国会衆20)
3.無電柱化の推進に関する法律案(192国会衆9)
4.自転車活用推進法案(192国会衆10)
5.道路運送法及び貨物自動車運送事業法の一部を改正する法律案(192国会衆11)
の五つを議題とするが、1と2については後回しとして3.4.5の国土交通3法案を先行して議題としました。
●西銘恒三郎(国土交通委員長) 13時 03分 05分
の起草からの報告。全会一致により可決。
●秋元司(内閣委員長) 13時 08分 05分
の報告。この法案は参議院から提出されており、参議院内閣委員長は民進党。
そこで以下のような面白い現象が発生。
ストーカー規制改正法案を人質にカジノ法案審議入りするも・・・
ストーカー規制法改正案は全会一致で可決され、参議院から送付された法案であるのでこれで成立するのですが、次のIR法案での採決では民進党全員及び公明党議員1名が退席します。
民進党は、ここで退席するよりもまず、
「議長ォーーーーーっ」と叫んで動議を提出してみるなどやればいいのですが、もちろんやりません。
そして、この法案はそもそもにおいて、前原誠司元外相が民主党時代に提案したものであり、自由党の小沢一郎代表はカジノ議連の最高顧問です。なおかつ維新の党出身の民進党議員は全員賛成のはずです。提案者の一人である柿沢未途民進党議員は提案者から降りたいと言っていたそうでありますが、それは委員会の審議に問題があるからだとしています。したがって蓮舫代表の言う「刑法に違反しているからダメ」という理屈は通りません。今回も民進党はまたまた退席戦術を使うわけでありますが、その目的が不明確です。党内にとってカジノがいいのか悪いのかすら決めておらず、委員会の審議時間が短いからというのでは、党の方針があるとは言えません。とにかく政府や与党の足を引っ張ることだけを目的としてしまっていて、自分たちに政治目標がない表れでもありました。
この内閣委員会のときの審議で筋が通っていたのは日本共産党だけでした。
そしてこの日の本会議は、自民党と維新の会が賛成、公明党は22人が賛成・11人が反対・1人は退席・1人は欠席、民進党は全員退席、共産党が反対でありました。
よって賛成多数によって可決され、参議院に送付されました。参議院においては慎重審議を望みます。そして競馬王である小川敏夫議員が先頭に立って反対討論をしてもらいたいものです。